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米軍、アフガニスタンから部分撤兵

2020-11-18 12:04:13 | 太平洋情勢乱雑怪奇

トランプが、エスパーを首にして国防長官代行につけたミラー氏が、アフガニスタンとイラクからの部分撤兵を発表した。

来年1月15日までに、アフガニスタンから2000、イラクから500名の兵隊を撤退させ、それぞれの国で残り2500名ぐらいにする模様。

The US will withdraw 500 troops from Iraq and 2,000 from Afghanistan before President Donald Trump leaves office, leaving around 2,500 soldiers in each country, Acting Secretary of Defense Chris Miller has announced.

https://www.rt.com/usa/507016-pentagon-afghanistan-troops-withdrawal/

 

完全撤退と言えないところが悲しいところではあるね。アフガニスタンからの撤退などは、セレモニーをして終わりにしてもいいぐらい。

20年間、ただ居座って、人殺しして、アフガニスタンの人たちの正常な発展を妨害してきたことは、神も仏も人も許さない行為といっていい。

アフガニスタンにいたって、怖がられているわけではなく、今では、インドと欧州の間の全域で軽蔑と嘲笑の的になっているのがアメリカでありNATO。

 

アメリカの民主党と、ドイツ、フランス、イギリスあたりの欧州のビッグな奴らは、この邪悪な帝国をずっと続けたい勢力。

この間も書いたけど、トランプは、終わりのない戦争=The Evil Empire(邪悪の帝国)を終わらせようと言って当選して大統領になった人。

 

トランプ:終わりのない戦争時代を終わらせてるの!

トランプは6月13日、ウェストポイント( 陸軍士官学校)の卒業式で卒業生を前にスピーチをした。

この中で、アメリカの兵隊の仕事は外国で国を作ることじゃなくて、国を外敵から守ることだ、我々は終わりのない戦争の時代を終了しつつあるんだ(We are ending the era of endless wars)と語っていた。

Trump delivers commencement address at West Point graduation

 

この間、一通り書いた通り、今回の選挙のテーマの根幹は、現状のEvil具現化を終わりにするかどうかってところでしょう。

私としてはトランプが選ばれる方が、世界中の大多数の国にとっても、アメリカ人にとっても良いだろうとわりと真面目に思ってたし、今も思ってる。

だって、バイデンだろうがハリスだろうがヒラリーだろうが、民主党の外交方針は超タカ派しかない。こっちは、あくまでthe West帝国の拡張を選んでる方ですからね。

ナラティブ崩壊後、それでも帝国拡張路線?

 

帝国の拡張というとまだカッコいいけど、現実には、テロリストと共に歩む21世紀のアメリカ路線(またの名を「ムジャヒディーンよ永遠なれ!」派)です。

 

結果的には、民主党と巨大資本、巨大IT、etc.の帝国を続けたい勢力が、グレートリセット派という主に欧州のグローバリストと融合して、4年間、トランプを悪魔化して、ついには様々な違法行為に手を染めて邪悪帝国継続を勝ち取っているようだ、というのが現在ですね。

 

腐敗もここまで来ると見ものだなと思ったのは、米民主党のイデオローグたちは、トランプをヒトラー扱いしているところ。あの差別主義を見ろ、ヒトラーだ、とか公言してる。(例えば

そういえば、ついこの間まではプーチンがヒトラー扱いだった。

それがどれほど常軌を逸した言明なのかさえわからない、愚かな者どもこそ米民主党のイデオローグたちといったところでしょう。

 

そしてプロパガンダが残った

ドイツ、ソ連軍捕虜の記録をロシアに渡す&産業的大規模殺人

 

■ ここまで

この数日の状況を整理すると、

軍の人というより軍産の人だったマーク・エスパーが首になり、

代わりに座ったミラー国防相代行が「すべての戦争はおらわないとならない」とシグナルを出した。

'All wars MUST END': Trump's new acting defense secretary signals withdrawal of US troops from Afghanistan

https://www.rt.com/usa/506746-miller-afghanistan-withdrawal/

'All wars MUST END': Trump's new acting defense secretary signals withdrawal of US troops from Afghanistan

