歩くたんぽぽ

たんぽぽは根っこの太いたくましい花なんです。

eiga.『陽のあたる教室』

2012年09月26日 | 映画
たんぽぽのわがまま映画批評
『陽のあたる教室』アメリカ/1995
監督:スティーブン・ヘレク
出演:リチャード・ドレイファン、グレン・ヘドリー、ジェイ・トーマス


TSUTAYAに行くと新入荷という赤いテプラが貼られたDVDを見つけた。
引き寄せられるように手に取ったのは『陽のあたる教室』。
その隣には、キアヌ・リーブス主演の『陽のあたるグラウンド』、パッケージは『今を生きる』に少し似ている。

「最初は何にも興味を示さない生徒が、先生の魅力に惹かれいつしか変わっていく」というストーリーはありきたりだ。
それならば私はいい映画をいくつも知っているし、今更見る気になれない。
「今をいきる」がまさにそうだし、コメディもいれたら「school of rock」なんて最高に笑える。
そう思いながらもなぜか借りてしまった。
なんとなくそのタイトルに聞き覚えがあったからかもしれない。

142分という大作。
気づけばもう夜の11時だ。
印象的なラストで見たことがある映画だとやっと気づいた。
いい映画と再会できた。

1960年代から1990年代を駆け抜ける時代描写と音楽が、見る者をその当時にいざなう。
一人の音楽教師の30年間の記録。
パッケージから私が勝手に想像したハートフル・エンターテイメントとは少し違っていた。
思ったより地味で、ストーリー展開が淡々としている。
その意外性がよかったのかもしれない。

コメント
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