読む日々

テーマばらばらの読書日記

赤い月

2011-05-07 | 
森福 都「赤い月」


初めて読む作家さんの本。おもしろかったです。

現代の「慶一」の脳髄の中に生き続ける曾祖父「直吉」。なぜ成仏できなかったかといえば、
若かりし頃、ハワイのホテルで働いていた時に遭遇した美しい人妻「リヨ」の死の真相と、ホテルの経営者の次男で、共に数々の謎を解いてきた「磯次郎」との別れに納得できていなかったから。

ある日慶一かネットオークションでリヨの指輪を見つけたことから、眠っていた直吉が目を覚まし、脳内で慶一に語られる形で100年前のハワイでの出来事が語られていきます。

いやぁ、おもしろいわ。かなり。
日本人のハワイ移住時の様子という歴史的な面も堪能できるし、当時の登場人物のその後がそれぞれの子孫の登場でわかったり。
深い内容が語られるお話ではないけど、お話としては楽しめるし、マンガにしても楽しそう。

満足度85

夜の匂い

2011-05-07 | 雑感
今日の(もう昨日かな)夜の匂いは、雨になる少し前の夜の匂いでした。

子供の頃から、この匂いが大好きで、こういう夜はとっても心が落ち着きます。


ちょっとイラっと来る出来事があったけど、夜、少し外を歩くうちにスーッと嫌な感情が消えて行って
とっても穏やかな気持ちになれました。

そして、大好きだった4年前の朝ドラ「どんど晴れ」のスペシャルが始まりました。
録画して10時過ぎから見始めたので、さっき観終わったところです。明日の続きが楽しみ
「夏美」の演技は相変わらずだけど、そこがまたいいんですよね。

あれからもう4年かぁ。
あの年の春、妹一家は岩手へ家族旅行へ行き、どんど晴れの舞台、盛岡に泊まったんだと思う。
子供達が物凄く喜んでいたのを覚えてます。

そのわずか後に、事故でパパを亡くしてしまった子供達。あっという間だったような、長かったような。
こんな夜はなんだか昔の事なんかを思い出してしまいます。