 

ミラーさんは、自分の65日間の任期で、「現在の戦争を責任あるやり方で終わりにする」という文書をまわしている。

the current war to an end in a responsible manner” in his 65-day tenure

 

これに対して、米の議員たちも、NATOも大反対。撤兵すると新たなテロリズムを生む、とか言いだす。

あんたらがテロリストを作ってきただけやん、と思った人は地球上に多数いると思われる。

NATO’s Stoltenberg claims US withdrawal from Afghanistan will turn it into terrorist hotbed, warns of ‘attacks on our homelands’

https://www.rt.com/news/507023-stoltenberg-nato-us-pullout-afghanistan/

しかも、米軍が撤収しても、NATOはアフガニスタンに残って、アフガニスタンの治安部隊のトレーニングをすると言ってる。

 

あんたらは一体何者なのだと言いたいわ、ほんと。NATOという軍事組織が独立して、巨大な関東軍化しているというのが今日の大きな問題。

 

■ 思いあがってるヨーロッパ

で、アメリカをかばいたいわけではないけど、アメリカにはこの事態を遺憾として、巨大な抵抗にあいながらもなんとか改善しようとした人たちがともあれ存在したことは、人として歓迎したいと思う。

それに対して、絶望的にダメな奴らだったのは、ドイツ、フランス、イギリスを筆頭とする欧州勢でしょう。特にイギリスはMI6を駆使してトランプとロシアの癒着を作り上げた最大の責任者。

そして、フランス、ドイツは、EUという組織に危険な外交をさせ、NATOという軍事組織に勝手に外征をさせているという意味で、もはや国家の体裁が壊れてる。無責任も甚だしい、禍々しい存在になってる。

 

(日本は、実質的に半分NATOに入って喜んでるものの、憲法改正への抵抗勢力が大きいため、海外派兵できていないことから、同じところまで堕することはなかった、と言っていいでしょう。

渾身の冷戦護持派大勝利であるらしい日本 (2)

日本をモラル的に守っているのは、憲法改正して外征へ、という道を閉ざしている人たちです。本人たちはそこまで考えてないとしても。)

 

帝国拡張路線で便益を得ているドイツは、ナワリヌイ事件でロシアを侮辱しまくってまで西側腐敗勢力の側についた。頭がいかれてると思うし、やっぱりドイツはナチ路線を捨てられないんだなとしみじみ思わされた。

ワイマールからヒトラーへ v.2(ただし気分とカッコだけ)

ロシアのラブロフ外相が、EUとの関係はbusiness as usualとはならないだろう、と言っていたことの意味は、今後明らかになるでしょう。多分、個別欧州国家とは交流するが、EUという組織体と関係しないと言い出すのではないのだろうか、というのが私の想像。これはまた別途。

バルダイ:EU・ロシア関係は見直し&一極妄想解剖

 

■ あと2ヶ月

ということで、流れからみるとここから2ヶ月の間にまだ何かあることでしょう。

2014年の「テロリストは傭兵なんだよ」発言から6年。ここまで来たかといったところ。

テロリストは傭兵なんだよ by プーチンから2.5年

 

■ オマケ

トランプは共和党の大統領だけど、でも共和党が全面的に支持しているわけではないと何度も書いてますが、それは、アフガン撤兵あたりの問題を見てもわかりますね。ムジャヒディーンを据え付けて喜んでいたのは現在の共和党支持者の多くが英雄視しているレーガンですから。

 


 


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1 コメント

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ナチスやアルカイダと絶縁するトランプ大統領! (ローレライ)
2020-11-18 18:38:08
ナチスやアルカイダと絶縁するトランプ大統領に反対するEUとナチスリベラル民主党!
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