THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

岩見沢livehouse strawberry jungle VOL..37

2010-06-21 20:03:51 | Live Set List
2010 6 20(sun)
STA企画liberation8



恒例の遠征ライブで、ここストロベリージャングルは、STAにとっても、もうおなじみの聖地であります。
ここに立つのが初の4バンドはドアを開けて会場に入るなり、その華やか&豪華な圧倒的空間にビックリして息を飲み、それぞれにしばし呆然と立ち尽くしていました。

なお、「liberation」としては初の旭川から2バンド(kana@kera vehicle's)をお招きしてのライブ。
なんと差し入れのスイカを切って会場中に振舞ってくれました。
ご馳走様。

リハーサルは順調に進行。
STAの企画ライブでは初の、全出演バンドがリハをしました。
もちろん珍しくSTAも。
ところがSTAのメンバーはまだ4名が到着しておらず、急遽vehicle'sから5名の方に演奏協力してもらいました。
しかも予定外の曲までお願いしてしまい申し訳ありませんでした・・・。
vehicle’sさんのリハにもラバとミツが参加。
各バンドともにリラックスムードの中、ウォーミングアップを楽しみました。
時間も余裕タップリに進みます。
出演5バンド全てが鍵盤ありというのも初で、ステージ全体が器材の山!
その光景を見ているだけでも迫力満点です。
もう一つの初は、全5バンドに女性が在籍していたということ。
やッパリ女性が多いと華やぎますねえ!!
超満員の観客席、この店はSTAの企画が一番大盛況らしいですよ。
店内のBGMは当然「シカゴの軌跡」
ステージ後方中央には例のシカゴ・ロゴ旗が貼り付けられています。

午後6時15分よりトップバッター「M-swing」の登場。
私はここのバンドのメンバー2名を20年ほど前に、仕事やプライヴェートで知っていたのですが、今回初めて一緒での企画が実現しました。
なんと彼等はこの日、札幌テレビ塔下の広場にてライブを行いその後、ここへ駆けつけてのはしごライブです。
4人編成のオリジナルアコースティックブルースロックです。
ヴォーカルの存在感は圧巻。
アコーディオンも新鮮。

セカンドアクトは「MARTINI’n」
PIANOのチカさんは先月もSTAと一緒しました(カラー・オブ・トーンで)。
ジャズトリオでいぶし銀のサウンドを展開。
語るよりも、ぐいぐいと演奏で引っ張っていきます。
後半には、チカさんの伸びやかな歌声を聞くこともでき、
お嬢さんもママの熱演を応援。
会場からも「ちかさ~ん!」のラブコール。
ちなみにバンド名は「マティーニ」からとったそうです。
個人的にはデューク・エリントンが特に良かったなあ。

3番手は旭川より「KANA@KERA」
このバンド名の正式名称は、紅一点の歌姫とバックの男性陣をフルネームで「かなえと家来達」と呼ぶそうでその略称とのこと。
スーパーフライ等のポップスの中に、イーグルスの「ならず者」を織り交ぜてしっとりとセクシーに聞かせてくれました。
多くの男性のハートを射止めたのでは?
なんとキーボードのヒトシくんは、はるばるこの日の為に東京からの合流。
しかもキーボード2台持参。
ワイヤレスマイクを手にMCも担当と大活躍でした。

トリ前は「vehicle's」
旭川組の大所帯バンドです。
このバンド名からもわかるとおり、ブラスをフューチャーしたサウンドなのですが(1曲目はいきなりビークル!)、それだけではとどまらずに、「荒野のならず者」「プリーズ・ミスター・ポストマン」会場中が手を振り上げてのノリノリ「君の瞳に恋してる」。
STAからの熱いラブコールに快く答えていただき、今回の初顔合わせとなり、3曲目ではSTAのブラス4人とラバの計5人が合流しての「長い夜」!(総勢14名・・・もの凄い迫力)
STAで慣れっこの、この名曲を客観的に聴くのもまた贅沢な経験であります。



ギターソロの後半では、シカゴのライブヴァージョンのブラスリフもからめてあり斬新でした。
「かなけら」のメンバーが4人、掛け持ちのファミリーバンドです。(ギターとキーボードの方達は御兄弟です。)
ブラス3管のうち2管が女性で、ソロにヴォーカルにダンスととにかく見せ場だらけ。
振り付けダンスあり。

毎度の事ながら、マスターもぐいぐいとお酒が進んでカウンターではお得意のマジックを披露。
マジシャンでもあるのです。
器材の棚には、マジックの道具もズラッと並んでいます。
店内の装備も2個のミラーボール、巨大スクリーン、ハモンド&レスリー、マルチアングルカメラ、ドラ、パーカッション群一式、レーザービーム、スモークとこれらを拝むだけでも来店する価値あり。
出演する度に、必ず設備が増えているのですが、今回は表の看板&天井にズラッとスポットライトが新しくお目見え。
出演者達は本物のハモンド等にうっとりして触れていました。

ここで、あまりにもの熱気で会場内が酸欠状態になりかけたので、15分のインターバル。
空気に入れ替えタイムです。

さあ、お待ちかねトリの「the sapporo transit authority」だあ!!



