中村正直の「頑張れプロ野球」

ベテラン野球記者の本音ブログです。

「宴」は、終わった…。

2009-05-31 20:39:56 | Weblog
 終わりました。「雨」により、俺の野望も何もかも終わりました。今年の日本ダービー。期待していた16・トライは、重たい馬場にのめりっ放しで伸びず、恐れていた○1・ロジが前走の雪辱を晴らすべく、伸びた。2着は雨で助かった12・リーチ。3着は「ダーッ」と気合を入れられた10・アントニオ。あれだけ強烈な雨が降れば、大本命18・アンも、俺の期待のトライもどうしょうもない。馬券は直線で「紙くず」と化し、俺のダービーデーは終わった。

 ただ、悔いはない。大もうけでドンチャン騒ぎの予定が、心ならずも「残念会」になってしまったけど仕方ない。競馬仲間と近くの居酒屋で一杯やり、今帰宅したんだが「これも競馬よ」と2人して諦めた。友人も1・ロジと12・リーチを豪快に切り捨てて外れ。皐月賞で2ケタ着順に敗れた2頭で決まっては、どうないしょうもない。ねぇ、ご同輩。

 そうして慰め合っている間に、阪神は延長12回の末に引き分けたらしい。初回の2得点はナマで見たのだ。新井の2点先制打が出たが、その裏に1点を返され、五回に2点差としたものの、その裏同点に追いつかれ、六回に引っくり返された。八回金本の同点打で試合を振り出しに戻したが、その後はあと一本が出ずに無念のドロー。全部見ていなくても、だいたいわかる。要するに、ヘタをこいたんだろう。17安打も打ちながら、勝てないというのは…。

 試合のすべてを見ていないのだから、それ以上は書くまい。ただ、札幌くんだりまで行って1敗1分けは痛すぎる、とは言える。次は仙台。「牛タンでも食って、青葉城恋唄でも歌って…」と呑気なことを言っている場合じゃないぞ。相手はあのノムさん。ここぞとばかりに嫌みを言うぞ、負けたりすれば。頼むで、ほんとに。

 阪神がドローであろうが、今はどうでもいい。終わった…。ただ、そんな気持ちでボーッとしている。日本ダービー終了後はいつもこうだ。ま、日本シリーズ終了後の気分と同じだけどね。あすから6月。気分を一新してやり直そう。それにしても、あの雨…。いかん、まだひきずっている…。

トライアン、勝ってくれぇ~!

2009-05-31 10:15:40 | Weblog
 前夜、あれだけ飲んだにもかかわらず、朝の目覚めはよかった。頭も痛くない。快調、とまではいかないまでも、そこそこ気分はいい。これでスッキリとダービーに臨める。別に俺が走るわけじゃないが、このレースだけは自分も走っている気分になる。それほど、緊張する大一番なのである。馬好き、にはね。

 気になる東京の天気は曇りで、馬場はやや重まで回復しているらしい。泥んこの馬場じゃないみたいだから、各馬力を出し切れるのではないかな。となれば、やっぱり実力勝負になる。大本命18・アンライで仕方ないのか。いやいや、それで決まってくれたら困る。

 ◎は2のアプレでいい。内でジッと待機し、直線抜け出す。逃げる12・リーチをかわして先頭に立ち、○とした1ロジ、追い込む18アンを尻目にゴールイン。アンは▲に昇格させんとダメだろうな。粘る12は△の一番手。8ブレイクは△の2番手。そして、個人的に最も応援している16トライが△の3番手だ。

 トライがまとめて全馬をかわしてくれたら最高だが、それは儚い夢か。東京競馬場には、麻生「太郎」総理と北島「三郎」、佐藤「浩」一の各氏が来場するという。これらをすべて組み合わせてみると「幸四郎」になる。無理矢理こじつけたのだが、空気を読めない総理が来ている以上、人気薄の幸四郎が突っ込んで可能性は十分あると思うがどうだ?

 この時間帯、阪神の試合もやっている。しかし、それどころじゃない。ダービーに勝てば、夜ドンチャン騒ぎだ。幸四郎、突っ込んで来い!

 

「タイ料理パーティー」で試合見ず!

