前橋育英高校 甲子園で頂点に

　正直なところ、まさかまさかの連続だった。
強豪の横浜高校に大差で勝つなんて思いもよらなかった。
どちらかと云えば対戦が決まったときは、
大差で負けるのだけは見たくないと思っていた。

それに名門の常総学園との準々決勝戦。
九回二死ランナー無しから二点差を追いつき、延長の末サヨナラ勝ち。
これには鳥肌が立った。

阿久悠さんが生きていたら、どんな詩を詠んでくれるかなどと、
ひととき、あの懐かしい顔を思い浮かべたりした。

年齢とともにそれほど熱心な野球フアンではなくなっていて、
テレビ観戦も見たり見なかったりだったが、今夏は楽しませてもらった。

猛暑日の続く炎天下、グランドで躍動する若者達の姿が眩しかった。

添付の花はオタカラコウ。
一週間ほど前、山仲間と沢下りをしたときのもの。
見ごろ撮りごろだった。