DALAB情報発信用ブログ:OpenCAE+GPGPU+Peridynamics編

DALABで行っている研究活動の中で、OpenCAEやGPGPUや破壊解析の取り組みについてまとめてゆきます。

研究日誌H180529

2006年05月29日 06時34分13秒 | 研究室情報
*凄い集中力です*
本来は先週金曜日には完成するはずの申請書類が伸び伸びになっていて、土曜日に慌てて先方から連絡が入り、日曜日の午後7時を時限として送付する約束になった。ある程度の大きさがある、まとまった共同研究の申請書20ページ弱を、書き下ろしで12時間で作れるのか?非常に不安であったが、何とかするしかない。
そこで、朝6時に研究室に入って、正味12時間1本勝負となった。こんな時の柴田の戦略は、簡単な手の付けやすいところから進めると言う方法だ。枠に情報を入れれば住む書類は、手間がかかっても悩まずにすむので、結構早く終わる。それで、ページ数的には、とにかく進めてしまう。難しいところは後回しにしておく。
それで、よくある法則のように「仕事の経過時間の80%は工程の20%の重要部分で費やされる」は本当だが、今回はそれほど極端ではなくて、一番大事な研究内容と研究方法の部分を3ページ残して、残り5時間となった。後は、時計と頁残りを見比べながら、とにかく進めた。
結果的には10時間ほどかかって、午後5時には全体を作ることが出来た。たぶん、先週ぼちぼちを作業をしていたら、30時間掛けても完成せずに、結局、このように週末に持ち越していたと思う。計画的に事前に進めてゆくことは大切だ、でも火事場の馬鹿力は凄いものがある。
ちょっとずるいやり方だが、大抵の締め切りは余裕が持たせてある。そこで、本当の締め切りギリギリになったら、凄い集中力で仕事を終わらせてしまうのも、リスクは高いが効率は良いような気がします。これだけ用件が立て込んでいると、普通の集中力でコツコツやっても終わりません。
で、この1枚は、集中力には関係なくて、先週行った公園の情景です。今週は故あって休日なのに神経を極度に張っていましたが、この分は来週の週末に取り返したいと言う願いをこめて、心安らぐ写真にしました。

植物の力は不思議

2006年05月29日 05時36分20秒 | Weblog
植物の力にはいつも驚かされます。人間には無い、不思議な力を持っていると思います。今年は、前の花壇からツルの延びる植物が雨どいを伝って、2階の高さまで上ってきました。いつの間にか凄いなと思っていたら、庇に当たったようで、今度は何本かのツルが横に伸びてきました。支えのないツルは風のなかをフラフラ揺れていて、何かレーダーで探知しているように、支えを探しているようでした。
そのうちの1本が、比較的開けることが多い窓を見つけたのか、中に入ってこようとしました。このまま植物に部屋を占領されてしまうのが怖いので、ツルの先のほうを、折り曲げて、こちらに向かって来れないようにしました。ちょっと残酷なのですが、植物の生命力は高いので、この程度で枯れたりはしません。それで、ツルの先が折れて、下に垂れ下がっている状態でした。
今日の1枚は、その折れ曲がったツルを写しています。背景も植物なので、非常に分かりづらい写真となっていますが、良く目を凝らしてご覧ください。
さてそれから、数日経った昨日、このツルを良く見ると、下の方から同じように横に伸びたつるが、この垂れ下がったツルの先端に巻きついているのです。驚きました。あたかも、垂れた上のツルを下のツルが巻きついて、支えているように見えたのです。数日経っただけなのに、5回ぐらい巻きついていて、たぶんこのまま進みそうです。
不思議な点は色々あるのです。
疑問1:下のツルは上のツルが折られたことを知って、助けようと意識的に巻きついているように見えるのですが、植物には意思があるのでしょうか?
疑問2:意識的か偶然かは別として、下のツルは巻きついたツルが、同じ根を持つ1つの植物のツルだという、自己を識別しているのでしょうか?
疑問3:そもそも下のツルは、巻きついた上のツルをどうやって見つけるのでしょうか、風に揺られる中で接触した触覚を覚えて巻きつくのでしょうか?
たぶん、植物学の中で、きちんと解決されていると思うのですが、答えが知りたいです。