セミの声色々
日本の夏や秋の風景を語るのに蝉は欠かせませんね。俳句の季語に様々な蝉が登場するのは日本人の蝉への愛着ゆえでしょうね。蝉の中でも最も早く鳴き始めるのは、初夏の季語でもある松蝉。その松蝉が春に鳴くと春蝉と呼ばれ春の季語。梅雨明けに油蝉を始め沢山の蝉が鳴き出します。鳴き始めの頃の蝉を初蝉といい夏の季語になります。つくつく法師が鳴くのを聞くと夏も終ったかとちょっと寂しくなりますね。秋の季語になります。
しずけさや岩にしみいる蝉の声 芭蕉。
気の早い話ですが、もうすぐに夏がやってきます。