2009-05-30 23:08:55 | Weblog
 初回の時点で、結末はあらかたわかった。阪神は二死二塁で金本が凡打し、木得点。方や日本ハムは小谷野、坪井のタイムリーで2点。これで勝負あり―ですわ。最初はラジオの中継を聴いていたが、阪神無得点でスイッチを切った。あとは携帯電話の速報で経過を確かめていた。テレビをつけなかった理由は、我が家で「タイ料理パーティ」が催されたからです。

 長男の、保育園時代のクラスメイトの父母が集って、ちょっとしたパーティを開いた。心の知れた数家族が寄ってワイワイと「トムヤムクン鍋」をつつきながら、あれやこれやと話す会である。気心が知れているから、時間が過ぎるのはアッと言う間。だから、阪神の試合を見る時間がない。と言っても、初回に点を奪われた時点で見る気はサラサラなかったが…。

 それでも、携帯電話で速報を逐一チェックしていた。予想通り、点差を広げられ
2-8で敗れた。観戦したこのブログの読者の方から「高校生対プロ」という感想が寄せられたが、4失策で8失点ということを聞けば、それもうなずける。相手はパの首位チームで、こっちはセの5位チーム。まして、日本を代表する投手・ダルビッシュが相手なら、この結果に「なんでや!」と怒ることもできん。現状で言えば、すごく妥当な結果じゃないか。

 もちろん、これは逆説的に言っているのだよ。大方予想の通り、負ける阪神の根性のなさは、あきれて仕方ない。本当はそうなのだ。心の底では「一泡吹かせてやれよ!」と思っていた。が、結果は実力差をいかんなく見せつけられての“順当負け”。情けない限りである。今現在、相当酒を飲んで酔っぱらっているが、もう少しやけ酒を飲まないとやりきれない。

 そんな阪神はさておき、ダービーだ。きょうは惨々にやられ、JRAに貢献した。あすこそ何とかしたい。印はこうだ。

 ◎2  アプレ
 ○1  ロジ
 ▲8  ブレイク
 △18 アンライ
 △3  フィフス
 △16 トライ
 △10 アントニオ
 △12 リーチ

 当初の印から大幅に変えた。重が残ると判断し、内にいる先行馬の粘り切りが濃厚と見る。▲8は差し馬だが、東京巧者。大本命18と一緒に突っ込んでくると考えた。皐月賞1番人気の1ロジは、今回思い切って先行すると読んだ。直後の内田博のアプレ。この2頭が直線抜けだし、後続を引き離す。この推論はどうか?

 明日の朝、最終結論を書こう。それでドンと勝負よ。

雨の東京…ああ悩ましや

2009-05-30 08:21:57 | Weblog
 夜の「日本ハム対阪神」に関しては、日曜日の朝にあれこれ言うとして、まずは最大関心事の日本ダービーだ。“連休初日”の金曜日、出馬表と睨めっこしながら展開を予想した。過去のレースや今年の皐月賞のVTRなども見て、本格的に考えてみたのだが、まだ結論まで至っていない。前前日発売では、18・アンライが圧倒的1番人気で、次が2・アプレザン、11・セイウン、1・ロジと続いている。1、2番人気は妥当として、それ以下はどうだろう?

 東京は雨が降っているらしく、土曜日朝、つまり現段階での芝は不良だという。あすの予報も悪く、かんかんの良は望めない。アンライは馬場が悪くても大丈夫というが、実際に泥のような馬場でやったことはないのだから、わからんぞ。コンデションがどこまで回復するかが、このレースのカギを握る。悪いままなら、前につけた内の馬が粘りきってしまうかもわからない。となれば、2のアプレや、弥生賞のように逃げを打った場合の1・ロジあたりが怖い。

 良馬場なら外に回して追い込む18が圧倒的に有利だと思うが、重、不良の場合はまぎれがあっておかしくない。これは直前まで様子を見るべきだろう。土曜の東京のレースを参考に、もうちょっと考えよう。

 ところで、今朝のデイリースポーツを見ていたら、ダルビッシュ対策として桧山の先発出場案が短い原稿で出ていた。見出しが「ダルキラー先発も」とあった。どれだけ打っているのかと思って見てみると、通算で11打数3安打で、2年前の試合で4打数2安打だったことから「キラー」と書かれているようだ。しかしねあ~た、2年前だよ。その当時とはダルビッシュの力が違うし、桧山自身の状態だって違う。それでもって「キラー」はなかろうに…。どこかの新聞は1面で書いているらしいが、桧山がダルビッシュ攻略の起爆剤になるとはとても思えない。

