読む日々

テーマばらばらの読書日記

第58回産経児童出版文化賞

2011-06-13 | 絵本
大好きな、秋篠宮妃紀子様関連のニュースを見ていたら、児童出版文化賞の授賞式に御臨席、との記事が。
紀子様の御言葉の全文が載っていて、それを読んだら受賞作が読みたくなりました


第58回産経児童出版文化賞大賞が、『ぶたにく』大西暢夫写真・文、幻冬舎エデュケーション、2010年


JR賞
『アヤカシ薬局閉店セール』(伊藤充子作、いづのかじ絵、偕成社、2010年)

美術賞
『ちいさなおうさま』(三浦太郎[作]、偕成社、2009年)

産経新聞社賞
『はやくはやくっていわないで』(益田ミリ作、平澤一平絵、ミシマ社、2010年)

フジテレビ賞
『赤い髪のミウ』(末吉暁子著、講談社、2010年)

ニッポン放送賞
『もりのおとぶくろ』(わたりむつこ作、でくねいく絵、のら書店、2010年)

翻訳作品賞
『ゴハおじさんのゆかいなお話 : エジプトの民話』(デニス・ジョンソンーデイヴィーズ再話、ハグーハムディ・モハンメッド・ファトゥーフ、ハーニ・エルーサイード・アハマド絵、千葉茂樹訳、徳間書店、2010年原タイトル:Goha the wise fool)

『フリードリヒばあさん』(ハインツ・ヤーニッシュ文、ヘルガ・バンシュ絵、関口裕昭訳、光村教育図書、2010年、原タイトル: Frau Friedrich)


紀子様のお言葉で惹かれたのが「はやくはやくっていわないで」と「もりのおとぶくろ」。
でもAmazonで検索してレビュー等読んで「欲しい」って思ったのは「はやくはやく・・」と「ゴハおじさんのゆかいなお話」。
で、この2冊を注文しちゃいました。息子も読んでくれるかな


あと「赤い髪のミウ」はどうしても読んでみたい!!
図書館に聞いてみた方がいいのかな。なさそうな気もするけど。学校の図書室で買ったりしないかなーー


<追記>今、図書館で検索掛けたら、あっさり発見。近所の図書館受け取りで予約できました。あはは

13ケ月と13週と13日と満月の夜

2011-06-13 | 絵本
「13ケ月と13週と13日と満月の夜」アレックス・シアラー著/金原瑞人 訳

 魔女に体を乗っ取られて老婆にされた2人の少女、カーリーとメレディスが、自分の体を取り戻すまでのお話。


こわいよ~

作者は前にここでも書いた「青空のむこう」の作者。
前も思ったけど、「人生」を考えさせられる。

人は誰でも老いるけど、その老いに自分の心ってついていっているのだろうか、って、年を取ると思います。
若いころは全然そんな事考えなかったけど。

私は私のまま、小学生の頃から、もしかして幼稚園またはその前から、「本質」としては何も変わってないと思う。
そして感性もものの見方、感じ方も、成長はしたけど、そんなに変わってない。
高校時代なんて、つい昨日の事のようだし。

なのに体は当たり前だけど年相応で。肌のハリのなさ、法令線の濃さなんかを鏡で見てはため息ついたり。
前回りができなくなってた事に気付いたのは3年前。
今年は腹筋ができなくなっていてびっくりした。


この本では、12歳の女の子がある瞬間、突然80代の老婆になっちゃうんだから、その驚きようは想像に難くない。
でも、最初の混乱の後、そのことを受け入れて、そしてどうすればいいのか考える、その姿は素晴らしい。

私の人生もおそらく残り半分程度。後半生は、老いを受け入れて生きて行かなきゃなんですよね。
死ぬのが怖いのか、老いるのが怖いのか、一体どっちだろう?

この本の中でも、魔女がカーリーに「心配いらないよ、どうせあと少しで死ぬんだから。そしたらその体ともおさらばさ」
みたいなセリフがあったけど、「確かに・・・」とうなずいた自分がいた。

子供の成長を見ていると気が紛れているけど、その裏で着々と自分の身体能力は下がり、様々な不調が押し寄せてきている。
・・・・。もうひと花咲かせたいなあ。まだ、「何か」をやり遂げてみたい。

時間ないけど、勉強したい事もあるし。まあ、勉強は身体能力はなくてもアタマがはっきりしてれば幾つでもできますけどね。
子供に手がかからなくなるまで、いつでもチャンスに飛び込めるように健康でいなくちゃだな。


本はとにかくおもしろかったです。訳もやっぱり金原さんはお上手ですね。一気に引き込まれました。
かなりオススメ。大人にもね。

満足度100