DALAB情報発信用ブログ:OpenCAE+GPGPU+Peridynamics編

DALABで行っている研究活動の中で、OpenCAEやGPGPUや破壊解析の取り組みについてまとめてゆきます。

PCの仮想化技術を試す

2006年09月24日 06時46分31秒 | Weblog
今日、興味を持っている技術的話題は、PC の仮想化技術です。エミュレーターとかは、遅いし胡散臭いし、どうも手が出なかったのですが、最近流行っていますよね。
雑誌を見ると、Xen の上で WindowsXP が動作するそうですよ。また、Microsoft の Virtual PC や Virtual Server は無料で利用することが出来るのです。
書きかけなので、追加します。
実は、Windows Compute Cluster Server を用いたクラスタの研究をしているのですが、これが 64bit 専用 OS でして、ハードウエアを限定します。新しい CPU は、殆どが 64bit 対応になっていくので(多分)大丈夫なのですが、手元に無かったので、新しく AMD の Turion64 X2 が乗ったノート PC を購入して、折角のデュアルコアだから、これに Virtual Server を使って、3つの OS を動作させて、クラスタで並列処理をしようとしました。
つまり、Windows Compute Cluster Server 2003 (64bit) を3つ使って、
ベースのホスト OS : Head Node を実機上に1つ
 仮想のゲスト OS : Compute Node を仮想的に2つ
しかし、何と Virtual Server 2005 でも、64bit をゲスト OS としてサポートしていないようで、動作しません。今後は、Windows のサーバー OS は、皆 64bit 化してゆくはずで、それを支える Virtual Server が対応していないのは、とても残念です。サポートまでには時間が掛かるようなのです。
と色々見ていたら、VMware Player が、64bit 対応なようですので、試してみます。


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2 コメント

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ベンチマークいろいろ (ryos)
2006-09-24 11:13:26
一応、グリッドやクラスタをやっていると、計算速度を評価する必要があって、Super Computer Ranking TOP 500 で用いられる Linpack がメジャーなのですが、これは動作させるまでが結構大変で、良い結果を出すためにはチューニングが必要で、きちんとした結果を出すには耐久テストみたいに時間がかかるのです。

それに対して、姫野ベンチはソース1つで簡単コンパイル、さらにバイナリ使えばすぐに測定が出来ます。でも、計算機の速度って、目的や条件によって大きく異なるので、まあ1つの目安ですね。

某研究所に居られたころから、数値解析の分野でお名前は存じていました。活躍されていますね。
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姫野ベンチ (偽先生)
2006-09-24 09:03:17
「姫野ベンチ」をお使いになっているのですね.姫野さんが現職に就く前は,自動車会社の研究所におられました.そう,私と同じ研究所です.ただ,部署が多少違ったので,あまり,お話しする機会はありませんでしたが,いろいろな面で面白い人でした.



彼は,信念を貫いていた印象があります.あまり,周りの人の意見に左右されず,やるべきことを進めた,立派な方だった印象があります.



見習わないといけないのですが,なかなか難しく・・・

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