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GHQ焚書図書開封第91回 大平洋の覇権と米西戦争

2014-01-09 20:48:09 | GHQ焚書図書開封

【GHQ焚書図書開封】#91 大平洋の覇権と米西戦争[桜H23/12/7](+ 再生リスト)

これはかなり重要なことをおっしゃっている回。通常のように本の内容をお話になるのではなく、西尾先生がアメリカの太平洋覇権奪取について語っている回。

冒頭に話されていることが非常に重要だし、このシリーズを続ける意味でもあるんじゃないかと思った。

 われわれ日本人はなぜアメリカと戦争をはじめたのかとばかり問い続けてきた。

なぜアメリカが日本と戦争をしたのか、とは問わないできた。

まさしくそれこそが問題だったのだと私も思う。

私自身も、最初気づかなかったのだが、アメリカに住んでいる時に、ふと、そもそもなんでアメリカが日本の正面の敵になったのだったかと考え始めた時、フィリピンという存在が大きいことと、清朝末期にチャイナに共和国を作ろうなんていう主張をしていたいたアメリカ人たちがいた等々のことを知り、要するに、アメリカ人たちは西へ西へのムーブメントを当然のものとしていたのだと了解するに至った。

ポイントは、スペインとの戦いによる、カリブ海、フィリピンの支配権獲得と、パナマ運河の開通。

 

それから幾星霜、今、靖国問題でアメリカが日本の安倍首相の行動に不快感を示したのなんだのという話になっているが、そりゃまぁ不快だろうなぁとしか思えない。なぜなら、本当を言えば、東アジアに対して侵略的だったのはアメリカで、日本は防戦一方だったのに、太平洋を戦場にして戦った後、話を倒錯させてきたのはアメリカだったから。

 このシナリオを堅持するためにも、日本は過去を反省しなければならない、というマジックワード(誰も具体的に言わないでしょ?)を使用して、この神話、悪かったのは日本だ、それしかないんだ、という神話を保持する必要がある。アメリカにとって。

中韓は、要するにこの動きを理解している人がいるからこそ、強気でいるんだと思う。どうせ日本は飲まなければならない、アメリカの言うことは聞くはず、だから、どこまででも押せると思ってる。

しかし、問題は現在の政治状況に対して、この日本人の側の「気づき」をどうしたもんか、ということだろうなぁ。まぁ、少なくとも日本国内ではしっかり理解した上でアメリカと付き合うという態度にするしかないと私は思ってる。


 

GHQ焚書図書開封8: 日米百年戦争 ~ペリー来航からワシントン会議~ (一般書)
西尾幹二
徳間書店

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