中村正直の「頑張れプロ野球」

ベテラン野球記者の本音ブログです。

7月快勝スタートだけど…

2008-07-01 23:34:27 | Weblog
 何か秋口の試合を観ている感じだった。7月に入ったばかりなのに、どうしてこ

んな書き方をするかというと、ちっとも暑くないのである。例年、この時期は蒸し

暑くて仕方く、記者席から試合を観ていてもダラダラと汗が流れ出るのが相場だ

が、汗の「あ」の字も出ない。それどころか、風のせいでやけに寒いのだ。今、こ

のブログを書いていても、風が冷たく感じる。

 試合の結果は、阪神の快勝。六回裏、新井の適時三塁打と金本の2ランで勝負は

決した。風が全く逆なのに、金本が放った右翼スタンドへの一発はお見事!甲子園

の右翼席へぶち込むには、風の抵抗をあまり受けない、低いライナーしかない。し

かも、あのコースのみだ。

 宿敵の竜を叩いての7月スタート、それはそれでいい。しかし、試合が長い。全

球団が試合時間短縮を掲げて始まった今季だが、阪神の試合は早くなっているとは

思えない。先発陣が踏ん張れなくなっているせいもあるが、はじめのころよりも、

皆の意識から「スピードアップ」が薄れてきているような気がする。昔のように極

端に遅い試合はないものの、はやり3時間半を越すとしんどい。個人的には、2時

間40分台の試合を望む。

 それにしても寒い。去年より記者席が高い場所に移ったせいもあるが、風がよく

通る。風邪を引きそうだ。もう帰ろ。