読む日々

テーマばらばらの読書日記

きらきら眼鏡

2017-08-10 | 小説・現代
森沢明夫「きらきら眼鏡」



優しい気持ちになりたくて、森沢明夫さんの本の中から未読の物を、と選んで借りてきた。

あり得なさげな偶然から知り合った主人公の明海くんと、5歳歳上のあかねさん。

あかねさんには、残された時間が少ない、大好きなの恋人がいて、だけど明海くんは、あかねさんに恋してしまう。

明海くんには、明海くんを想ってくれる1つ歳上の同僚がいて。

なんだかみんながいい人で切ないお話。

あかねさんは、ポリアンナ物語の「よかった探し」のように、何気ないモノゴトの中にきらきら光る物を見つける名人。

けれどそれは恋人、祐二さんの真似でもあったりする。

そんな祐二さんのことも大好きになってしまう明海。

そしてついにその日はやって来て。


ラストは未来へ向かって行けそうな終わりかただった。

たまたま選んだんだけど近々映画の撮影が始まるみたい。明海くん役は新潟出身の男の子だ。
これは観たいけど、全国で上映するのかしら。

満足度90