 ダルビッシュから2点取るのは相当難しい。となると、勝つには1-0しかない。福原が5回までゼロでいき、江草からアッチソン、ウィリアムス、藤川とつなぐ完封リレーが望ましい。虎の子の1点は、初回、先頭・赤星が四球で歩き、関本の2球目に盗塁、関本犠打で一死三塁とし、鳥谷のボテボテの二ゴロの間に赤星生還―というパターン。要するに、ダルから点を取れるのは、不安定な立ち上がり以外ないということだ。そこで取れなければ、九分九厘負ける。

 負けを前提に考えるから、気持ちは楽よ。リラックスして試合を見よう。

ブラゼルが「救世主」ってか?

2009-05-29 09:23:36 | Weblog
 朝からこんなことを書くのもなんだが、今度やって来たブラゼルへの期待するものは何もない。戦力になるとは全く思っていないし、たとえ頑張ったとしても「救世主」扱いなどしてはいけない。今現在、阪神が抱える問題は、外国人選手がどうこうなどではないのだ。まして、球団がヘタをこいてダメだったメンチの代わりに獲った選手だ。期待する方がおかしい。

 背に腹は代えられなかったとはいえ、真弓監督もよくこのブラゼル獲得案を受け入れたもんだ。今年は「三塁・新井、一塁・関本」のコンバート作戦を目玉にするんじゃなかったのか。ブラゼルを外野(右翼)で使うのならわかるが、一塁だろう?この間、関本を二塁でスタメン起用したが、彼だっていい迷惑だぞ。

 あの助っ人を獲ったことによる問題は数多い。それを打ち消すには、相当な打力の爆発が必要になるが、まず無理だ。過去をごらんなさい。途中から来た助っ人野手が活躍したためしなどない。そんな選手を担当者が見つけられる能力があるのなら、最初からいい選手を獲っている。今度もその同じ担当者が関わっているのだ。起爆剤どころか、トラブルメーカーとなる可能性すらある。

 阪神がブラを獲ることが決まり、西武・渡辺監督は「エッ‼」と言葉を飲み、二が笑いを浮かべたと聞く。それだけでだいたいわかる。真弓監督に願うのは、ダメならスパッとあきらめてくれ、ということ。その前にまだ4試合ある。札幌、仙台の4試合がどんな格好になるか。行かないから、テレビでじっくりと見るつもりでいる、もちろん、ダービーのついでにね。

どうしちゃったのよ、安藤…

2009-05-28 22:49:01 | Weblog
 負けるときは脆いよなあ…。せっかく金本の先制2ランが出たというのに、あっさり次の回に逆転され、相手ミスで追いついたと思ったら、今度は継投ミスで勝ち越される。そして最大のチャンスを併殺で潰し、ダメ押し点を奪われてチャンチャン…。何なのかね、一体。

 いろいろあったゲームだが、やっぱり安藤の投球がすべてじゃないか。彼って開幕投手でしょ?マスコミ(俺たちか?)が“エース”って持ち上げてきた投手だろうがよ。何なのよ、あの様は。前回のオリックス戦のときも腹が立って仕方なかったが、今回はそれ以上。もういい年なんだから、ええ加減に自分で試合を組み立ててくれよな。下柳のおとうさんを見てごらんなさいよ。

 彼をエースと呼ばないといけない阪神は、辛い。あさってからは札幌か。俺は行かないからいいけど、ダルビッシュにこてんぱんにやられるんだろうな。ススキノで憂さ晴らしもいいけど、やっぱり負け試合の後は身にこたえる。あらっ、もう負けることを想定している。いかんな。

 他にいっぱいあるけど、やめるわ。もう帰ろ。久々に甲子園に来た2人の息子たちは、ネット裏最前列で楽しかったのかな?ヤツらの感想も聞かなくては。以上でレポート終了!

「アンライバルド」で堅いのか?

