DEEPLY JAPAN

古い話も今の話も、それでもやっぱり、ずっと日本!
Truly, honestly, DEEPLY JAPAN!

嘘つき西側が焦っている感じがとてもする今日この頃

2019-06-06 16:52:37 | アジア情勢複雑怪奇

習近平国家主席がロシアを訪問している。昨日はモスクワ動物園のパンダを見に行っていた。

この2人が中国とロシアは友好関係であると宣言しまくっているのは、今日に始まったことでもないので、誰も驚く人もいないと思うわけだが、蜜月強調、米に対抗とか言いたくなるその心性は何だろうと楽しく観察する。

中ロ首脳、協力継続で一致 蜜月強調 米に対抗

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45727070V00C19A6FF2000/

 

で、日経はこんな感じだし、アメリカも政権とかリベラル勢力なんかは批判的なトーンで、今度はロシアではなく中国をなんとか貶めようと頑張ってる感じだけど、米+属国以外の世界の人にとっては、この2つががっちり組んでると、それはそれだけ米+属国の人殺し可能性が減少するので、ああよかった、というところでしょう。歓迎されてますよ、世界的には。

 

 

 

要するにね、多くの人たちが嫌がってるのは、米+属国集団の「蛮行」ですよ。各国の人とか貿易とかじゃなくて、あちこちで「戦争」という名の実は単なる人殺し、謀殺、騙し、金で人を釣る(傭兵)、心理操作で人を釣る(傭兵)、麻薬で人を釣る(アフガン、コソボ)等々の極悪シリーズを行って来た集団こそ彼らだという話ですね。

だけど米+αは反省したくない。見たくない。

だけど、米民主党は自分の犯罪に目をつぶって、勝手にロシア疑惑とか言い出すし、とはいえ、トランプ政権も結局は世界800カ所の基地を持つ意味不明な集団となったアメリカ帝国をどう整理、縮小、再編できるのか、などというテーマで動いているようにはみえない。

 

そんなこといってたら今度は、民主党の方は、オカシオ・コルテスを立てて、MMTはすばらしいとかいってる。前にも書いたけど、これって、やらないで済むならやらない話。

なんか、ベンジャミン・フルフォードが、トランプが当選する前、よく、極悪人の中央銀行が悪い、あいつらを倒すと、みんなにお金を配れます、みたいなことを言っていたのを思い出す。どんなロジックでこんなこと言ってんの?と呆れていたが、米民主党の「グリーンレボリューション」はこれに近い匂いがする。

MMTは理論的には理解できるけど、問題は、これは政治家が予算に責任を持たなくなるということなので、政治に無責任を許すと同義だというところでしょう。どこでどう整理をつけるのか、つけらるのか、とっても大変なことになってからどうやって立ち上がれるのか誰にもわからなくなる方向に進むって話だと思う。

むしろ、戦時国債の大乱発の方がマシでしょう。負けたら終わるだけだから。しかし、これはそうじゃない。

だから、テクニカルに、インフレは調整できます、みたいな話で釣られてる状況はとても危険。

 

■ 結構むなしい天安門騒動

で、最近、6月だったからなんだろうけどやけに天安門事件のことを語ってる人がネット上で散見できた。この事件って、要するにウクライナの2014年のマイダン広場事件みたいなものでしょ? あるいはカラー革命。失敗したもんだから、後はハンガリー動乱だのプラハの春だののように、中国をネガティブに描くために使いまくった、みたいなところ。

そもそも、ナラティブがおかしいのは、例えばこんな感じ。

天安門事件30年、習近平は“暗黒の歴史”の清算に向き合うか?

ダイヤモンド・オンライン-2019/06/03
今日、天安門事件から30年を迎える。北京の中心地にある天安門広場に集結した一般市民を、共産党指導部は武力で鎮圧することで、事態の収束を図ろうとした。そして、この“暗黒の歴史”に対して、共産党は現在に至るまで清算してこなかっ

 

一般民衆がある日突然集まって、ある日突然だしぬけに武力鎮圧がなされました、なんて話ではないでしょう。それはリアルタイムで多少の記憶のある私だって知ってる。学生さんが何週間も揉めてて、いわゆる天安門広場の事件とされるものはその最終幕。

で、後に知ったことによればむしろそこまでの間にいろんなところで妙な事件が起こって、人民解放軍の兵士が焼かれたり、つるされたりしてる。で、それを見ていた外国人(アメリカ人とかカナダ人とか)が記録を残している。どう考えても学生の仕業には見えなかった、ゴロツキだった、みたいなのとか。

さらに、広場でのやり取りは、当時有名になった女性の学生が、血を流すことこそ大事みたいなことを言って煽ってたが、他の学生の中にはリーダーがおかしいと判断して引いて行った人がいた、とかとか、そこらへんたくさんの記録がある。

そもそも、国内の重要な場所に不特定多数の人間が集まってきたら、たいていの国家は軍組織(たとえ警察だとしても)を使って散らそうとするでしょう。むしろ、国軍兵士が殺されているのに放置していたら、収集がつかなくなるから危険だともいう。

ブッシュ父とその同胞みたいな初期からCIAにかかわってるリリーという男の存在とか、いろいろ興味深いものも出てきた。

とかとか、いろんなことが過去30年で判明して、今では、ダイヤモンドオンラインが脳みそを耳から出して騒ぐような話じゃないということがかなり知られるようになった。

最近見た記事でまとまってたのはこれ。ちょっと極端なところもないではないけど、そういう解釈を読むんじゃなくて、当時の西側のレポートとかが盛り込まれているので便利な記事。

