大分むぎ焼酎 二階堂 「消えた足跡」
近道は遠回り。
急ぐほどに、
足をとられる。
始まりと終わりを
直線で結べない道が、
この世にはあります。
迷った道が、
私の道です。
(大分麦焼酎二階堂CMより)
子どもの頃からTVで流れている二階堂のノスタルジックなCM。
なんとなくずっと気になる存在だったけど、改めてその言葉に立ち止まる。
言葉って凄いな。
「そんなの前から知ってた」って?
自分の中にあるものを言葉にするってなかなかできることじゃない。
詩人然り、哲学者然り、作家然り、コピーライターしかりしかり。
なんというか、発した言葉を形に残して普遍的な存在にしてきた人たち。
形にされた言葉に共感して一丁前にわかったつもりでいるけれど、
共感するのはきっと当たり前なことでその先が難しい。
ある友達が自分は「死ぬまでに人の心に残る言葉を1つでも残せるだろうか」と憂いていた。
どうだろうね。
誰かにとっての詩人にならなれるのかもね。
実家に帰ると大抵父に映画などの映像作品を勧められる。
前回の帰省で一番のヒットだったのが1994年のイタリア映画『イル・ポスティーノ』。
一人の詩人と郵便屋さんの話だ。
控えめな演出で静かに語りかけてくる。
こんないい映画は滅多に出会えるものじゃない。
その中でハッとした言葉がある。
「詩は書いた人間のものではない。必要な人間のためのものだ。」
誰かの残した言葉は、私のものでもあるんだ。
それを許してくれる言葉は今までなかった。
イタリアから遥か遠く離れたこの地で、それを必要としている私がいる。
知っているようで分かっていない言葉の力に、可能性に、魅力にはたと気づく。
何度でも気づく。
何度でも失望し、また気づく。
何度でも何度でも出会う。
言葉が普遍的な存在になるのは、発した人と受け取った人がいたからかな。
もてはやさず静かに受け取ろう。
それができればいいんだけどね。
TSUTAYAの駐輪場
近道は遠回り。
急ぐほどに、
足をとられる。
始まりと終わりを
直線で結べない道が、
この世にはあります。
迷った道が、
私の道です。
(大分麦焼酎二階堂CMより)
子どもの頃からTVで流れている二階堂のノスタルジックなCM。
なんとなくずっと気になる存在だったけど、改めてその言葉に立ち止まる。
言葉って凄いな。
「そんなの前から知ってた」って?
自分の中にあるものを言葉にするってなかなかできることじゃない。
詩人然り、哲学者然り、作家然り、コピーライターしかりしかり。
なんというか、発した言葉を形に残して普遍的な存在にしてきた人たち。
形にされた言葉に共感して一丁前にわかったつもりでいるけれど、
共感するのはきっと当たり前なことでその先が難しい。
ある友達が自分は「死ぬまでに人の心に残る言葉を1つでも残せるだろうか」と憂いていた。
どうだろうね。
誰かにとっての詩人にならなれるのかもね。
実家に帰ると大抵父に映画などの映像作品を勧められる。
前回の帰省で一番のヒットだったのが1994年のイタリア映画『イル・ポスティーノ』。
一人の詩人と郵便屋さんの話だ。
控えめな演出で静かに語りかけてくる。
こんないい映画は滅多に出会えるものじゃない。
その中でハッとした言葉がある。
「詩は書いた人間のものではない。必要な人間のためのものだ。」
誰かの残した言葉は、私のものでもあるんだ。
それを許してくれる言葉は今までなかった。
イタリアから遥か遠く離れたこの地で、それを必要としている私がいる。
知っているようで分かっていない言葉の力に、可能性に、魅力にはたと気づく。
何度でも気づく。
何度でも失望し、また気づく。
何度でも何度でも出会う。
言葉が普遍的な存在になるのは、発した人と受け取った人がいたからかな。
もてはやさず静かに受け取ろう。
それができればいいんだけどね。
TSUTAYAの駐輪場