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「燃えてるけど大部分平和的なプロテスト」

2020-08-28 04:10:18 | 太平洋情勢乱雑怪奇

アメリカの「デモ」を見ていると、やっぱりジハード主義者とかアルカイダが好きだった人たちは結局自分んちでも暴発して、火つけたり、破壊したりしないとアクティビストとしての活動にならないと思っているのかしら、など思ってしまう。

昨日から話題になっているのは、ウィスコンシン州の暴動を報じるCNNの中継。

背後に火が見える中、レポーターが、火はついてるけど大部分は平和的だといってる。

「燃えてるけど大部分平和的なプロテスト」というサブタイトルも付く。

 

非現実的というのものかしら。怖いよ、CNN。

 

でもって、そのtwitterを見ていたら、Syrian Girlさんという、シリアでの騒動の際に、どうしてこんなことをするんだとアメリカ人たちに訴えたことで一躍有名になっていた人のアカウントがあって、

これはシリアで「平和的なプロテスト」とCNNが言ってたのとまったく同じだと書いてあった。

"Fiery, but mostly peaceful protest after shooting" - CNN on #kenosha where two people died. The Audacity.
 
This is EXACTLY the same lie CNN used to say about Syria's "peaceful protests".
 
 
CNNやBBCというのは、シリアのアルカイダを平和的な反政府主義者みたいに報じていたわけだし、終いには、アルカイダと米軍が組んでシリア+ロシアに抵抗していたという、笑うに笑えない状況があったものだった。
(今も根本的には変わらないんだけど)
 
そこから、これらの「リベラル」なる人たちに変化はあったのだろうか?
 
基本的に、シリアやリビアに大量の武器弾薬と傭兵を入れて国家を潰そうとして、半分成功したけど半分失敗したところから何も反省していない。
 
ということは、この人たちは今後もこういうことを続けるつもりなのだろうか? それが「自由と民主主義」なの?
 
「萎縮と恐怖主義」って感じだけど。
 
 
■ 平和的なベラルーシ
 
他方、ベラルーシの方は、火はついてないし、略奪もないと思うので(多少の損壊はあったと思うが)アメリカに比べると総じていえばだいぶ平和的だった。
 
 
 
もちろん、これには「秘策」みたいなのはある。
 
大量の人間が外に出たところで暴徒化させるというのが2014年のウクライナのクーデターのシナリオだったので、そうならないようベラルーシ政府が対応してた。
 
もっと現実的には、ロシアが、ルカシェンコがロシアにUnion Stateでお願いすると言ったところからは正式に、しかし多分この展開を予測してその前から静かに対応策を考えてた & 一部は動かしていたであろうと考えられている。
 
大統領選挙直後のこの方針が、奏功した感じですね、今のところ。
 

圧倒的な人数で治安当局者が出張って断固とした態度を取ることは、実のところ流血の惨事に至らせないためのレシピでもあるので、今回はあえて見かけからも強面であることがわかる態度を取ったものと思った。

つまり、ウクライナのマイダンをさせない、ですね。あれは、ヤヌコビッチが軟弱で、オバマが詐欺師だったという絶妙の極悪コンビネーションがあったればこそ流血の事態を招いた。(オバマが、事態をなんとかできるようなことを言ってヤヌコビッチはそれを信じて、武装勢力を積極的に排除しなかった)

ベラルーシ大統領選の混乱&ロシア世界

 

ということで、ベラルーシを含むロシア世界では、「燃えてるけど大部分平和的なプロテスト」なるものは現状なさそう。

 

■ 統治機構の改編

アメリカの中では、ジハード主義礼賛、暴徒礼賛、アルカイダ大好き、ムジャヒディーン英雄といった外交方針に続き、ついには国内でも、アメリカでも火を! みたいなことになってると言えそうな趣。

で、今回の大統領選挙のテーマではないだろうけど、アメリカって他国のレジームチェンジをやってる場合じゃないと思う。

自分んちの憲法こそ見直した方がいいのでは?

連邦の権限が驚くほど不徹底というか、弱いというか、国内に及ばないというか、へんな作りのままで来てしまっていることなどは再考の余地あるでしょう。作った時、拡大中の略奪地ですから合わなくなっても不思議じゃない。

他にかまけてる場合じゃない。「燃えてるけど大部分平和的なプロテスト」の恒常化をのぞまないなら。


 


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4 コメント

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平和的焦土!! (ブログ主)
2020-08-28 14:22:02
ローレライさん

平和的焦土!って素敵(笑)

リビアになろうが自分たちは大丈夫だと思ってるのが彼らって気がします。周りがどれだけ被害にあっても目的のためならいい、と思ってる。

こじらせた造反有理みたいな。
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目的のためなら手段は火付け? (ブログ主)
2020-08-28 14:19:28
セコイアの娘さん

もうなんか、異常すぎる事態。

Black(ブラウンとかも含めて)の人たちが反抗したらいいのにね。俺らはお前のツールじゃない!と。

いや、してるんですよ。ところどころ。でもメインストリームが取り上げない。

これもシリアあたりを思い出す。現地民はアルカイダと組むぐらいならアサドで我慢する、シリアを失うより良いとシリア政府に投降していったのに、西側メディアは無視した。

返信する
アメリカのニュースピーク、平和的焦土! (ローレライ)
2020-08-28 11:49:50
アメリカのニュースピークが平和的焦土! アメリカ本土もリビア化しても言える?
返信する
レジームチェンジ in USA (セコイアの娘)
2020-08-28 05:43:57
8/23 ウィスコンシンで警官による黒人銃撃事件発生

8/24 共和党大会開幕 トランプ指名演説

こりゃ、偶然ではないわな。どうみたって。バレバレ。

Such a GOOOOD timing.
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