Tiananmen Square, 1989 -- Revisited

http://www.unz.com/article/tiananmen-square-1989-revisited/

 

 

全体としてみれば、まぁなんてか、率直にいって、こんな問題でつついてみたところで、現代の中国人が動揺するとか、そうだわ、BBCさんやCNNさんに褒められるような国家にならないとだわ、なんて思うわけがない

 

■ カラー革命好きが高じて壊れてる

いつまでも、できもしないカラー革命に将来をかけて、かえって西側の方が大量に嘘つきとプロパガンダを真実だと頭っから思いなす知的に困った人を抱えて飽和しているというのが現状のような気がする。

これは、第二次世界大戦後に、ナチのメンバーとか諜報機関の人間を大量にスカウトしてCIAの中に囲っていたのみならず、ナチのコラボレーター一式をカナダ、アメリカに連れて行って政治的に利用したおかげで、カナダ、アメリカ国内に目立ったナチ賛美者(これを総称してバンデラ主義者)を抱えることになっている現状と同じ。

ソ連崩壊後にソ連軍の機密を持って出て行った人たちはたいてい英米に行ってるようだが(この間のスクリパル親子事件でも事例が出てきていた)、ということは、この人たちのソ連証言もまたあてにならない。

ロシア周辺だけでなく、例えばトルコの1960年代、70年代のクーデターはイギリス、CIAが仕組んだという話なんだが、そうするとそこで協力した人たちはたいてい英米のどこかに行く。すると、その人たちは、正直に生きるというよりはプロパガンダに生きることが身の保証になる。

 

こういうのを繰り返して来たら、国内に困った人たちを抱えることにしかならないのは理の当然じゃない?

つまり、昔は中国の優秀な学生だったが、すっかり日本の右派の反中アイドルになってる石平の証言だけで中国を見てもしょーがないだろう、って話ですね(笑)。

とか思ってたら今度はNewsweek.

米中経済戦争の余波──習近平の権力基盤が早くも揺らぎ始めた
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/06/post-12271.php

 

こういうのってみーーーんな、西側とパイプを持って、西側のような国にする(「改革派」というのがだいたいこれ)ために働いた人たちの予想が軒並みデタラメだ、って感じ。

朝鮮半島、特に北を出てきた人たちの話がおかしい、ってのも同様。

いやぁ、結構壮絶。

 

■ オマケ

ふと上のダイヤモンドオンラインの記事の冒頭に目が行くんだが、

「この“暗黒の歴史”に対して、共産党は現在に至るまで清算してこなかった」とか、他の誰に言われても日本人に言われる筋合いはないとは思わないんだろうか?

中国に住んでいた何千万人かの人の死に直接、間接に関わった大日本帝国なわけですが、日本って、日本は侵略戦争を行っていないと本気で言う人たちが政権取っちゃう国なんですよ?

ついでにいえば、南京虐殺問題に過剰にこだわるのは、それ以上に話を広げないための作戦なのではないかと私はかねがね疑っている。阿片問題とか、知らない人は驚くような醜悪な話。

どう思うの、これ、って感じよ。

 

■ 参考記事

再々書いてますが、ナチ関連の話題がここ数年いろいろ出て来るのは偶然ではないわけですね。主にアメリカ、カナダで「囲われてた」、過去に邪悪な行動に使われていたグループが表面に出てきているからこそ、ナチ関連の話が出て来る。

「西側ではナチズムが生きている」カナダ編

 

「NATOは常にトルコにおいて汚い、血塗られた行動をしてきました。1960年の軍事クーデターはイギリスが仕掛けたものですし、1971年のクーデターはCIAが、1980年のそれはNATOが仕掛けました。」

宴の始末-II (1): 「NATOはテロ組織をひろげてる」by トルコの国会議員

 

邪悪・憎悪のネットワークビジネス


 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北朝鮮:イタチのような河野... | トップ | 超音速 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
天安門広場での虐殺はフェイクニュース (ローシャン)
2019-06-09 15:08:51
天安門事件のとき、3日の夜テレビでの実況中継を、父と一緒に見ていました。突然中継が真っ暗になって、中継が途切れた。そのときゴルバチョフが空港に到着したことを告げていたように記憶している。

父はそのとき「こうせなあかん」と述べたその意味は学生たちを弾圧することだが、私は武力弾圧はだめだと思った。

次の日からはマスコミは武力弾圧のオンパレードで学生たちの証言のみを真実と報道していた。私は6月が来るとモヤモヤした気分になった。

其の後NHKのクローズアップ現代での特集を見て少しモヤが晴れた。広場での虐殺はなかった証言や事実を報道していた。また現場にいた劉暁波の証言も重要で、学生たちが持っていた機関銃などを処分して、平和撤退をしたことはは明らかだ。

その時はわからなかったが、学生たちや一部の市民は武装していたようだ。

桜井ジャーナルの6月2日のブログを読むと、

「学生の抗議活動にCIAが関与していることは間違いない。当時の状況を見ると、大統領は1989年1月からCIA出身のジョージ・H・W・ブッシュ。エール大学でリクルートされた可能性が高く、ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺でも名前が出てくる。」

騒乱の影にCIAあり。









返信する
Unknown (ローレライ)
2019-06-06 18:23:07
張作霖爆殺のもみ消しイベントの天安門広場占拠!という話で関東軍の犯罪隠しに利用されている。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アジア情勢複雑怪奇」カテゴリの最新記事