2009-05-28 14:23:16 | Weblog
 日本ダービーまであと3日。阪神の試合に一喜一憂、いや一喜「三」憂していながらも、心の片隅でダービーの結末をイメージしている。皐月賞では20万を超す3連単を取り逃がした。2着に突っ込んだ人気薄・トライアンフマーチの複勝を買い、さらに馬連、馬単も手広くいっていながら、圧倒的1番人気のロジユニヴェースを「1着固定」したがために、当たりは複勝のみに終わった。その悔しさを踏まえつつ、今週末は何とかリベンジをしたい。

 確かに、皐月賞馬は強いと思う。小回りの中山コースで、大外をまくりながら4角すぎに先団を捕らえるとアッという間に差を広げ、そのまま後続の追撃を振り切った。抜け出したあの一瞬の脚は、これまでの名馬のものと同じ。ディープインパクト級とまでは言わないまでも、親父のネオユニヴァース級と言っていいかもしれない。だったら、当然ダービーでも◎になる。

 調教もよく、鞍上がG1レースに強い岩田となれば、死角はほぼ見当たらない。ただ、皐月賞前もロジに対してそんなことを書いた記憶がある。こっちが死角がないと思っても、結局は馬のやることで、どこかに弱点を抱えていたりする。だから絶対とまでの信用はしていない。力が2、3枚抜けていたオークスのブエナでさえ、あの辛勝だったのだ。この馬で鉄板という予想はやめておく。

 2番人気は何だろうな。内田博のアプレザンか。ただ、某競馬実況アナウンサーは、強かった青葉賞について「メンバーが弱かったし、あれが目いちの感じもします」と疑っていた。青葉を勝った馬が本番も勝つというのは、最近では記憶がない。あの強かったシンボリクリスエスでもタニノギムレットの2着までだからな。逆転まではどうだろう。

 個人的には、皐月で複勝を獲ったトライアンフマーチに期待をしている。なぜなら、仲間内でやっているPOGの愛馬だからだ。新馬戦以来、ずっとレースぶりを見てきているが、相手なりに走れるのが強味で、1勝馬と侮ってはいけない。鞍上の武幸を嫌う向きがあるが、NHKマイルだって藤岡康のジョーカプチーノが勝ったぐらいだから、幸四郎の一発があって驚けない。馬は強いんだから…。

 ジョッキーが「斜陽」でも、馬が強ければG1を勝てる。この間のウォッカがそれを見事に証明した。素直に一番強い馬はどれだ?その視点でもって、枠順と睨めっこしよう。まだまだ考える時間はたっぷりあるんだし。今の段階が一番楽しいんだな、ほんとに。

土壇場で「うっちゃった」今岡

2009-05-27 22:28:19 | Weblog
 今、甲子園のグラウンド一面に、オレンジのシートがかけられている。あすの「雨予報」に対する事前処置だ。何が何でもやるつもりなのだな。相手が涌井でも…。そうだ、別に相手が誰だって臆することなんかない。いずれ、ダルビッシュやマー君とあたるわけだし、涌井にびびってはおれん。

 で、今晩の試合リポートだ。よお勝ったわ。逆転勝ちのヒーローは、何と言っても逆転劇の端緒となった今岡だわな。「7番・一塁」のスタメン出場がわかったとき、本当に「まだ使うのか?」と思った。打率1割前半の打者を、相手が左投手だからといってスタメンで使う真弓監督の気持ちが解しかねたが、それだけ藁をもつかみたい心境だったのだろう。万が一、今岡が打ったりすれば、戦局は変わる。打たなくて当たり前なんだから…。そんな発想だったのかもしれん。

 1、2打席はいつもの今岡だった。早いカウントから積極的に打って出るのはいいが、カス当たりばかり。七回の3打席目も「どうせそうだろう…」と半ばあきらめていた。3つボールの後、2つストライク。で、最後の6球目が、外角へスッときた。石井一がガス欠気味になっていたから打てた球だったが、それでもよく弾き返した。二塁へのヘッドスライディングは「生き残った!」という今岡の気持ちがよく出ていた。

 土壇場で、危機をうっちゃった。俺は、この試合でタコに終われば、真弓監督も断を下さざるをえないと思っていた。しかし、これでもって今岡が今後も期待できるとは思わない。とりあえずの危機は去っただけだ。まだまだ今岡は「結果」がいる。この1本でホッとしてもらっては困る。いくら金をもらっているんだ?その何分の一でもいいから働きなさい!

