歩くたんぽぽ

たんぽぽは根っこの太いたくましい花なんです。

玉置浩二という日本の宝

2017年12月10日 | 音楽
音楽が好きでよくライブを観に行く。

今まで観てきた多くのアーティストの中で明確に1番だった人がいる。

それが玉置浩二だ。

何が一番かと聞かれるとよく分からないが、とにかく一番だった。

観に行ったのは好きなアーティストが多数参加するギターフェスで、

玉置浩二に対しては好奇心が少しある程度だった。



彼は最後から2番目に登場した。

オーラというものを彼ほどひしひし感じたのは初めてだったような気がする。

今までワイドショーのイメージが強すぎて靄がかっていた偶像が実像となって目の前に現れた。

魔法使いみたいな黄色い服を身に纏いいかにも変な人という感じだったが、

遠くからでもその寛容さというか懐の広さが目に見えるようだった。



彼は5曲ほど歌ったが、それはそれは不思議な体験だった。

歌いはじめたかと思ったら一瞬で終わってしまったのだ。

今まで観てきた多くのアーティストとは次元が違う。

音楽家として立っている世界が違いすぎるように感じた。

努力でどうにかなる問題ではない、天賦の才。

生で聞くことに彼ほど意味をもたらしてくれた人は他にいない。

そこにいて今歌っているという実感を誰よりも与えてくれる。

歌声が聞いている人の魂にダイレクトに届くのだ。

そして会場にいる全ての人が同じように感じていた、そう確信している。

そこには「今」しかないのだ。



うまく説明できないけど、確実なのはその一瞬が凄まじく幸福だったということか。

その時の音源があるので載せておく。





あとオススメの動画。

アカペラのMr.Lonely


彼の歌を母国語で聞けるというだけで、日本人に生まれてよかったと思う。

今年は玉置浩二にとってもソロ30周年の節目の年でたくさんライブをしていたけど、

チケットがすぐに売り切れてしまうのだからやりきれない。

来年こそは観に行きたいな。
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