読む日々

テーマばらばらの読書日記

雪のせいで大変

2012-02-01 | 雑感
息子に4時過ぎに電話して、「サッカーのバスに乗ったの?」と聞いたら、

「乗ったんだけど、バスが雪にハマって動かない。今、運転手さんが会社に電話した~」と。


えぇっっ?と思ったけど、こっちは会社。仕方ない。待つしかない。

最終的に、通りかかった人と、新聞配達の人で押してくれて脱出できたみたいだけど。

こっちはやきもきしてるのに、息子はすごく冷静で、意外でした。
これから、スクールへお迎えにいきます

50歳の恋愛白書

2012-02-01 | 
「50歳の恋愛白書」レベッカ・ミラー著/中野恵津子 訳



主人公は50才のピッパ。夫は80歳のハーブ。出版業界での有名人らしい。

その夫が都会での生活を捨て、老人だけが集まるコミュニティで暮らしたい、といい、ピッパはそれに従って引っ越して来たところから始まるお話。

最初は、そのコミュニティでの出来事がつづられていて「退屈な本か?」と思ったけど、読み進むにつれてとても面白くなってきました。

ピッパはただの貞淑なできた妻ではなかった。
母親との関係をこじらせ、あれた10代~20代を送った後、ハーブとの結婚で「自分」を押しこめて生きてきた。でもそれが幸せだった。娘との関係には細心の注意を払い・・。

それがピッパの家系の「女」の連鎖?激しい性格というか極端というか、でもさびしがり屋で小心者で用心深くて。

2章では、ピッパが自分の半生を振り返るんだけど、そこをふまえての「今」があり。


でも、それがどう展開するのか読めないなあ、と思ったら、80歳の夫の浮気を心で察したのかピッパは夢遊病を患い、そして自分の親友との浮気を見つけてしまう。
見つけた時のハーブが信じられない。「バレタカラニハ ワカレル」と言わんばかりの言動に唖然。

でもそこで、ピッパはか弱い主婦ではなく、昔の片鱗が出てきて逞しいというかんなんというか。
またその後、どんでん返しがあるんだけど、そっかあ、なるほどね、という展開でした。


80歳で浮気・・・。びっくりだけど。
そして夫婦ってなんなんだ?
親子って??

といろいろ考えさせられる小説でした。


満足度は95