墨映画(BOKUEIGA)

映画を墨彩画とコメントで紹介する。
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瞳の奥の秘密

2010-10-29 08:00:36 | 映画(は行)
「駆け寄る」


【STORY】(goo映画様より引用させていただきました。)
刑事裁判所を退職したベンハミンは、残された時間で25年前に起きた忘れ難い事件をテーマに小説を書くことを決心し、かつての上司で今は判事補のイレーネを訪ねる。
それは1974年、銀行員の夫と新婚生活を満喫していた女性が自宅で殺害された事件。
当時、渋々担当を引き受けたベンハミンが捜査を始めてまもなく、テラスを修理していた二人の職人が逮捕されるが、それは拷問による嘘の自白によってだった…。

2009年8月に本国アルゼンチンで公開され、歴史的な大ヒットを記録したという本作。
アルゼンチン・アカデミー賞では13部門で受賞を果たすとともに、第82回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した話題作だ。
アルゼンチンの名監督、フアン・ホセ・カンパネラが、70年代の祖国の情勢を背景に、過去の記憶に支配され苦悩する男の姿を描くサスペンス・ドラマ。
主演のリカルド・ダリンはカンパネラ監督作の常連で、アルゼンチンの国民的俳優と言われている。
過去と現在を巧みに交差させ、一人の人間の罪と罰や祖国の軌跡を浮き彫りにする構成が巧みだ。
軍事政権下の不穏な空気に包まれるアルゼンチンの政情、そして衝撃的な秘密が暴かれるラストが興味深い。


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日本で有名な俳優さんは、ほとんど出演していないのではないだろうか。
退役した検事が、自らの最後の事件を題材に、小説を書く。
なんともトッピな始まり方。
しかし、そんな展開から振り返られる過去。
そしてそこにあった愛。
大人ながらもプラトニックな展開に、なんだか次第に引き込まれてしまった。

ベタではあるが、駅で駆け寄りながら見送る女性の様子を振り返る男の姿。
なんとも印象深かった。

とにもかくにも、大人のプラトニック・ラヴの映画に出会ってしまった。
だから映画好きはやめられない。


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2 コメント

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ひと味違う (たんぽぽ)
2010-10-29 21:13:27
この作品、ラストがなかなか衝撃的でした。
ハリウッド作品とはまたひと味違う面白みがあったような気がします。
決して派手ではなく、苦難困難を描きながらも、根っこの方は「陽」のようで・・・。
気に入っています。
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たんぽぽさんへ (de-nory)
2010-10-31 20:23:14
たんぽぽさん。こんにちは。

ハリウッド映画に無い雰囲気。
何だか新鮮でした。
俳優さんたちも、知らない人なのだけれど、すばらしい演技をしていたと思います。
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