大助の駆けある記

日本共産党・木佐木大助の山口県議会通信

6月県議会一般質問…6/16質問前の演説

2016年06月21日 | 記事
■アベノミクスを叫んで…選挙後、何をやったのか
 秘密保護法・集団的自衛権行使容認の閣議決定…そして戦争法

 日本共産党の木佐木大助です。質問に入る前に、一言、所見を述べます。
 安倍首相は、「アベノミクスを加速させるのか、逆戻りするのか…これが参院選の最大の争点だ」と各地で叫んでおられますが、「アベノミクス」を争点にするのは、これで3度目です。

 三年前の参院選では「デフレ脱却、この道しかない」と主張し、安定多数を得ました。選挙後にやったのは、国民の目・耳・口をふさぐ秘密保護法の成立強行でした。
 翌年の7月には集団的自衛権の行使を容認する「閣議決定」を強行しました。
 年末の総選挙も「アベノミクス」一本やりの選挙を展開し、自公両党で3分の2を獲得しました。そして選挙後にやったことは、憲法違反の戦争法・安保関連法の成立強行であります。

▼今後の狙いは…何処に
 国民・有権者を欺いて、三たび多数を得て、狙っているのは、憲法改悪にほかなりません。
 憲法問題について安倍首相は、参院選での争点化を避けようとしていますが、首相ご自身が国会で「在任中に成し遂げたい」と、繰り返し言明してきたことを忘れるわけにいきません。
 選挙は「アベノミクス」一本でやりすごして多数を得て、選挙後には憲法改悪を推し進める…こんな誤魔化しは、もう通用しません。

▼破綻明白…アベノミクス
 また、「アベノミクス」そのものの失敗も明らかです。
 安倍首相は、都合の良い数字だけ持ち出して「成果を上げている」と叫んでいますが、触れられない大事な数字があります。
 1つは、働く人の実質賃金が五年連続でマイナスとなり、5%も目減りしていること。もう1つは、日本経済の6割を占める個人消費が二年連続マイナスとなったという事実です。これは戦後初めての異常事態であります。
 どんな世論調査を見ても7~8割が「アベノミクスによって暮らしが良くなったと実感できない」と答えるなど、国民はもう、答えをはっきり出しています。

▼アベ政治に…厳しい審判を下す
 日本共産党は、戦争法の廃止はもちろん、アベノミクスに代わる民主的な経済政策への転換、時代逆行の改憲の阻止を大争点として、アベ政治に厳しい審判を下すため全力を尽くします。この決意を表明して、通告に従い一般質問を行います。

◆こうけつ厚さん…今週の一言

 毎朝1 本飲むオロナミンC にかけて、4 つのC… 「アベ政治をチェックC h e c k 、自公政権をクリアC l e a r 、今こそチャンスC h a n c e 、そしてチェンジC h a n g e 」と訴え、期せずして大きな拍手とコールが湧き起こりました。

■下関で…こうけつ厚さんと3野党代表が訴え
 六月十八日、下関駅前の人工地盤(エキマチ広場)で、「山口から日本を変える!山口デモクラシー…県下連結アクション」の一環として、集会・デモが行われ、老いも若きも三〇〇人が駆け付けました。

 この日朝から萩・長門宇部・山陽小野田を回って下関入りした、こうけつ野党統一候補は元気いっぱいです。
 集会は…主催者を代表して、元早鞆高校長の岡田さんと、県総がかり事務局長の岡本さんが挨拶。
 こうけつ統一候補の必勝に直接責任を負う3党の責任者として…民進党の西嶋県連代表、日本共産党の佐藤県委員長、社民党の山下県連副代表が、決意を表明しました。
 参院選公示目前、ますます意気軒昂なこうけつ統一候補は、「安倍暴走政治に審判下すために、全力をあげて頑張ります!この地元中の地元・下関から山口から日本を変えていきましょう!」最後に「4つのC」に思いを託して訴えました。
 連帯リレートークは、高校生の酒本君とクリスチャンの宮川さん、臼井弁護士が行い、中島牧師が集会宣言を提案しました。

■連結アクション集結…山口市民会館に800人

 1 9 日、岩国・柳井・周南・防府を巡って山口市に帰ってきた、こうけつ厚さんを迎えて、市民館大ホールで集会が開催されました。
 山大名誉教授の外山さんと金澤牧師が主催者挨拶。カエルの着ぐるみを身にまとった日弁連前副会長の内山弁護士が、「わやな政治を変えちゃろう」と題してメイントーク。
 三野党を代表して…京都から駆けつけた民進党・山野井衆院議員、高知・香川・岡山と一人区の野党統一候補の応援行脚してきた日本共産党・笠井衆院議員、広島から社民党・金子元衆院議員が、こうけつ候補の必勝を訴えました。
 元気いっぱいのこうけつ候補。「参院選を、安倍政治終焉への始まりの日にしよう」と訴えました。