これってやはり化石? 私のライフスタイル!

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メゾン・アトリエ・フジタを訪れる・・・我が家の二都物語 その2

2023-10-20 | TRIP&TRAVEL
パリ2日目

前夜から雨が降っていましたが、お出かけ決行

行き先は、レオナール・ツグハル・フジタが晩年に過ごした住居とアトリエ兼建物のある小さな村

ヴィリエ・ル・バーグルというその村は、パリ郊外

藤田嗣治のこのメゾンは、そもそも土地を選んだ理由が、パリから不便な所というのが理由だったそうです

プーさんに、何処か行きたい所ある?と聞かれた数ヶ月前に、3か所ピックアップして伝えました

もちろん、即却下

いつまで経っても、無理〜‼️

で、先月プーさんの所に来た友人をアテンドして、ジヴェルニー、ナント、アルザスなどに行った事を聞いた私は

そうなんだ、アルザスやナントより遠くて駄目なんだねぇ、とちょっと皮肉をひと言

(笑)

効果ありました

前日就寝前に、早起きして連れてってあげるから‼️と言ってくれたのです

朝食にフロマージュブランをたっぷり食べて(大好物)



予約を10時半にしてあるからと、出発は8時前
まだ外は薄暗い

バスを乗り継いで行くそう

小雨が降る朝でしたが、寒くないのが嬉しい


バスはなんと4回乗り継ぐと

パリの中心地から南西にどんどん離れていきます

3回目のバスを降りたのは、マシー(Massy)
なんと次のバス時間まで1時間待ち

となると、予約時間に間に合わないと、Uberを呼ぶプーさん

15kmをUberに乗りました

着いたのは、10時17分

入り口です




奥の建物から小柄で若い女性が現れて、話しながら笑いだしています

なんとセキュリティが壊れて、アラーム解除が出来ず、鳴りっぱなし

私たちはアンラッキーな日に来ましたねぇって

ビデオを見た後(仏語のみ)、かつての住居兼アトリエに案内してくれました

オーディオガイダンスがあるからと、2つ持ってきて、使い方の説明してから、スタート

アトリエツアーはかつての地下室で、キッチンとダイニングに改造したフロアからスタート

キッチンは、1960年代の最新式のステンレスキッチン

でも壁に貼られたタイルはオランダのアンティーク

秤とか肉を干す金具とかアンティークな道具がオブジェとして飾ってあったりします

なんとも居心地のいいキッチン

ドアの外はなだらかな渓谷に繋がる広々とした庭

隣のダイニングルームに入って、オーディオガイダンスを進めようとしても、出来ません

どうやらプーさんも同じようです

スタッフにおかしい事を伝えると、受け取っていじっていましたが、調子が悪いみたいだから、英語かフランス語で私が説明すると言い出しました

フランス語はさっぱりだし、選択肢は英語のみ

英語で案内を頼みました

ところが〜

彼女の英語力は私と同等?それ以下?

ついにスマホで画像出したり、翻訳アプリで英語にしての案内

それでもよくわかりました

調度品は、アンティークな物や、イタリア製の最新のソファーベッド

ドアも旅先のスペインから持ち帰った物

自作の絵が描けてあり、置いてあり、こだわりにこだわって作られた住居だとわかります

一番上の階は天井の高い屋根裏部屋で、アトリエ

当時の画材などがそのまま展示してあります

そして奥の壁には、藤田が描いた壁画

これはランスのノートルダム・ド・ラ・ぺ礼拝堂に描いたフレスコ画の習作だそうです

左側に、レオナルドダヴィンチ、ラファエロ、ミケランジェロなどの肖像画も描いてあります

ここでしか見られないいろんな物

藤田が生きていた時代に完全にスリップ出来る空間

大満足でした

アラームが鳴りっぱなしで、音を遮断するために大きなイヤホンを勧められるほどの異常な音の中、オーディオガイダンスも壊れて、私レベルの英語で案内されても

そういうアクシデントを引いてもたっぷり満足出来ました

そうそう、残念だったのはどこも撮影不可な事

出口(かつての入り口)で寄付をして建物の外に出ました






建物を背景に道路側から記念撮影



庭の写真を撮るために、もう一度敷地内に入って







庭は、今ではマルシェなどに貸し出しているそうです


野生のシクラメンがあちこちで咲きだしていました





滞在時間は1時間ちょっと

もう少しこの小さな村でのんびりしたい気持ちを抑えて、パリに戻ります

バス停まで歩きながら、プーさんが感想を

ジヴェルニーのモネの庭や建物より数倍良かったね
来る価値のある所だったわ

この日一番嬉しい言葉でした☺️

バスはすぐにやってきて、高速道路を走ってマシー(Massy)へ

途中は、パリからの地下鉄?の延長工事をしています

これから発展していく場所のようで、大学もありました

マシー(Massy)からは、PER(高速鉄道)で帰ることにしました

料金は4.5€程

自分で買うつもりが、機械はクレジットカードのみの購入(まだ海外利用禁止のままにしてある私のカードば使えず)で、プーさんのカードで

降りたのはリュクサンブール

ここでバスに乗り換えて、プーさんの住まいへ

のんびりとした素敵な小旅行でした

メゾン・アトリエ・フジタの展示内容や場所などについては、詳しく記載されている藤田嗣治の住居兼アトリエというウェブサイトがあります

撮れなかった写真はそこを参考にしてください









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2 コメント

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kenさんです!! (knsw0805)
2023-10-23 08:45:55
おはようございます。

素晴らしい、ため息つきながら見ています。この間フレンチローズとエコルド・パリ派を特集しましたが、フジタはエコルド・パリ派を代表する画家の1人ですね。もはや「これってやはり化石? 私のライフスタイル!」のタイトルは変えないといけないのではないでしょうか(爆)おたかさんは素晴らしく、素敵な文化人です。
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Unknown (おたかさん)
2023-10-27 14:52:20
ケンさん、ロンドンからおはようございます

毎日フルな行動と、gooブログアプリにアクセスがなかなかうまくいかない環境で、コメントへのお返事も遅れてしまいました

絵を見て惹かれると、絵が描かれた環境や影響を受けた地域へ行ってみたくなります
今回は藤田の美意識の集大成のような晩年のアトリエ訪問ができた、幸せでした

過大評価をされてしまいましたが、私の暮らしは1年のうち350日ほどは、ブログタイトルそのものです(笑)

コメント嬉しく読ませていただきました
ありがとうございます
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