 西武もひどい。試合前、渡辺監督と小野投手コーチと話してきたが、共に「厳しい状況だよ」と言っていた。でも、このチームはきっと上がってくる。去年の経験が必ず生きる。ナベちゃん、頑張れ!俺は心の底で同級生を応援している。

今年は「忍耐」が肝要だ

2009-05-27 14:42:20 | Weblog
 試合後の更新は腹が立つことが多いので、今書いておく。本当は今週末の日本ダービーについてあれやこれやと言いたいのだが、それは明日以降にして、皆さんの声に対してお答えしておこう。そんな偉そうなもんでもないのだが、少しばかり持論を…。

 個人的には「真弓監督擁護派」でも何でもない。これまで、吉田→野村→星野→岡田と交代してきた監督を見てきて、その比較をしながら、善し悪しを書いているだけであって、デイリーだからどうとか、岡田さんがうちの評論家だからどうとか、というのは全く関係ない。視点は常に「阪神がどうしたら勝てるか」というところに置いているつもりだ。

 はっきり言って、世代交代の話は6年前、つまり星野さんで優勝した03年のシーズン中に「虎を追う」というコラムで書いていた。「今年はこうして勝っているけど、金本や矢野、下柳がずっといる保証はない。今のうちから次代を養成しておくべき。それが星野監督の責務でもある」。とまあ、偉そうに書いた。

 ところが、その星野さんは優勝すると、あと1年の任期を残してさっさと辞めて岡田さんにバトンを譲った。岡田さんは初年度こそ4位だったが、翌年優勝、あとの3年も常に優勝争いに絡むチームを築き上げた。その5年間で若手が育たなかったという見方は確かにあるが、懸命に育てようとはしていた。これは疑いようがない。

 そして真弓監督。本来なら岡田さんが6年目を務めているところを、急遽お鉢が回ってきた。何をどうしろ、というのはまだ無理だ。「岡田体制」を一応引き継ぎ、1つずつ自分の色を出すしかない。そういう風に見ている。ただ、問題なのは「阪神を強くしてやろう」という明確な意欲と、それに伴う選手起用である。選手起用に関しては、ヘッドコーチらが関与していると思うから多少疑問を感じても「そうか」と思う程度だが、このチームを強くしたい、という意欲はもっと表に出すべきだし、口にしていい。怒るときは怒る。そんな性格でなくても、監督としてそうすることは絶対に必要だ。

 任期は2年。だから、2年トータルで見たいのだ。確かに、1試合1試合に一喜一憂するが、それでもって「真弓監督はダメ」だとは絶対に言わない。1ファンならそれでいいが、こっちは一応物事を中立で見る記者なのだ。

 こんなところにしておきまひょ。色々あるけど、先は長い。我慢と忍耐を重ねつつ、きょうの西武戦も見る。曇り空の甲子園、どんな試合になるかいな?

言わんこっちゃない…パート2

2009-05-26 22:35:21 | Weblog
 思わず目をそむけたね。狩野のミットから白球がこぼれ出た瞬間、俺は「こりゃダメだ」とつぶやいた。と、その次の瞬間、致命的な一打が出てしもた。ありゃりゃ…。何でよ、藤川!一度マウンドに狩野を呼んで「気にすんな!」と言ってられないのか。あんたそれでも虎の守護神か?それともやる気がないのか?正真正銘の守護神なら、若い捕手のミスの1つや2つ、笑顔で「ええで」と言ってやれよ。そしてサブローやシローの1人や2人、ちょちょいと料理し、返す刀で井口も打ち取れよ。

 とまあ、無茶なことを書いた。無理だよ、今年の藤川は。きのうも葛城エースの守備に助けれただけで、状態はよくなかった。1点差がよかったものの、きょうは同点の場面。先頭・西岡に二塁打を打たれた時点で、俺は負けを覚悟した。そしてその通りになった。

 ベンチの継投策を色々おっしゃるむきもあるが、俺は個人的にはあれでいいと思う。阿部の4回交代は意味不明だが、7回以降はあれでよし。アッチソンも2イニング目に入ったらわからなかった。調子がもう1つでも8回はジェフでいい。それが阪神のパターンだから、だ。しかし、もうこの形にこだわる必要はない。機能しないものに固執する必要はない。そうだろう?

 こんな試合を落としているようではダメだ。阿部で勝とうというのは虫のいい話だったが、でも勝てた。勝てた以上、きっちり勝たないといかん。こんな試合を勝ち切るのが、ベンチの仕事。それを一番痛感しているのは、他ならない真弓監督だろう。非難は簡単。だが、俺は長い目で見る。真弓監督がどう変ぼうしていくか、ジッと見るつもりだ。