茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

茶の道は禅の道に通じる・・・「茶禅一味」の心。

2024年08月24日 | Weblog

茶禅

一般に茶の湯と禅には何か関係があるらしい、というくらいは知っていることでしょう。栄西という禅僧が茶の種を中国から持ち帰ったところから生じています。実はこれは命がけの大変なことだったと思います。現在もそうですが、当時も農産物の持ち出し、持ち込みは厳禁であり重大犯罪です。栄西はそういう危険を冒してまで茶の種を持ち帰りました。その種を明恵上人に譲り、京都の栂尾に植え茶園を始めました。その茶園が軌道に乗り禅寺で座禅の前に茶を喫する習慣が始まりました。禅林茶湯です。それが積み重なり村田珠光の「茶禅一味」=茶の修行は禅修行のひとつである。という考えが生まれました。茶の湯では禅僧の墨蹟を重んじるようになり禅語を掛け軸にかざるようになりました。それが「茶禅一味」の心です。まさにお点前をする亭主の心は邪気を払い清らかな心で一服の茶を客におもてなしをいたします。

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