偶然、NHKの「みんなのうた」を見た。
びっくりした!!
はじけた感じで『紅芋娘』と言う歌が流れた。
沖縄で紅芋に初めて対面した時の事は、かなりのインパクトで記憶している。
本土(ヤマト)のサツマイモは皮は赤紫、中は少し黄みがかった色をしている。
焼き芋屋のおじさんに「頼まれちゃって~」とか、別に言わなくてもいい言い訳をしながら、やっとの思いでゲットしたアツアツの焼き芋を . . . 本文を読む
石垣、川平のアパートに住み始めてまもなくの事だった。 ある日玄関のドアの新聞受けに、摘んできたタンポポのような可愛らしい小さな花が挟んであった。
「?」と首をかしげつつ、何故か捨てる気にもならず、手に取りコップに挿した。
それから数日、私が部屋にいると、ガタッと物音が玄関の方からした。
気になって玄関に行ってみると、ドアの新聞受けのふたの部分から、覗いている目があった。
「!」 . . . 本文を読む
沖縄の梅雨が明けたようだ。
日差しがグンと強くなり、南の島の本格的な夏が始まる。
石垣でダイビングの講習に使っていたビーチには、アイゴ(エグワー)の仲間がたくさんいた。 アイゴ・ゴマアイゴ・ヒフキアイゴ・サンゴアイゴなどなど、珊瑚の瓦礫の中を泳いでいた。
アイゴの仲間は、鰭(ひれ)に毒棘がある。
危険な生物に名を連ねるが、ダイバーはまず被害はないだろう。 釣りなどはかかった魚を . . . 本文を読む
昨日は大学時代の友人たちと、三回忌を迎える共通の友の墓参をしてきた。
文学部に所属していた私たちの中で、在学中のアルバイトがきっかけとなり、友は畑違いの建築設計の道を歩み始めた。 1級建築技師の資格も取り、事務所も構えて、全国を駆け回る生き生きと多忙な毎日を送っていた。
そんな友が病に倒れ、逝った・・・
まさに、駆け抜けるような早さで。
友の墓標には「ありがとう」と文字が刻まれ . . . 本文を読む
前回、記事をUPしてから、考え込んでしまった。
重いテーマで自分には到底抱えきれない・・・
でも、自分なりに一括りつけなくてはどうしようもないのも確かだ。
慰霊の日とした6月23日、60年前のこの日に沖縄での戦闘が終わった訳ではない。
日本が敗戦を認めた8月15日以降、9月に入ってからようやく終結をみる。
全島を焦土と化し、甚大な犠牲者を出した沖縄戦の悲劇は有名無名数限りない . . . 本文を読む
明日、23日は「沖縄慰霊の日」だ。
60年前の4月、圧倒的な戦力を以って、ついに米軍は沖縄本島に上陸し、以後軍司令部のあった首里一帯で激しい戦闘を繰り広げた。
5月5日の日本軍の総攻撃は失敗に終わり、首里の西、安里と東の運玉森の防衛に全力を傾けるも、21日までに占領される。
首里を中心に最後の戦闘を行って「玉砕」するか、更に後退するかの選択をするにあたって、一日でも長く戦うことが本土 . . . 本文を読む
石垣に住んでいたアパートの浴室には風呂桶がなかった。 シャワーだけだった。
どうも、湯船に浸かると言う習慣がない為の仕様のようだった。
まぁ、体を温める必要もないからかも知れない。
しかし習慣とは恐ろしいもので、汗をかけばすぐシャワーを浴びていた毎日であっても、ふと湯船に浸かってのんびりしたいな~と思う事がよくあった。
しかし、それは私だけの願望では無かった事は、ある日 . . . 本文を読む
石垣では、6月下旬から夏至にかけて吹きだす南風を「夏至南風(カーチバイ)」と呼ぶ。 四季の変化があまり無い南の島ではあるが、夏本番のスタートを告げる風だ。
真夏の間は「真南風(マハエ)」が吹き、9月下旬から10月にかけては「新北風(ミーニシ)」が吹きだす。
この風が秋の訪れを教えてくれる。
沖縄にいる時、方位を示すウチナーグチ(沖縄の言葉)がとても興味深く、未だに記憶に残っている . . . 本文を読む
いきなりお墓の話です。
沖縄のお墓は本土のお墓と随分と違ってた。
何種類かあるようなんですが、一番記憶に残っているのは「亀甲墓」と言う大きなお墓です。
沖縄本島の曙と言う那覇新港に面した場所に住みだした私は、天久の丘を見上げ、泊方面に歩いて出掛ける毎日を過ごしていた。
その途中の道沿いにお墓が並んでいた。
前庭のようなスペースがあった先に骨壷を収めるお墓の入り口(?)があり . . . 本文を読む
今夜は雨降りで星空は見えないけど・・・・
石垣では、よくナイトダイビングの後などに星空ウォッチングを楽しんだ。
当時の私の覚書にも『満天の星空、100点満点』なんて言うフレーズが走り書きしてある。 都会は大気汚染と不夜城と称されるほどの人工光源の洪水で、天に瞬く多くの☆星☆はその光を失っている。
石垣市内から外れた川平では、人工的な光の影響を殆ど受けること無く、星空を眺める事が出来 . . . 本文を読む
私の中で充分「離島」と認識していた石垣島に移住した途端、更なる離島から来た人間に間違われた過去を前回告白したが・・・
仕事の都合で石垣を離れ、沖縄本島に引越しをすることになった。
軽自動車があったので、飛行機ではなく、石垣港からフェリーを利用しての移動となった。
船酔いが心配で、出発前薬を買っておこうと、薬局に立ち寄った。
白衣を着た薬局のおじさんに「酔い止めの薬を下さい。」と告 . . . 本文を読む
今日も昔話・・・
当時、スキューバダイビングにはまり、「海なしでは生きていけない!」なんて思うほど、若い未熟な私でありました。
OLをすっぱり辞め、今の旦那(この表現変かな?)の居る石垣島に渡り、黒真珠の養殖で有名な川平(カビラ)に移り住み、マリンスタッフとしての生活が始まった。
移住5日目、休みをもらって旦那と仲良く石垣市内に買い物に出掛けた。 スーパーみたいな店もあったが . . . 本文を読む