口が悪いのがお好き？

東京に引っ越してきて早２ヶ月、こんなにさみしくないもんか。

前に住んでいた街をここまで思い出さないとはさすがに予想外。

冷たい人間なのか、ベッドタウンの実力か。



私が引っ越す前に行きつけの喫茶店が店を閉めた。

もともとの不況にコロナの追い打ち。

そこで働いていたおばさんやおじさんはどこに行ったのかな。

まだこっちでお気に入りの喫茶店は見つかってないけどいずれ。


一回行ってみた隣駅の喫茶店にて。



ここ数週間、ラジオよりYouTubeを聞いている。

この短期間で何度も聞いた汚い言葉にすっかり馴染んでしまった。

「クズ中のクズ」。

なかなか聞かない強烈なフレーズ。

クズという言葉はあまり好きじゃなかったのだけど、

このご時世に確信を持ってこの言葉を使う人とその周辺の人たちの話に耳を傾ける。

口の悪さが際立つのは宮台真司と高橋ヨシキ。

宮台真司は淡々と論理的にクズを連発するし、

高橋ヨシキなんて「そんな奴らは俺が皆殺ししてやる」と言ってて吹き出した。

それでも根底の温かさが伝わるから不思議だ。

他によく聞いているのは町山智浩、ダースレイダー、プチ鹿島、神保哲生とかで、

彼らが企画するネット配信が、まーー面白い。

良くも悪くも蓋をして忘れかけていたものをかき出してくれる。

あーーーここ最近大人のふりしてたわーーー、

もともとアマノジャックでひん曲がったやつだったじゃん。

物分かり悪くて面倒臭いやつじゃん！

それでいいじゃん！

彼らの自由な言葉を聞いて、

無意識的に大きな流れに馴染もうとしていたことを猛烈に自覚。

だからと言って日々の生活が劇的に変わるわけじゃないけれど、

なんだか世界が違って見える。



宮台真司が皮肉を込めて「みんなぼーっとしているから幸せなんです」と言っていた。

もっと勉強しなきゃなぁ。