DALAB情報発信用ブログ:OpenCAE+GPGPU+Peridynamics編

DALABで行っている研究活動の中で、OpenCAEやGPGPUや破壊解析の取り組みについてまとめてゆきます。

日本の近代化と地域

2006年02月19日 05時09分58秒 | Weblog
柴田はパソコンにしか興味が無いように見えるが、これでいて実は多面的に興味が展開する方だと思っている。郷土の歴史について、特に明治以降の日本の近代化には特に注目している。で、それを何とか調べて、納得の行く理由が知りたいと思っている。
1:浜松
この地域は軽工業のメッカであって、オートバイや楽器などの製造に対して、ホンダ・ヤマハ・スズキ・カワイなど日本を代表するメーカーが集中している。なぜ、浜松なのだろうと、ずっと疑問に思っていた。当然、創業者がその地域に生まれたことが大きな理由なのだが、それを育てる土壌として地域の果たした役割は大きいと思っている。
で、浜松の場合には新幹線で通ると分かるが、稲作に適した平野ではないようで、古代からあまり農作中心の民族は住まなかったのだ思う。そこで、渡来人が入力して、農具や武器などのものづくりで生計を立てる民族が集まってきたようで、この人々の血が受け継がれて、ものづくり浜松を成立させたのではないかと思っている。
聞いた話では、県都でもないし浜松はそれほど大きな街ではないが、技術書の売り上げが全国10位だそうで、そういう土地柄なんだということが分かる。
2:各務原
で本題はこちらで、昨日各務原の公園に行ったのだが、なぜここに飛行場と航空産業があるのか、ずっと疑問であった。その場所に行ったり書籍で調べたりしていたところ、ヒントが見つかったので、ご紹介する。車で回ると分かるが、各務ヶ原は岐阜のような濃尾平野ではなく、境川や木曽川周辺の高低差のある高台の多い土地である。
この地盤はとても水はけの良い土地だそうで、水田を作ることが難しかったそうだ。なので、この高台は原野として手付かずだったそうで、この水はけの良い広い高台が、飛行場に適していたことも、飛行場があることの自然環境としての1つ理由になっているようだ。
まあ少しは納得が行くのだが、あとは、キーになる人物にしらべて見る必要がある。また各務原は、岐阜大学の農学部や工学部が置かれた知的基盤を持っていた土地柄であるようで、何か他の理由もありそうである。また、各務原に立っている学校や公共建築に着いても、すこし周りの状況に比べて、都会的なセンスがあって垢抜けているので、教育レベルが高い何かの理由があったかもしれない。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。