卯月の手鏡

小さな手鏡でも、広い世界が映る。

バベル

2007年05月01日 | 卯月の雑感
今日明日はGWの中休み。
今日はフリーだったので「バベル」を観てきた。

デビルマンのバベルの塔・・・じゃなかった。旧約聖書に出てくるバベルの塔。
昔、言語は一つだった。
人間は神に近づこうと、天に届く塔を建てようとした。
それに対して神が怒り、言葉を乱して世界をバラバラにしたとか。

モロッコ、アメリカ(+メキシコ)そして日本。
それぞれの場所で繰り広げられる理不尽なエピソードが、最後には一つになる。

同じ人間なのに人種、文化が違うと、そこに大きな壁が出来てしまう。

いつか人種差別も戦争もない平和な世界を作る事ができるのか。

1000円で観られる映画の日、最初はハシゴをして2本観ようと思ったけど、
バベルを観た後に他の感情を入れたくなくて、そなまま帰ってきた。







いつも利用するこの映画館。
前回、ホリデーを観た時、なぜか上映中に客電が点いて映像が切れてしまった。
しばらくしてスタッフが走り込んできて、詫びを入れ再上映された。
今回も、途中で字幕が半分スクリーンからはみ出してしまい読み憎くなった。
その内に映像が消え、またスタッフが走り込んできた。
その後、すぐに再上映されたけど、しばらく音声が途絶えたままだった。
字幕は付いていたけど、話している人物の顔が映らないと、誰が話しているのかわかりにくかった。

言語がわからない日本人のための字幕じゃなくて、ろう者のための字幕は、
台詞の前に話している人の名前が付くし、効果音の説明も付く。

字幕がある洋画でも、ろう者にとっては不便な思いがゼロでは無いんだと思った。