中村正直の「頑張れプロ野球」

ベテラン野球記者の本音ブログです。

無人の荒野をいくが如し

2008-07-04 22:57:06 | Weblog
 暑さで頭がボーッとした。横浜に向かう中、携帯ラジオを聴いていたら、気象予

報士の姉ちゃんが「きょうの大阪の最高気温は34度になりそうです!」と高い声

で言っていた。なるほど、それもうなづける。自宅から最寄りの駅にたどり着くほ

んの10分くらいで、もう全身から滝のような汗が流れ出た。四国は梅雨開けした

らしい。真夏がやってくる。難儀なこっちゃ。

 頭がボーッとすると、よく間違える。この間書いたこのブログの中で、状況が違

っていたと指摘する声が届いた。誰かと思えば、うちの編集局長だ。確かに、そん

なイージーミスはいけない。いつも自分自身に言い聞かせているつもりでも、手と

頭が言うことをきかない(もちろん言い訳です)。「一死一塁」と書いたつもりが

「二死一塁」となっていたらしい。読者のみなさま、すんませんでした。この通り

ですわ。自分にパンチを食らわせておきます。

 汗だくで横浜に着き、最下位・ベイとの試合を見たのだが、これはもう相手にな

らん。7-0完封勝ちというのは結果論。序盤の三回を見たところで、ほぼ勝負の

趨勢は見えた。何もかも違った。何がどう違うか、具体的に言うのは時間がかかる

からやめるが、やっぱり相手は勝率2割台のチームだ。昔、阪神がそうだったよう

に、負けに慣れすぎている。

 もう無人の荒野をいくように、阪神は勝ち進んでいくことだろう。競馬で言え

ば、楽に逃げているのだが、実はハイラップの逃げで、後続はどうしようもない

展開になっているといった感じか。もう逃げ切り確定ーといっておこう。