歩くたんぽぽ

たんぽぽは根っこの太いたくましい花なんです。

測量野鳥届く

2020年07月23日 | 文房具


クラフト紙で包まれたこの四角柱が届くとなんだかとてもいい気分になる。

紅茶でも入れて一息いれましょかてな具合に。

いったい何かと言うと、測量野鳥10冊セット、どどーん!!



好きな文房具というのは、本当に心を豊かにしてくれる。

はぁ新しい匂いがする〜♫

文房具で重要なのは値段ではない。

どれだけ本気で気に入っているかが大事なのだ。

私がどれだけ測量野鳥に全幅の信頼を置いていることか。

値段、サイズ、ペンのノリ、開いた時のフラット感、愛着の総合点で他の追随を許さない。

中でも長年愛用しているボールペン「uni-ball Signo DX0.38」と、

「STABILO バイオニックワーカー」との相性が抜群。

ちなみに夫はボールペンなら断然ジェットストリームらしい。

確かになめらかな書きごごちがたまらないが、私はインクがたくさん出る方が好きなのだ。



とにかく何を書くにも測量野鳥で、残り5冊を切ると落ち着かなくなる。

そこですかさずポチッといくわけだ。

10冊セットで買うとお得なのでおすすめ。

以前テレビで探検家が愛用している姿を見て誇らしかったのを覚えている。

やはりフィールドワークのために作られただけはある。



それにしても好きな文房具に囲まれて過ごすのって、なんて幸せなんだろ〜♬。

いいにおいグフフフフ
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<おすすめ文房具>コクヨの測量野帳

2016年09月22日 | 文房具
鞄の中には出来る限りメモ帳を忍ばせておきたい。

スマートフォンのメモ帳で十分な気もしないではないが、

文字を書くことが脳に良い刺激を与えるような気がして紙のメモ帳を重宝している。

癖というのも大したもので、ペンを握るという動作一つが物事を考えるルーティンになる。




そこで私の頭を悩ませてきたのが、どのメモ帳を使うかという問題である。

誰かは「書ければ何でもいいじゃん」と言うかもしれない。

しかしよく使う者にとっては手触り、紙質など些細な事がいちいち気になってしまうのだ。

メモ帳一つが私のモチベーションに関わってくる。



今まで使ったメモ帳をいくつか紹介したいと思う。
価格は参考まで。

まずはA5サイズのものをいくつか、このサイズになるとメモ帳と呼ぶには少し大きかった。


●左:無印良品「上質紙滑らかな書き味のダブルリングノート」価格500円

●右:MARK'S inc. 「DAYS(?多分)」
ビビッドで見た目が可愛らしかった。

いずれも際立つ魅力はなく、1回きり。





●両方:ミドリ「MD*ノートコットン」価格916円(ただしAmazon)
シンプルな見た目と、紙質がお気に入り。
柔らかくしっかりとした紙はインクの染み方が素直で気持ちいい。
開いた時のフラット感が絶妙でどのページでも書きやすいのがポイント。
同色のスピンが付いているのも嬉しい。

難点は少し大きいのと値が張るということ。
常時使うメモ帳にはもったいないので、最近は大事な事を書くノートとして使っている。
*MD:「ミドリダイアリー用紙」の略。ダイアリーのために1960年代に誕生したミドリ社のオリジナル用紙で
インクがにじみにくく、裏抜けしにくい、といった高い筆記適性、心地よく書けることにこだわった日本製の紙



次は少しサイズが小さくなる。


●無印良品「再生紙単行本ノート約195x137mm184枚」価格214円
このボリュームで214円は安すぎる。
これ程、思いつくまま気兼ねなく書けるノートはない。
さらに見た目が文庫本のようでなんだかお洒落だ。
MDノート同様赤いスピンが付いている。
難点は開いたとき左右へ盛り上がりができ少し書きにくいことと、他に比べて重いということ。




次はメモ帳らしくだいたいA6サイズのメモ帳。


●左:文運堂「再生紙メモ帳 (天のり)」価格120円+税
机の片隅に置いておくと便利。

●右:知人のアメリカのお土産
見た目が好きだが、あまり実用的ではない。






●左:MARK'S inc. 「DAYS」
上記のものとサイズが違うだけ。
MARK'Sのメモ帳は開いた時のワクワク感がない。
というのもことメモ帳に関しては基本的に黒い罫線があまり好きではないからだ。
出来れば無地、薄い点、薄い罫線を望む。

●右:マルマン「ポケット判 クロッキー 白クロッキー紙」価格339円(ただしAmazon)
ちょっとした絵を書くにはいいが、表紙が柔らかいのでフィールドワークには向かない。
でも結構好きな方。





(写真はミドリホームページより拝借)


●ミドリ「スパイラルリングノート <A6スリム> 無罫 北国シロクマ柄」価格540円
ミドリのスパイラルリングノートシリーズはかなり気に入っている。
紙質や紙の仕様によって他にも「砂漠ラクダ」「南国カンガルー」「草原ミツバチ」「大陸ゾウ」などの種類がある。
シロクマノートは「雪原を歩くシロクマのように真っ白なMD*用紙」を使っているらしい。
シロクマのワンポイントも可愛らしい。
このメモ帳はとても気に入っているが、やはり少し高めだ。






(写真はミドリホームページより拝借)
●ミドリ「MDノート <文庫> 横罫」価格648円
このメモ帳もかなり気に入っていた。
持っているだけで、開くだけでワクワクするノートだ。
大きいMDノートと同じく紙もしっかりしていて開いた時の違和感がなく書きやすい。
これも少し高め。



ここまで見てきて、傾向としてミドリか無印良品を使う確率が多いようだ。

無印の再生紙ノートはコストパフォーマンスはよく、ミドリのノートは品質がよい。

そのかわり品質を妥協するのか、値段を妥協するのかという問題が出てくる。

そこで最近メモ帳として最高のノートを発見したのだ。

それがコクヨの「測量野鳥」!!



