
袷の色無地をやっと仕立て上げました
結城紬を買ったのは、5年以上前
それを染めに出したのが、4年ほど前
その時、八掛(裾回し)の色を決めかねて、後から選ぶことにしたのか失敗でした
田舎暮らしは、染め屋も呉服屋もなかなか近くにありません
お茶の稽古に行く隣の市の古くからの呉服屋で選んで準備してもらったけど、いまいちの品
しかも法外なお値段でした
昨年の3月ぐらいに、表の素縫いだけをしてクローゼットに吊るしっぱなしで一年経過
今年の3月からまた続きを始めたものの、裏と表の釣り合いが気に入らない
衿とじも気に入らない
ちょこちょこ直しても気に入らず、衿を付け直した方が良かったかなぁと後悔
最後に共衿を掛ける段階で、左右の寸法もきちんと合っているのに、地衿の地の目を通すと対象に共衿がならないのです
理由が分からず、もう一度解いて、寸法を計ってみても狂いは見当たりません
下前の方だったので、少し地の目がずれたままでもいいことにして、先に進めましたが、気分が悪い
そして、羽織って裾線を決めてまとってみると、綺麗なラインが出て特に問題は見当たらないのですが、吊るすとなんだかスッキリしません

着たときに問題なければいいとするかと、妥協して、最後に紋紙を新し物に変えて付け直して完成としました

やはりだらだらと仕立てるのは良くないと、ふかーく反省するものの、今では針仕事は生活の中の優先度が低くなってしまっています
昨日もあとスナップ2個付ければ完成というところで、ベス🐕🦺の散歩となりました
今回の仕立てがこんなに時間がかかってしまったのは、多分私のコロナ鬱
昨年の3月は息子の海外赴任が決まったものの、ロックダウンで身動き取れないし、プーさんもパリで似たような状況でした
私が特に何かをしてあげられるわけではないけど、好きなことに専念する気持ちになれない一年でした
また着物着て出かける楽しみも、コロナ禍で自粛
コロナ騒動も一年以上経過して、私の神経も以前のように(今まで以上?)図太くなったし
息子一家もプーさんも、こんな世の中でもしなやかにタフに生きている
一日の中で、時間を工夫してまた針仕事を再開です
昨年は、トトの母様からと母様の伯母から またまた着物が回ってきました
伯母の色留などは、伯父が何かのご褒美をもらって(勲章という?)皇居にお招きがあった時に、わざわざ仕立てた着物です
体型が違うし、色留をこの私がこれから着る機会など無さそうですが、自分の仕立ての腕を落とさないためにも、縫い続ける数のうちにしようと思ったりしています
そうそう、今回仕立てた色無地は、結城紬を選んだのは、雨とかお天気が少々悪くても垂れものよりダメージが少ないからです
これからどんどん袖を通して、5年ぐらいしたら、洗い張りにして仕立て直したい
その時は、今回よりささっと縫い上げたいなぁと思っていますが、5年後生きてる?元気してる?
なんてそんな事がチラッと頭をよぎるものの、終活ばかり考えていては、人生楽しくないので
昨年着物の類を私にどさっと渡そうとしたトトの母様に、
私ももう65歳で、先はそんなに長くないですよ
と、言ったら、一喝されました
何言ってるの‼️
おかあさんなんて65歳の頃はバリバリ働いていて、まだまだ先は長いと頑張っていたのに
スーパーバァ様を姑に持つと、下手にぼやくことも出来ません😅
前進あるのみです
素晴らしいです😉
コメントありがとうございます
着物が着たくて、色々手直ししたり、新調したりしたくて、本格的に習いました
40代後半のことです
その前も、仕立てていましたが、袷は敬遠していました
コメ辺遅くなり失礼しました