これってやはり化石? 私のライフスタイル!

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糸力 … 寿命尽きた糸 いと

2014-02-02 | 
長着を洗い張りしたもので コートを縫っています

9割9分手縫いなのですが、表衿と裏衿(どちらも 表生地)のはぎの部分だけが ミシン縫いという説明書きの和裁の本に従い、衿合わせの段階で手持ちのミシン糸の中から 探し出すと 

見つかったものの ちょっと引っ張ってみると みごとぷっつんと切れてしまいました

古い糸で 糸力がなくなっていました

手持ちの糸を使うときは 必ず 糸力があるかどうか 確かめるのですが、ここのところ 急に使えなくなってきている糸が増えてきたような気がします

そこで 同じ箱にしまってある絹ミシン糸を 手当たり次第 確かめてみると、哀しいことにほとんど プッツンと切れます

こういう糸を取っておいても しょうがないので 処分 ( 洋裁小物がほんのちょっと片付いたかな )

和裁を習い始めた十年前、( 和裁を始めて この2月で十一年目を迎えました )先生のところには買い置きの絹糸がたくさんあり、その中から色を合わせて買わせてもらうというシステムでしたが、糸力がなくなっている糸が沢山残っていました

もちろんそういう糸だと話すと それはもう使えないからと 返金してくださっていましたが、以来自分の糸には名前を入れる時に 使い出した日付も書き込むようにしていました

今は 和裁のお稽古に出かけることもなくなったので、日付を入れるだけですが

ちょうど去年の十二月に使い終わった 太巻きの手縫い糸のプラスチックの芯が残っていたので 確かめると 使い始めは 2007年7月となっていました



ほとんど胴裏を縫うときにしか使わない白い手縫い糸ですが、6年ぐらいは問題なく使えるのだと この日付をみて思うことでした

ところで
ホームソーイング人口は 細る一方なのが身にしみてわかります
小間物を扱う店がどんどんなくなっていくので どうにかならないものかしらと 一番頭の痛いところです

歩いていける昔ながらの商店街に 小間物屋さんがあるのですが、糸を買うのが心配なほど お客さんがいません
商品の回転のいい店となると 電車で ユザワヤかオカダヤあたりまで行くことになり 一個の絹糸が倍以上のコストがかかってしまうのです

そんな私の状態なので ちくちくと針を持つ人には つい どこで小物材料を揃えているかということをきいてしまいます

だいたい私と同じような状態なのですが、ユザワヤも店によっては 品揃えが少ないとか 極端に店員が少なくて 遠出した上に大変な待ち時間だとか
そういう内容になってしまいます

時代の流れに逆らって生きている? 苦労なのでしょう



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