●コクヨ「測量野鳥スケッチブック セ-Y3」価格:かなり幅があるが私が買ったのは10冊1,358円
このノートが凄いのはこのルックスで200円以下という超コストパフォーマンスを実現した点。
さらにサイズ感、紙の質感、開いた時のフラット感、ページ数、重量など全てにおいてメモ帳として最適なのだ。
「測量野鳥」という名前も気に入っている。


上を見て分かる様に表紙がかなり厚く、フィールドワークにも適している。

薄い水色の方眼が施されている。
本当最高のメモ帳なので、是非。

「測量野鳥」
1959年発売の測量野帳は、発売の10年前(1949年)に測量法が制定されたのをきっかけに、ニーズが増大した測量業務の現場の声を反映し開発されました。コクヨでは、ノートなら「ノ」で始まる品番、製図用品なら「セ」で始まる品番がつけられています。測量野帳は、ノートのように見えますが、「セ-Y1」などのように製図用品の品番が付いています。測量野帳は発売から50年以上が経過しました。しかし、品質改善のための仕様変更があった以外ほとんどデザインが変わらない珍しい商品です。屋外で、片手に持って筆記しやすいように、そして耐久性を持たせるように硬い表紙を採用。現場の方の作業着のポケットに入るようにサイズを設定しました。(ホームページより)
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ガラスペンで戦意喪失

2016年04月19日 | 文房具
皆さんはガラスペンという存在をご存知だろうか?

その名の通りガラスで出来たペンのことだ。

漫画を描く時に使うGペンや昔の映画でよく見る羽ペンなどと同じで、

インクにつけて文字や絵を書く。

1902年に日本の風鈴職人である佐々木定次郎によって考案されたのだとか。







ガラスペンとの出会いは、数年前にもらった友人からのプレゼント。

軸が奇麗な青色をしたルビナート社の定番の型(写真手前から3本目)。

太い線を書くのには十分だ。

その後奈良で出会った女性からガラスペンを5本もいただいた。

いずれにしろ貰い物ばかりだが、とても重宝している。

中でもよく使うのが写真手前2本の中島製作所の竹軸極細仕様。

日本製はこの2本だけである。

他と比べても、ペン先がとても繊細で細い線が奇麗に書ける。

今まで使ってきたペンの中でも一番のお気に入りだ。

一般的な評価は別としてかなり相性がいいと思われる。

そのうち1本はもともとペン先が欠けていたので実質使えるのは1本だ。









ガラスペンを出発点としていろいろ想起出来るが、

今回は一つのものに執着しすぎると周りが見えなくなるという話。

「恋は盲目」なんて言葉があるが、対象がものであっても同じことだ。



昨日そのペンで楽書きをしていた時のこと、

インクにペンを浸していた時にカツッと不吉な音がした。

恐る恐るペン先をみると案の定ペン先が欠けていたのだ。

残念だがまたネットで探せばいいと慢心していたのだが、

ペンの型番を再度確認するためにシールを見ると嫌な予感が。

「中ニ脱脂綿又ハ海綿ヲ入レテ御使用下サイ」と書いてあったのだ。

カタカナのレトロ具合にこの会社はまだ存在するのだろうかという一抹の不安。

調べるとやはりもうなくなっており、久々にとても落ち込んだ。



ーーー
これからもっと白黒の絵に挑戦しようと思っていたのに、

なぜこんなケアレスミスで大事なペンを破損してしまったのだろう。

他のペンでは思う様な線にならない。

高校生の頃よく聞いていたBUMP OF CHICKENの歌の一節が頭をよぎる。

♬本当の大事さはいなくなってから知るんだ♬

まさに戦意喪失。

他の人からすれば「大げさだ」と一笑されるようなことかもしれないが、

私にとってペンとは相棒であり他には替え難い大切なものなのだ。
ーーー



と、このような感じで執着が広い視野を消し去り進むことを許さない。

我に返るとこんなにばかばかしいことはない。

仕事の視点で見ると、ガラスで出来ている以上ガラスペンは消耗品である。

これからも使っていくことを考えれば、替えのきくものを探さなければならない。

もちろん消耗品として割り切るようなことはしたくないが、柔軟な視点も大切だ。



そうやって少し冷静になって探すと似たような製品が見つかるもので、さっそく注文した。

お気に入りに執着しすぎると安心感により無知のままだ。

これからもっともっと素敵なペンに出会えるチャンスがあるはずだ。

落ち込んでばかりもいられない。



なんだか振られた女が割り切って前を向く話みたいになってしまった。

お気に入りも大事だが、執着しすぎると自分も大変だから程々くらいがいいかもしれない。



噂のガラスペンで一昨日描いた絵。友達の娘バーションの「不思議の国のアリス」だ。
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