これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

マイサイズの着物用かっぽう着作ってみました

2009-02-07 | 
おうちで着物の時に、随分使い込んだ白いかっぽう着がみすぼらしくなってきました。


そこで、私サイズのかっぽう着を作ることに。


165㎝、手長猿族の私にとって 市販のかっぽう着はあまり 着心地がよくありません。


しかも白は汚れが目立つ。
目立った汚れはマメに洗えばいいのですが、白は経年でくすんできます。


ネットや雑誌を色々調べて、結局、おけいこ着・水屋着なる本がよさそうで 購入。


製図まで簡単に出来ましたが、布が…

ただ今 布のストック処分中の私としては、
手持ちの布でどうしても最初の一枚は作りたい!  と思っても、帯に短し たすきに長しのものばかり。

一番手頃と思った今回の生地は幅が足りません。


たぶん25年以上も前のもので、母が買ったもの。


何を作るつもりだったのか 今では知る由もありませんが、
洋服にするには私の好みではないものの、
染めといい生地の質といいなかなかいいもので 手放せずにいたものです。

素材は別珍 あるいは ベルベットとか綿ビロードと呼ばれてます。
綿100%です。


結局 接ぎを入れてこの生地で作ることにしました。
接ぐ場所は大いに悩みました。


脇に足し布を入れるのがよさそうと思うものの、
袖付けが煩わしくなりそう、とか 色々悩んで後ろ中央当たりの両サイドに足し布をすることにしました。


かんたんソーイングとなっていましたが、衿ぐりの見返しのステッチや、
ひもを縫ったり、後ろ肩あたりの見返しで前肩を挟んで縫ったり……

私の最近の物作りの気力からは、かんたんソーイングにほど遠く、時間をとりました。


出来上がりは こんな感じ。 前です。和装かっぽう着 表   後ろです。 和装かっぽう着 後


でも さすがにマイサイズです。抜群の着心地で、おうち着物が楽しくなりそうです。



十五ほど前までは 冬になると おうちで着物 の生活がよくありました。

それが お出かけ着物 にいつの間にやらチェンジしてしまい
おうちで着物なんて ひと冬に2~3回に激減。


理由はいくつかあるのですが、一番は何といっても週2回ほどのスィミングスクール通いから、スポーツクラブへの変更でしょう。

スポーツクラブは 自分で都合のつく時間に行くようになるので、
朝から着物とか 帰ってきてから着物というスタイルが非常に煩わしくなったのです。


同じ頃、週2回ほどの仕事も始めたこともあります。


仕事のない日に スポーツクラブに行き、しかも家事雑事をするという
ちょっと慌しいライフスタイルになってしまいまいした。 


せめて 袷の季節ぐらい もう一度 おうちで着物の生活スタイルを増やしたいと思っているこの頃です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

着やすさを求めて 「帯枕の編」

2009-02-07 | 着物
先週、両国へのお出かけは 着物でした。

どうしても締めたい帯があり、そして 帯結びがありました。 角だし です。

でも、前日の夕方 ちょっと体にまわしてみて、
どうも お太鼓の柄がうまく出ずに諦めました。


が、そうなると ふつうのお太鼓になります。
でも 私は、この帯結び、背もたれると背中が痛くて どうも苦手です。

そこで 名和和子さんが紹介されていた、日本手ぬぐいをくるくる丸めて帯枕の代わりにしたのです。

小ぶりでふっくらした感じに結べたものの、
やはり少々お太鼓の山の膨らみがもの足りませんでした。



何とかならぬかなと、今回 手持ちの帯枕の紐をはずして、
ながめながら つらつらと考えてみました。帯枕 表

帯枕 裏

『この形でもう少し 柔らかめの帯枕だったらなぁ…』

そこで、駄目もとで、帯枕の裏の白い当てものを切りながらはずしてみると、なんと化繊の布張りの当てものは紙製。
そして内側にもう一枚紙の型がつけてありました。

中身は木のチップ? 昔ながらのパッキン材です。

布張りした紙の型と もう一枚の紙だけの型。二枚合わせてたわめても結構しっかりしているのです。
『? 背中の痛みはもしかして この型紙?』

帯枕 加工1 そこで 型紙をはずした状態で くるんである布を糸で荒かがり。

帯枕 加工2 次に厚めの接着心を形に切って、貼ってみました。

この状態で背中にあててみると、まぁ どうでしょう。背中に当たった感触が違うのです。


帯枕 紐つけ ガーゼでくるんで、突き合わせ部分は接着テープで固定。

紐のちょうど真ん中に収まっているのを確認してから、帯枕の両端を動かないように糸でとめました。


最後はガーゼの紐の端を縫って、ほつれ止めをして 完成。
ちょっと小ぶりな帯枕ができあがりました。

ついでに少々幅広のゴムで帯揚げを帯枕に止めるゴムベルトも作りました。

帯枕 完成


今年は 8日が針供養だとか。この作り直した帯枕を使って帯を締めて 浅草寺に出かけてみましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする