中村正直の「頑張れプロ野球」

ベテラン野球記者の本音ブログです。

「三浦残留」に想う

2008-11-30 07:23:17 | Weblog
 本紙29日付け(一部地域ですが)の通り、横浜・三浦が残留と決まった。きのう阪神に断りの電話があったという。横浜担当・堀江の粘り強い取材で、三浦の揺れ動く気持ちを正確につかんだ結果が、あのスクープにつながった。阪神の球団公式HPをのぞき、ファンの声を見ると、一部に「デイリーや報知の記事は信用できない」とかいうものもあったが、アホぬかせ、と言ってやりたいな。スポーツ紙の記事の裏側にあるものをよく見極めないと、それがスクープなのか、いわゆる“飛ばし記事”なのかは見抜けまい。今回のは明らかにスクープ。皆さん、よくお勉強するように。

 そんなことは横に置き、三浦が阪神に来なかったことに関しては、ちょっと自分なりの想いがある。前にも書いたように、移籍するしないは三浦自身のことであり、その決断をどうこう言うつもりはない。個人的には「変われるチャンスを逃したな」という程度だが、疑問に感じているのは、なぜ真弓監督自身が交渉の場に乗り出さなかったか、ということだ。

 監督に就任したばかりで、全部フロントに任せているのだろうが、それではあまりにも消極的ではないか。自分が来年戦うのである。戦力はなんぼあってもいいはずだ。「ここは俺が出ていこう」となぜならない。ドラフトのときもそう書いたのだが、どうも真弓監督に“評論家感覚”が抜けていないように思えてならない。繰り返すが、もう自分のチームなのだぞ。

 遠慮はいらない。フロントがダメなら、なぜ?どうして?とどんどん疑問を提起し、刷新を図っていってほしい。腰掛け的な感覚でいてもらっては困る。頼ますよ、新監督。みんな、暗黒時代への逆戻りを本気で恐れている。俺もそうだ。このままでは、来季は闇に閉ざされてしまうぞ。

北九州にて「ジャパンカップ」予想たい!

2008-11-29 12:27:45 | Weblog
 新大阪を発つとき、空は真っ青だった。ところが、広島を過ぎたあたりから雲行きが怪しくなり、新山口では雨が降っていた。小倉に着く頃にはもう本降り。一体何なの?昨夜の天気予報では雨が降るなんて一言もいってなかったじゃないのよ。せいぜい「曇り」マークだっただろうが、えっ!と怒ったところで、お天道様に通じるわけもない。「北九州市民球場」で行われるはずのマスターズリーグ。これを取材に来たのに、中止ではシャレにもならん。

 球場に向かうタクシーで、運転手に天気を聞いたら「朝方は降ってなかったよ」とのこと。その後、逆に「球場で何があるの?」と質問された。「マスターズリーグですよ」と答えると、怪訝な顔で「そんなこと言ってもわからん」。な、何?わからんってアンタ…。人に聞いておいてその答えはなかろうよ。

 雨でも試合をしていた。というのも、マスターズの前に、萩本欽一氏、つまり欽ちゃんところの「茨城ゴールデンコールズ」が地元のチームとチャリティー野球をしていた。欽ちゃん監督が絶妙な?トークでスタンド沸かすうちに天気も回復、雨はピタリと止んで陽差しがでてきた。あの人のパワーには恐れ入る。

 そんな野球を見ながら、さあ明日の競馬・ジャパンカップの予想といこう。ここまで来ればもうしてもしなくてもいいが、こうなりゃとことんやって外れまくてやろう。印はこうだ。

 ◎2 メイショウサムソン
 ○13マツリダゴッホ
 ▲4 ウォッカ
 △9 ディープスカイ
 △1 オウケンブルースリ
 △15アサクサキングス

 古馬の一線どころと、今年のダービー馬、菊花賞馬の対決。そこに海外のわけのわからん馬3頭(4頭は取り消しだとか)が加わり、どんな叩き合いを見せるか。確かに3歳馬は力がある。本当なら菊花賞馬の1を狙いたいのだが、ここは当てにいく。◎は、今年の凱旋門賞にまで出たサムソンだ。石橋に鞍上が代わって、無欲の一発に期待する。○は昨年のグランプリホース・ゴッホ。左回りに実績はないものの、有馬を勝つほどの実力派。馬群に沈むとは到底思えない。

 ▲は秋天を制した4の女帝ウォッカ。しかし、あの激戦の疲れがあるだろうし、ここは一歩割り引いて考えたい。△以下もすべてG1馬。G1を勝つ力がなければ、上位にはこれない。それほどタフなレースなのだ。

 買い目は、◎○の3連単2頭軸マルチでいきたい。その他、◎○を1、2着に置いて、3着を手広く流す買い方もある。3連複も念のため買うか。ま、あしたが楽しみだ。皆さん、この予想を外し、きっちりと仕留めてね。

「ケビン・メンチ」は、通用するか?

2008-11-28 15:57:37 | Weblog
 今朝のデイリースポーツ4面をご覧になった方は「阪神メンチ入団交渉大筋合意」という短い原稿を見て、どんな感想を持っただろうか。おそらく、期待に胸を躍らせた方は、100人いたら2人か3人程度だったと思う。いや、1人、いなかったかも…。はっきり言えば、俺もそう。「フーン」とすぐ横の記事に目を移してしまった。

 大リーグ事情に疎くて申し訳ないが、かのメンチたらいう選手のことはさっぱり知らない。外野を守っているということなので、おそらく右翼になるのだろう。今の段階では、海のものとも山のものつもつかない選手に期待を抱くのは、年末ジャンボ宝くじを1枚購入して「当たってくれ‼」と祈るのと同じ。右翼は桜井と林の競争、と考えていた方がいい。

 と言って、球団渉外担当が己の職を賭けて連れてくる新助っ人なのだから、厳しい目でチェックする必要はある。ファンが期待していないからといって、適当な選手でいい、というわけではない。ヘチマな選手でも、ウン千万かの銭を投資するのだ。それに見合う活躍をしてくれなければ、球団は内閣総理大臣で言うところの「任命責任」を負わねばならん。とにかく、岡田政権時代に呼んできた助っ人にろくなものがいなかったのだから、来年こそは、当たりを連れてきてくれないと困る。メンチがその当たりであってほしい。

 長い間、阪神を取材してきたが、ヘボ外国人をなんぼ呼んできても、その責任が問われない球団は阪神ぐらいじゃないか。担当者の見る目はどうなのか?そのあたりをもっと検証しないことには、この先もスカを連発してしまう恐れは十分ある。海外に確固たるルートを持っていないのも原因の1つだろうが…。メンチに関しては、実際に日本に来て「公式戦での」プレーを見ない限り、何ともいえない。

北京五輪の「本当の敗因」は?

2008-11-27 16:28:52 | Weblog
 もう北京五輪の話はすまいと思っていたが、今朝の新聞に、JOCが北京五輪の日本選手団報告書を公表した、という記事が載っていて、ムクムクと「?」が沸き上がってきたので、禁を破る。「?」と思ったのはもちろん、星野仙一氏の報告の部分である。

 北京で指揮を採った星野氏は、敗因として選手の精神面の弱さと国際試合での経験の少なさを挙げている。「気持ちの面で、弱い部分が出た。選手たちは気を抜いて戦ったのではないが、気持ちの部分で差があったのかもしれない」と指摘している。冷静に見て、これも要因の1つだったとは思う。だが、すべて、ではない。

 第一、選手の「精神面」をフォローするのが、監督並びにコーチの責務ではないのか。腕は誰もが一流のはず。そんな選手たちをより抜いているのだから…。この部分は別に教える必要などない。とすれば、監督がやらないといけないのは、9割が「環境作り」になる。選手たちが100%の力を発揮できる、そんな環境を作ってやること。精神的に弱い選手を選んだならば、その彼が堂々と打席なり、マウンドに立てるように、暗示をかけるとか、適切なアドバイスを送ってやる。それが、代表監督の仕事だったのではないだろうか。

 選手たちが国際試合の経験が少ないのは、日本野球の仕組み上、仕方ないところだ。これをとやかく言っても始まらない。要するに、そんなものは敗因にはならないということだ。

 星野報告では、肝心の問題を何にも触れていない。①コーチ人事②選手の選び方③監督さい配、については何もない。すべてを選手の責任にしているわけではないだろうが、あの記事だけを見る限り、そう取られてもえむをえない。はっきり言って、あの報告内容では次にはつながらない。

 来春のWBCも、現状では到底勝ち目はない。中日勢の参加拒否程度ならまだいいが、何やら各球団とも思惑があってすっきりしない。“挙国一致態勢”ができていないのは、この国の政治と同じ。原監督も大変な仕事を引き受けた、いや、押しつけられたもんだ。

三浦の心境やいかに…

2008-11-26 15:16:38 | Weblog
 国内FA組の行方が徐々に煮詰まってきた中にあって、横浜・三浦だけが何か悶々としている感じが否めない。俺は彼が手を上げた段階ですっかり移籍の腹を固めたと思っていたが、ここに来て、どうも決心がぐらついているように見える。

 2年前?の広島・黒田に様子が似ている。彼は確か宣言せずに残留したと記憶しているのだが、あのときもファンの後押しが決め手になった(表向きは…)。今度の三浦の場合も、阪神と速攻で2度会ったまではよかったが、そこから横浜の行事などがあり、ファンの声が彼の耳にどんどん入った。「残ってほしい」「ハマの番長でいてほしい」。おそらく、心に響いたのではないか。

 三浦にとって、これが移籍の最後のチャンスになろう。己の野球人生を一変させ、新たな歴史を刻もうと思えば、ここはいろんな思いをスパッと捨てて移籍すべきだ。移籍先は阪神になるが、ここで、新しい三浦をもう一度構築すればいい。残る決断をした場合、おそらく何も変わらないと思う。これまでの三浦のままで、これまで通りの結果しか出せない。それで彼は終わる。おそらく…。

 どちらを選ぶか。これはもう三浦の心一つである。どっちの道を選んだとて、誰が文句を言う筋合いのものではない。29日に決断し、公表するとか。阪神ファンはこれをジッと待てばいいが、もし残留となっても、彼を恨んではいかん。このオフのことは忘れ、また「天敵・三浦対策」でも考えよう。とにかく、待とう。

オリックス納会にて

2008-11-25 19:51:09 | Weblog
 ひょんなことから、オリックスの球団納会に顔を出した。オリックスと言えば、入社して初めて付いた球団。担当記者ではなく、見習いで行っていた球団ではあるが、2年間担当した近鉄と合併しているから、今でも知った顔が多い。安達スカウトの顔を見て「あんた全然変わってないな。白髪は増えたけど」と言うと、笑顔で「苦労してるもん」だって。彼とは同い年なんだがな。

 来季から2軍の打撃コーチに就任する藤井(康雄)さんも、あの頃よく取材させてもらった。ブルーサンダー打線の一員として、若手ながらよく打った。その藤井さんが、先頃本を出されたという。タイトル名は「藤井康雄(ミスター・ブルーウェーブ)の突破力」(東邦出版・定価1500円)。本の名前は聞いたことがあったが、実際にはまだ読んでいない。納会前に本人から「本を宣伝してよ」と言われた。もちろん、しますとも。藤井さんの苦労話や秘話がてんこ盛りで載っているというから、これは必読だ。俺も買って読む。興味のある方、いや、野球ファンなら一度読んでみて下さい。

 清原和博氏が、オリックスの一員として最後の公式行事となったこの納会。阪神の納会を取材し慣れているこっちは、随分と戸惑った。大阪市内の超有名ホテルで開催されているのは同じでも、我々報道陣の扱いがまるで違う。向こうは、マスコミの待機室も大きく、待っている時間は食事もできた。もちろん、球団が用意してくれるのだ。こっちは…。いやらしいから書かないが、狭い部屋にあるのは水とお茶だけ。しかも、水はアッと言う間になくなった。交換にも来ない。あまりいやらしいから、もう書かない。

 阪神とオリックスではマスコミに対する露出度がまるで違う。球団としての扱いが違ってくるのは当然でもある。理屈ではわかっても、やはりこっちも感情のある動物。どうしても、双方の比較をしてしまう。

 それにしても、清原氏の醸し出すオーラはどうだ。もったいない。ほんと、格闘技界に参戦すれば、大ヒーローになれるだろうに…。

楽しめた「マスターズリーグ」

2008-11-24 15:24:08 | Weblog
 早いもんで、プロ野球の「マスターズリーグ」が始まってからもう8年目に入った。そう言えば、8年前の開幕戦を取材したんだよな。あの“マサカリ兆治”村田兆治と“絶好調男”中畑清の対決が見物だった。村田さんが140㌔近い球を投げ、スタンドを沸かせたんだ。よく覚えている。もう8年か。こっちも年をとるもんよ。この8年ですっかりふけこんでしもうた。身体動かんもんな。

 しかし、試合前のセレモニーはちょっと新鮮だった。何が?国歌独唱です。東京での今季開幕戦ということで、誰がゲストで呼ばれてるんかなと思っていたら、選手が出てきた。札幌アンビシャスの鈴木康友選手。野球好きの読者ならご存じですわな。巨人の遊撃手として活躍、引退後は西武、巨人のコーチを務めた。パンチのある、いい選手だったなあ。その鈴木選手が「ご指名にあずかりましたので、歌わせていただきます」とマイクをとった。

 「き~み~がぁ~あ~よぉ~お~は~」。最初どうなるかとかハラハラしながら見ていたのだが、ところがどっこい、鈴木さんはうまかった。美声なのだ。声がよく透り、伸びもある。現役時代は、いろんなスナックやバーであの声を披露したんだろう。これなんか、マスターズならではの企画だ。

 勝敗はそんなに関係ない(怒られるかな)から、肩がこらない。良いプレーに拍手をし、珍プレーには腹から笑う。これでいいのだ、マスターズは。今までギリギリの試合を見てきたこっちは、何だか癒された。いやあ、なかなか楽しい時間を過ごしました。

申し述べることもござんせん…(涙)

2008-11-23 17:43:38 | Weblog
 今さら懺悔しても始まらん。毎度のことやもん…。こんだけ馬券下手では、申し述べる言葉もない。ま、皆さんは私の予想を外して買っているはずだから、直接的な被害はないと信じています。ですよね、皆さん。

 結果については、振り返りません。軸馬が完全にこけては、馬券は紙くずと同じ。にしても、福永さんはどのあたりにいたんでしょうか?電車の中で、ワンセグで見ていたんで、よくわからなかった。ただ、7が勝ち、次が17、そして3着が2というのだけはわかった。つまり、スカ。この時点で見る気が失せ、携帯をしまった。他の乗客の皆さん、すんません。この変な親父を許して下さいまし。

 実は連休でして、神戸・三宮にライブを観に出かけていた。知り合いのミュージシャン(普段はどこにでもいる50を過ぎた親父)の、年1回あるライブで、今年は大それたことに、あの名門ライブハウス「チキンジョージ」に進出して、派手にやった。ソウルミュージック系の面立ちだから、よく「向こうの方?」と間違われる。実際、私も間違いそうになった。もう25年以上も前の話だが…。

 数曲歌ったのだが、これがプロ顔負けで、すごくうまかった。と、褒めておいてあげよう。あまり言うと調子に乗るから、これくらいにしておく。まあ、よかったですな、先輩。そう、大学の先輩なんですわ。

 あした(24日)は東京に行きます。ドームで行われるマスターズ野球を取材に。本紙評論家・江夏豊さんが「東京ドリームス」の監督になって初めての試合。どんなさい配を見せてくれるのか。みなさんもよければ観に行って下さい。よろしくお願いしますね。

こう買う「秋のマイル王決定戦」

2008-11-22 08:22:28 | Weblog
 晩秋を通り越し、一気に冬がやってきた今週。ほんと、寒かったなあ。おっさんは肌シャツ、ポロシャツ、チョッキの3枚重ねの上に、分厚いジャンバーを着てもまだ寒かった。完全に着ぶくれ状態だが、寒いものは寒いんだ。仕方ない。

 さあ、今週は「秋のマイル王決定戦」か。全く当たらないこの秋。いや、春から全然当たっていない。自信など皆目ないのだが、やり始めた以上、最後まで頑張って予想する。皆さん、参考にしてこれを外して買って下さいな。

 マイルCSのメンツを見ていると、例年以上に小粒な感じがする。G1馬は、2のファイングレインと3のスズカフェニックス、13のキストゥヘブンだけ。1番人気必死の17・スーパーホーネットは勝っていない。2番人着になるだろう16・カンパニーもそうだ。この2頭、確かに強いが、盤石の信頼を置くには少し心許ない。

 となれば、どの馬にも勝てるチャンスはあるんちゃうかな。最後は騎手の腕がものを言うか。内田博が乗る18・エイシンドーバー、四位の1・ローレルゲレイロ、福永の9・マルカシェンク、岩田の15・スマイルジャック。このあたりも面白い。その中で、秘かに狙っているのが、9のマルカシェンクだ。

 この馬、2歳時は無茶苦茶強かった。あのメイショウサムソン世代で「これでダービーは決まり‼」と思ったもんだ。これが、今、伏兵としてG1に出てきている。狙い目だろうが。人気薄のサンデーサイレンス産駒は、怖いぞ。ここから手広く勝負といこう。

 まずは馬連で総流しよ。全部で17点。馬単は人気どころに流す。3連複2頭流しなら、1のローレルと組んで総流し。これでどや。あしたの朝までもうちょっと考えるわ。

巨人・山口だったか、セの新人王は

2008-11-21 19:17:11 | Weblog
 プロ野球のコンベンションが行われ、セパ両リーグの個人賞が発表された。セのMVPは巨人・ラミレスで、パは楽天・岩隈が受賞した。ラミレスは巨人連覇に大きく貢献したんだからいい。ただ、岩隈はどうだろう。自分が日本ハム・ダルビッシュに投票したから言うわけじゃないけど、5位チームの選手が獲るというのはどうだろうか。

 21勝という成績に文句などない。立派にMVPの候補たりえる。しかし、個人的には「優勝もしくは、優勝争いしたチームから」という縛りをかけているので、はなから岩隈は消していた。Aクラスに入り、クライマックスシリーズに出ていたのなら、ダルビッシュでなく、彼に入れていたかもしれない。

 それより注目していたのが、セの新人王だった。俺は同じ大学の阪神・岩田に一票を投じた。10勝10敗という数字ながら、規定投球回に到達し、立派にローテ投手としての責務を果たした。負け星が2つ勝ちに転じていれば、こちらも当確だったんじゃないか。それにしても、山口か。成績は立派。阪神も彼にさんざん苦しめられた。ただ、東京の記者は、十代でフル出場した坂本と票を割るだろう、と思っていた。となれば、坂本が有利だろうと。

 育成選手から自分の努力で新人王をつかんだ山口くんには「おめでとう!」という言葉をかけてやりたい。別に、関西のおっさん記者から言われてもうれしくないだろうが、心から祝福してやりたいよ。岩田は残念だった。だが、来年最多賞と沢村賞を獲ればええんよ。俺は期待しとる。