墨映画(BOKUEIGA)

映画を墨彩画とコメントで紹介する。
映画好き・絵好き・書道好きなどなど。好きなこと寄せ集めのブログ。

グラン・トリノ

2009-05-07 22:06:47 | 映画(か行)

「かけぬける。グラン・トリノ」

エンドロールで海沿いの道を走る車。とても美しい景色で印象に残った。

そんな中を、かけぬける「グラン・トリノ」。

一見すると、昔のセリカを思わせるような車体。

頑固じじいの思いを乗せて、タオの人生のように走り始める。

クリント・イーストウッド、精力的に作品作りをしていますよね。

彼の作品は、賛否両論あるようですが、私は好きな話しが多い。

今回も、結末が予測できたが、涙しました。

円満の解決を目指すのであれば、この選択肢しかない。と思っていました。

しかし、それを望んでいなかったので、思わず涙が出ました。

ネタばれ含み。ここからはマウスドラックで反転させて読んで!

頑固じじいは、頑固じじいなりの人間関係で苦労してきたのではないかと思います。

強さばかり押していては、関係を崩してしまうことをこれまでも多く経験していたのではと思います。

怒りだけで、それをぶつけては何も解決にならない。

しかし、話して分かる相手ではなさそう。

前途洋々の若者へのメッセージが込められている死であったように思います。

死により、生を感じさせてくれるすばらしい映画でした。

 

とにもかくにも、頑固じじいからのメッセージ映画に出会ってしまった。

だから映画好きはやめられない。

【STORY】

アカデミー作品賞受賞作「ミリオンダラー・ベイビー」以来4年ぶりとなるクリント・イーストウッド監督・主演作。

朝鮮戦争の従軍経験を持つ元自動車工ウォルト・コワルスキー。妻に先立たれ、その葬儀を終えた。二人の息子とその家族からは、“うとまし”がられている。

愛車“グラン・トリノ”と愛犬とビールの生活をはじめる。

そんな彼の隣家にモン族の少年タオの一家が越してくる。

タオを仲間に引き入れようとする不良グループとの諍いを記に、二人は心を通わせ始める。

goo 映画」で更に詳しく。

こちらから

グラン・トリノ - goo 映画



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
クリント・イーストウッド (iina)
2009-05-10 07:54:20
クリント・イーストウッドの最後の作品との触れ込みですが、題材をみつけると
再び創りたくなるような気もします。
それを期待したいと思うほど、最近は好い映画を出しています。
NEXT ONE !
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現役バリバリ (ひらりん)
2009-05-14 03:01:19
クリント・イーストウッドはあの歳なのに、
作品を作るペースが現役バリバリですね。
でも、年齢を重ねたからこそ伝えられる重みのある内容ばかり。
創作意欲が続く限り、まだまだ作り続けてほしいです。
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ありがとうございました♪ (メル)
2009-10-04 08:07:51
de-noryさん、こんにちは☆^^

TB、それにコメントまでいただいて、どうもありがとうございました!嬉しかったです♪
ここに昨日お邪魔させていただいて(TBかけ逃げ状態ですいません(^^ゞ)
素敵な墨彩画だなぁ~・・ってしばらくぼ~~っと観て、映画のことなどをつらつら思い出したりしていました。
de-noryさんが描いてくださってるこの絵のシーンは、余韻に浸りながらいろいろな思いが頭の中を巡っていた頃だったので、またそれを思い出しました。

私も頑固爺さんからのメッセージをしっかり受け止めました。
本当に良い映画に出会えて良かったです。
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こんなじいさんに (de-nory)
2009-10-05 07:05:44
メルさん。こんにちは。
コメント、ありがとう。
墨彩画は、まだまだ未熟で。好きだから描いてるレベルですが、楽しんでやってます。

いい映画でした。こういった頑固者、たくさんいますよ。
厳しくがんがん言うのですが、実はやさしい。
こんなじいさんになりたいです。
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コメントとTB有難うございました (偏屈王)
2010-01-14 12:21:08
コメントとTB有難うございました。
希望に満ちたラストシーンを絵になさったde-noryさんの感性が好きです。
哀しい物語でしたが、でも、この映画はやはり一種のハッピーエンドだと思いました。
ネタバレ感想のラストの一行に胸打たれました。
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偏屈王さんへ (de-nory)
2010-01-14 18:36:51
偏屈王さん。
早速のコメントのお返しをいただきまして、ありがとう。

頑固おやじが託した若者の未来が、この先の道にあるように感じて。
印象的なラストシーンだったと思ってます。
だから、絵にしたくなりました。
誉めていただきまして、ありがとうございます。
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