大工風の道

仮設住宅ってわけでもないけれど、
ま、しばらくここで様子みようっと。

M田建築従業員慰安旅行

2005年11月20日 | 見聞録
大企業に見習って、今、手伝いでいっているM田氏も「慰安旅行」を企画してくれた。
先日の怪我で、足は本調子ではないのだが、歩く分においては問題ないので、私も連れて行ってもらうことになった。
行先は奈良県天川村。昼食付きだとかで「とくになにも持ってこなくていいよ」の優しい言葉に甘え、水筒のお茶だけもってお供させていただいた。天川は今まさに紅葉真っ盛り。ランチ付きの「もみじ狩り」としゃれこもう…。
と思いきや、蓋を開けてみれば、単なる「山登り」。標高800mの登山口から、絶壁かと思うような山道をひたすら登る。登る登る…休む、登る…。おお足が…。

見返すと、弥山(みせん)(1895m)の山頂付近は白い。霜だろうか。
一行は、ゆっくり3時間ほどかけて行者還岳(ぎょうじゃがえりだけ)(1546m)の頂上より100mほど低い「行者還小屋」に到着。
一組の先客が休憩していた。



お昼をすっかりまわっている。
早速M田氏は昼食の準備にかかる。
乾麺をゆで、持ってきたおにぎりとおかず。ご馳走だ。



しばらくいると寒くなってきた。午後だというのにまだ霜柱も解けていないし、草には氷がついているものもある。とはいえ天気は最高、風は穏やか。絶好の山歩き日和。
正面に見えるのは大台ケ原。十数年前に自転車で登ってヘトヘトになった想い出がある。その向こうに太平洋が広がっているはずだ。




さて今度は、暗くなるまでに自動車を止めたところまで、6百数十メートルを下らなければならない。腐りかけの木の橋を恐るおそる通過。まだこの辺は道があるからいい。
とにかく「M田建築」の慰安旅行は命がけなのだ。




名阪伊賀のパーキングで夕食後、気になる自販機を発見。
ドリップ中のコーヒーの画像に「コーヒールンバ」が流れてくるという、すごいもの。
一度前に知らずにこれを買って、周りの注目を集め、恥ずかしい思いをしたので、買わないでおこうと思ったら、M田氏は、それならと、自ら注目の的をかってでた。

♪ムカシ、ちゃらっらっら、らっららららららっら…コイをちゃらっら…。
近くのお客さんが一斉に振り向く。
そして画面には「あなたのためにドリップ中(ハートマーク)」。
正常な人間なら、恥ずかしくてたまらないだろう。
グループだからいいが、一人で物静かに「コーヒーでも飲もうか」とお金をいれたら大変だ。
せめて少しボリュームを小さくしてはいかがだろうか(笑)。

素晴らしい秋晴れの一日、「慰安旅行」どうもありがとうM田さん。
やっぱり単なる山登りだね。いずれにせよありがとう。

それにしても、この故障中の、ムクんだ足、大丈夫だろうか。傷みはないけど、無茶した???
翌日はさらに筋肉痛も併発するのかな?ああどうしよう…。ヤバイ。