-----SET LIST-----
1、SE:liberation(解放)・・・・・CHICAGO
2、~FREE(自由になりたい)・・・・・CHICAGO
3、~ONE FINE MORNING(ある晴れた朝)・・・・・LIGHT HOUSE
4、SPININNG WHEEL・・・・・BLOOD SWEAT&TEARS
5、SATURDAY IN THE PARK・・・・・CHICAGO
6、UNCHAIN MY HEART・・・・・JOE COCKER
7、~SUPERSTITION(迷信)・・・・・STEVIE WONDER
8、VEHICLE・・・・・IDES OF MARCH

::::::encore:::::
9、PETERGUNN・・・・・THE BLUES BROTHERS&SARA VAUGHAN



-----MEMBER-----
MASA・・・・・B VO CHO PER
NOBU・・・・・G PER
SHIGE・・・・・TP PER
KO-CHAN・・・・・TS
MITSU・・・・・TB RECORDER
KEN・・・・・DR CHO
RABA・・・・・PER
KAZU・・・・・VO CHO PER RECORDER
HAH-CHAN・・・・・AS

:::::guest players:::::
関博紀・・・・・VO BLUESHARP(HBCannouncer,蛇の穴)
CHICA・・・・・P(MATININ'N)
JYURI・・・・AS(VEHICLE'S)
SANAE・・・・・TP(VEHICLE'S)
YAMA-CHAN・・・・・TB(VEHICLE'S)
HIROSHI・・・・・KB(KANA@KERA)
MR.UEDA・・・・・HAMONDORGAN(STRAWBERRY JUNGLE MASTER)

special thanks to・・・・・hitomi&miyuki



今回のSTAは初の4部構成に挑戦!
まずはストロベリージャングル名物のドラをラバが轟かす。
定番のブラスロックメドレーにてノブは成毛滋直伝のギターソロをかまして一気に会場はヒートアップ。
なんかいつもと切れが違うなあ・・・と思ったら1月24日の夕張ライブ以来のSTA紅一点ハーちゃんが復帰。
(相変わらずキュートです。)
4管によるブラスは迫力倍増。
その流れをグイグイと手繰り寄せるように「スピニングホィール」
この曲のリフの説明に「ウィークエンダー」を引用したらマスターはじめ、その世代の男性人が「知ってる、知ってる!!」。
中間部での、もろジャズ展開によるスゥイング感満点のリズムにのって吹き込まれるシゲのトランペット・ソロには口笛&歓声があがる。
あのエンディングではミツ&カズによるリコーダーソロ。
マサはマラカスに持ち替え、シゲはペットにミュートをかませて、ノブ、ハーちゃん、コーちゃん、ケン、ラバ・・・と徐々に音がかぶさり最後は全員で賑やかにフィニッシュ。
今の2人によるリコーダーは昔の2人によるソロとは比較にならないほどに、ぴったり息が合っています。
カズはヴォーカルはもちろんのこと、タンバリン&コーラスでも彩を添えます。



ここから第2部。
ビークルズのブラス隊とカナケラの鍵盤が参加し、夢のコラボ実現。
総勢13人!!
ひろしくんはぶっつけ本番に挑みます。
ノブからの指示で軽くテンポの確認。
ところが第一音が鳴った瞬間から、スムーズにシカゴ・ワールドが広がっていきます。
たいしたもんですなあ、この曲のピアノのシンコペって癖があるのに。
この曲は、数日前に他界した、ミュージシャン仲間でもあるベーシストのY君の大好きな曲だったので彼に捧げました。(Yクンはこの日の出演者のバンドメンバーでもあったのです)。



第3部はソウルテイスト香る後半戦。
マティーニンからチカさんをピアノに招きいれ、HBCアナウンサー関博紀氏が中央に立ちます。



関氏は以前からコーちゃんのお友達とのことで、今回の共演となりました。
関さんは「蛇の穴」というバンドを率いていまして、モータウン系、スタックス系に関しては相当の博識家。
STAとのコラボの際に3曲をセレクトしていただきました。
その前にマサからバトンタッチで、本業の軽快なトークをお披露目。
そのまま、ブルースハープソロへ。
ブルージーなムードを漂わせて、アイコントを受けマサの重低音ベースがはじき出され「アンチェイン・マイ・ハート」
ヴィークルズさんもオリジナルのレイ・チャールズでカバーされていますが(無名時代のシカゴもカヴァーしています)、STAはジョー・コッカーのロック風味満載のアレンジに挑戦。
ヴィークルズさんも客席から振りを入れてくれてます。
中間部は今回特別仕様で関氏のブルースハープソロを倍の尺で導入。
エンディングのコーラス隊とブルースハープとの絡みから「迷信」へ。
関氏のシャウト、チカさんのピアノによるコードワークで、この曲も新たな生命を得たようで新鮮に響きます。
関氏の父の日トーク(この日は父の日です)を交えてラストチューン「ヴィークル」をヴィークルズさんに捧げます。(帰りがけ関さんに握手を求めている女性の姿あり!)



本編終了・・・・と、ここでアンコールの声!
「ありがとう!じゃあ、これからはこの人が登場しないとはじまらないでしょう。紹介します、盛大な拍手でお迎えください!!上田マスター!イエイ!!」
やんやの手拍子に迎えられてマスターはビール・ジョッキを片手に聖なるキーボードブースの中に腰をおろします。
第4部「ピーターガン」の始まり。



ケンのビート、チカのコードワーク、ラバのバッキング、カズによるグルーブ、ハーちゃん&シゲによるブロー、マサのボーカル、そこからコーちゃんのソロ、引き続きミツのソロ、そしてノブのカッティング、締めはマスターによるぶっ飛びハモンド・ソロ。
興奮の坩堝の中、ライブを終えました。



出演バンド、お客様、スタッフの皆様にお礼を述べ再会を誓い幕となりました。
後片付けをしながらも、バンドメンバー達は挨拶、会話を交し合い、中には名刺交換も。
ドリンクもかなり売れたようで。
どの方に聞いても「いい店ですね、ライブも最高、楽しかったです。また来たい」と好感触。
11時頃まで、スタッフ&お客様&メンバー達とでプチ打ち上げ。

さっそくクリスマス・スペシャルライブ・イベントが決定しました。

追伸・・・・今回はベースを落とさなかったよ(笑)



コメント (9)
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