中村正直の「頑張れプロ野球」

ベテラン野球記者の本音ブログです。

審判について考える

2008-07-09 16:41:21 | Weblog
 試合前、阪神の打撃練習中に、旧知である在京の某ベテランアナウンサー氏と8

日のTG戦についての話に花が咲いた。十数年前の巨人担当時代からの付き合いだか

ら、自然と「巨人はどうしてこうなの?」という話になる。アナ氏は「チームを引

っ張るリーダーがいないんだよな」とこぼしていたが、阪神サイドから見る限り、

阿部や小笠原がグイグイ引っ張っていけばいいと思うが、実際はそうじゃないよう

だ。昔から様々な問題を抱えた球団ではあったが、今はその極みといっていいかも

しれない。

 話はそんな巨人から「審判」に及ぶ。アナ氏が語気を強めて言ったのは「球審の

動作が遅い!」ということ。確かにこれは感じていたことで、前夜の渡田球審など

その最たるもの。九回表、藤川が代打・鈴木尚に投じた2球目(だったと思う)の

コールは1テンポどころか2テンポも遅かった。こっちはスコアブックに「ボール

」の表記をし顔を上げたら、判定はストライクだって。「そうだよな。あまりにも

遅すぎる。プロテクターがインナーになったので、動作を大きくできるようになっ

たのが原因だろうが…。審判の第1義は、自分の派手な動作より、試合をスムーズ

に進行させることじゃないのか」。全くその通りだ。

 巨人の左腕・バーンサイドを交代させるときにも不手際があったが、あれなどは

審判がルールを理解できないことから生じたもの。“ルールの番人”たる審判があ

れではシャレにもならない。とまあ、このブログを書いている今、甲子園はものす

ごいにわか雨に見舞われている。試合ができるかどうか…。