Nのために
2011-07-20 | 本
湊かなえ「Nのために」
登場人物のイニシャルが(名字と名前の違いはあれど)全員N。
資産家の息子で一流の商事会社勤務の野口貴弘とその妻・奈央子が自宅マンションで亡くなっていたところから物語はスタート。
その場にいた4人の事情聴取を基に前半が展開します。
長崎の島から上京してきた女子大生の杉下希美。
希美のアパートの隣室に住む、法学部なのに文学青年の西崎真人。
2人の上階に昨年まで住んでいた安藤望(男)。
マンションにケータリングに来た、希美の島の同級生成瀬。
一人ひとりが自分にとっての「N」の為にした行動、ついたウソが野口夫妻の死につながっていて、
さらに本当は犯人はいないのに、犯人として形に服した西崎が出所した10年後に、当時をまた全員が回想する形で後半が語られ、そして真実が明らかになります。
とにかくオモシロイ!!!!
何が何やら、続きが知りたい!!という思いで読み進みましたが、ムダな描写がないので、こういう時に私がやりがちな
「なんとなく途中読み飛ばし」もなく、キチンと読めた
「告白」も面白かったですしね。ちょっと注目かも。
これも映画にならないかな~。
満足度95
登場人物のイニシャルが(名字と名前の違いはあれど)全員N。
資産家の息子で一流の商事会社勤務の野口貴弘とその妻・奈央子が自宅マンションで亡くなっていたところから物語はスタート。
その場にいた4人の事情聴取を基に前半が展開します。
長崎の島から上京してきた女子大生の杉下希美。
希美のアパートの隣室に住む、法学部なのに文学青年の西崎真人。
2人の上階に昨年まで住んでいた安藤望(男)。
マンションにケータリングに来た、希美の島の同級生成瀬。
一人ひとりが自分にとっての「N」の為にした行動、ついたウソが野口夫妻の死につながっていて、
さらに本当は犯人はいないのに、犯人として形に服した西崎が出所した10年後に、当時をまた全員が回想する形で後半が語られ、そして真実が明らかになります。
とにかくオモシロイ!!!!
何が何やら、続きが知りたい!!という思いで読み進みましたが、ムダな描写がないので、こういう時に私がやりがちな
「なんとなく途中読み飛ばし」もなく、キチンと読めた
「告白」も面白かったですしね。ちょっと注目かも。
これも映画にならないかな~。
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