大工風の道

仮設住宅ってわけでもないけれど、
ま、しばらくここで様子みようっと。

カメムシと鹿と…

2005年11月28日 | J-ワークス
M村邸着工?

いよいよ今日からJ氏の手伝いで、M村邸のスミツケを開始する…。
と、間借りするT橋氏の作業場に出かけていったのだが、先日積み上げた材の上に、いろいろさらに積み上げられており、まず憂鬱になる。私一人だけで、どうしたらいいのだろう。
仕方がない、フォークリフトで少しずつ片付け始めるが、ガソリンがほとんど空で、さらに憂鬱。借りるものの身、T橋氏に文句は言えまい。

ブルーシートの上の端材をのけると、カメムシだらけでまたうんざり。そのうえT橋氏の親父さんがやってきて、フォークリフトを使うのだと言う。
で、なにをするのかと聞くと、「ここでサバく」のだと言うので、さすがにここ(作業場の入り口)ではやめてくれと頼んだ。ネタは何かと尋ねる。
「角のある奴」だと言いながら嬉しそうに作業場の裏へリフトに乗っていってしまった。
要するに、事故死の鹿が運び込まれて、解体をするのだ。
ここでは、度々鹿や猪の解体ショーを嫌でも眺めながら木材を刻むことがあり、今年もまたそういう季節がやってきた…というときに、運よく?T橋氏の作業場へ通う羽目になったわけだ。
さすがに最初のころは、げっそりしたが、馴れというものは恐ろしいもので、血が滴り落ちている宙吊りの死体の下で、平気で作業出来る自分が不思議でもある。

また今冬も美味い肉にありつけるだろうか。少し期待…。
人間ほど残酷な生き物はいない。
(合掌)

結局、全くといっていいほど仕事がはかどらない一日だった。
初日からこれでは先が思いやられる!



ところで親父さん、フォークリフトをいったいどう使ったのだろう…!?。