大工風の道

仮設住宅ってわけでもないけれど、
ま、しばらくここで様子みようっと。

見学会づくし(後半)

2005年11月16日 | 見聞録
旧「明村(あきらむら)役場」編

仲間のT橋氏が、偶然新聞で見かけ、問い合わせた「旧明(あきら)村役場」。
現在の、芸濃町(げいのうちょう)の明地区にあるこの建物は、間もなく解体されるのだという。
案内してくれた、芸濃町教育委員会のFさんによると、数年前までは、移築など、残すことは出来ないか、検討されたのだそうだが、どうにも収まらず、おそらく年内には壊されてしまうらしい。
最近まで、資料館として使われていたこの建物は、大正5年の竣工。
何度か、新聞に紹介されたのだが、私たちが見学第一号だったそうだ。



二階の広間から歪んだガラス越しに見えるのが「明小学校」。
竣工当時のものらしいその歪みは、すさまじいものがある。
N村Tさん、あなたにぜひ見せたかった(苦笑)。




一階の「役場窓口」だったあたりに夕日が差し込み、なんとも言えない雰囲気。
入り口のアーチのガラスがまた泣かせる!



見たかぎり、やはり構造的には、かなりガタはきている。
しかしながら、こんな素敵な建物が取り壊されるのは惜しい。
だれか、救ってくれる人はいないものだろうか(ため息)。
今、名乗りでれば、譲ってもらえるはず!今しかない!




修復されて蘇るものと、取り壊しを待つもの。
考えさせられる一日だった。



参加されたみなさん、どう感じましたか?



見学会づくし(前半)

2005年11月16日 | 見聞録
高田本山専修寺御影堂(せんじゅじみえいどう)編

「言ってみるもんだね…」は静岡のKi氏の「名言」だが、ふとした話から、先日立ち寄った「専修寺」の見学会が実現した。
U原さんのお父さんの案内で、仮設の「素屋根」が2/3ほど撤去された、御影堂を、私たち一行は見学させてもらうことになったのだ。



昼休みならと、工事関係者のかたの粋な計らいで、諦めていた「足場」の上にも登ることができ、もう、おそらく一生見ることが出来ないだろう視点から、工事中の「御影堂」を眺め、屋根の瓦にも触れ、感激のひとときであった。
工事関係者の皆さん、お邪魔しました。




今回登らせてもらった足場も、実は撤去工事の最中で、本当にラッキーだった。
巨大木造建築では全国屈指の「御影堂」。
外観が完全に姿を見せるのも、間もなくだろう。



一身田(いしんでん)の町を探索しながら、お昼を食べにうどん店に向かう。
一昨日の松阪の町並みも魅力的だが、ここもまた味わい深い町。
結局、お昼までU原さんにご馳走になってしまった。
日曜をはさんで、4日連続で誰かに昼食をご馳走になっている自分っていったい…。



U原父さん、ご馳走様でした。
そしてご案内ありがとうございました。