歩くたんぽぽ

たんぽぽは根っこの太いたくましい花なんです。

真夏のカランッ

2017年07月24日 | 日記
局所的に大雨が降った今年の梅雨だけど、

雨が少なかった関東のダムや貯水池は例年より水位が低いのだとか。

梅雨明けが発表されいよいよ暑い夏がはじまる。

嫌なような嬉しいような変な気分。

どの季節が好きかという質問に今更一人思い惑う。



昨日まで川崎大師で風鈴市がやっていたが行けなかった。

随分前から一つくらいお気に入りの風鈴がほしいだなんて贅沢なことを考えている。

音で涼しさを得ようなんて誰が考えたのだろう。

昔の人の工夫は面白い。



昼間、部屋で絵を描いていた。

ふと手を止めると、急に音声が再生されるようにジージーという蝉の大合唱が耳に入ってきた。

それとほぼ同時に、冷たいお茶の入ったグラスがカランッといった。

氷が溶けてグラスに当たった音、風鈴みたいに涼やかな音。

思わず氷にグッジョブ。

べたな映画のワンシーンみたいでニヤニヤしてしまう。

まさに今夏真っ盛り。




梅雨は終わっちまったのかい
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孤独な地球

2017年07月01日 | 空想日記
知識がないために沼のように足の着かない思考の世界で、妄想が妄想をよび風船のように膨らんでいる。



生憎の曇り空を見上げて、雲の上にあるであろう無数の星に思いを馳せる。

大分前にTVの中で天文学者が地上600キロメートル上空を軌道周回するハッブル宇宙望遠鏡の重要性を分かりやすく説明していた。

地上から宇宙を観測するのはプールの底から外の世界を見ているようなものなのだ、

つまり大気が水のように視界を歪ませているのだ、と。

30年の準備期間を経て1990年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡は、

大気の影響を受けずにそれまでとは比べものにならないほど鮮明な宇宙の画像を届けてくれた。



地球はこの膨大に広がる宇宙の中で、天の川銀河、もっといえば太陽系という小さな世界の中で手の届く範囲に一生懸命手を伸ばす。

人間という小さな知的生命体が宇宙誕生の謎を解き明かす日は来るのだろうか。

いつか他の生命体を見つけることができるだろうか。

この広い宇宙で地球はなんて孤独なんだろう。

ちっぽけで愛しい星。



アポロ13号の酸素タンク爆発事故で宇宙飛行士たちを無事帰還させた話も、

ハッブル宇宙望遠鏡の鏡の故障を直したミッションも、

最近で言えば日本の小惑星探査機ハヤブサが7年越しで帰還した話も、

なんだか涙がでてくる。



地球が孤独だなんていかにも人間らしい手前勝手な妄想か。

地球誕生46億年の中でここ100年位の話でしかない。

いつも太陽と月がそばにいたじゃないか。

それにミクロの世界で考えれば、構成物質はどの星も同じだ。



後悔には蓋をするたちだけど、蓋をできない後悔もいくつかある。

その一つが高校の時に物理を勉強しておけば良かったということ。

理系文系の分かれ道で楽そうという理由だけで文系を選んだ。

今からでも遅くはない、数学的知識を育むにはあまりにも地盤がないけれど、

天文学者や物理学者がどんな研究をしているのかを表面的でいいから知りたいのだ。

とりあえず相対性理論についての入門書を買ってみた。

読むのは秋以降になるけど、楽しみ。

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