茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

日本最初の公園

2008年11月15日 | Weblog
今度のピンボケ・ツアーの最後の寄り道は白河にある南湖公園でした。この公園は1801年に当時の白河藩主松平定信(楽翁)により農業の灌漑用水池と庶民共楽の場として築営され、「南湖」の名称は城の南の湖の意味ですが、さらに唐の詩人
李太白が洞庭湖に遊んで詠った「南湖秋水夜無煙」の詩句から取り入れたと言われています。
  晴れた日に、水の輝くも佳し
  雨に濡れて、緑の艶めくも佳し
  雪に包まれ、静かに息づくもまた佳し
  花咲く春は笑うがごとく
  紅に染まる秋は歌うがごとし
  四季表情さまざま、南湖の情趣ここにあり
市民の豊かな憩いの場所として四季を通じて親しまれております。
それに併設されて近年作庭されたのがこの「翆楽苑」の日本庭園です。この名称は「南湖」の緑と水に通じる「翆」と楽翁公の精神を受け継ぎ、日本の伝統文化の伝承と活動の拠点となるべき施設であることから「楽」の一字を名称に入れ「翆楽苑」と名付けられました。丁度お庭も紅葉が奇麗で座敷で一服のお抹茶を頂きながらお庭を拝見しましたが、心の安らぐひと時でもあり旅の疲れも癒され、私たちの極楽浄土への旅も終わりました。
  
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虚空蔵さんと赤べこ

2008年11月14日 | Weblog
赤べこ=べことはこの地方では牛のこと会津三観音巡りの途中にある「やないずの虚空尊さん」にもお参りしてきました。
ここは日本三大虚空蔵尊の一つとして有名です。
「圓蔵寺」=臨済宗妙心寺派で大同2年(807)法相宗徳一大師の創建開基で、本尊福満虚空蔵尊は、弘法大師の作で、丑・寅年生まれの守本尊であり、霊験あらたかなことで名高く多くの参拝者で賑わっております。私の家内が丑年生まれなのでお守りを買いました。この本堂の難工事を手伝った赤牛は、「赤べこ」の発祥の地としても有名です。本堂の脇にはその赤べこの満子が首を振りながら私たちを迎えてくれました。もうひとつ有名なのは
「あわ饅頭」です。今から約180年前、圓蔵寺とその周辺が火災にあい、当時の和尚さんが二度と災難に「アワ」ないようにと粟を用いて饅頭を作ることを考えたと言われ、美味しい饅頭が誕生しました。
「赤べことあわ饅頭」とは面白い組み合わせですね。
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会津鉄道湯の上温泉駅

2008年11月13日 | Weblog
この家が駅 皆さん珍しい風景に驚くことでしょうが、まさしく駅舎なんです。ローカル色豊かなこの駅はシーズンとあって多くの観光客で賑わっておりました。特に最近この会津鉄道は東京からとても便利になり、浅草より東武日光線、
JR日光線の相互乗り入れが実現され、秋の紅葉の時期には紅葉特別列車も運行され、この湯の上温泉駅も大内宿への降車駅でもあり、今、人気スポットとして注目されております。駅舎内には囲炉裏もあり、冬の時期には火も灯りこの囲炉裏を囲んで地元の人々との交流はとても楽しい雰囲気でもあります。
いつまでも残しておきたい駅舎ですね。
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会津のお勧め温泉

2008年11月12日 | Weblog
私達のコロリ三観音巡りも無事終了し、後は楽しい温泉に入ることです。私達のピンボケツアーが選んだ温泉は会津湯の上温泉でした。会津西街道に面して大川沿いにあるのんびりと寛げる温泉です。近くには大内宿や塔のへつりなど人気スポットもありますが、ここの温泉は以外に静かで自然な環境で露天風呂も川の音を聞きながら、のんびりと入れます。www.f-onsen.com/ryokan-shinyuこの旅館は何度も利用してますが、家族的な暖かなサービスと露天風呂(源泉かけ流し)は人気があります。
御勧めの温泉宿です。この露天風呂に入り、観音さま巡りの疲れと三毒を奇麗に流し去りました。極楽・極楽
安楽コロリ信仰の教え 人はすべて三毒(貧・瞋・癡)によりてもろもろの苦悩を受ける。
三毒とは 貧(とん・むさぼり)邪=よこしまな慾のこと。
     瞋(じん・いかり)=腹を立てる怒りの心。
     癡(ち・ぐち)=不平不満のぐちをこぼすこと。
会津三観音を巡拝し、罪障消滅を念じれば苦しみを除き、現世に無比の幸福を得さしめ、寿命安楽、にして悲願の大往生をとげさせ給う。
西の極楽浄土を求め巡礼した私達のピンボケグループもすっかり露天風呂の湯けむりにひたり、楽しい旅を終わりました。
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会津コロリ三観音巡りと温泉Ⅲ

2008年11月11日 | Weblog
会津コロリ三観音の三番目の観音さまは西会津町にある金剛山 如法寺の「鳥追観音」です。この観音さまは、開創以来、信心するものには影身に沿って守護し、悪事災難は我に代わって受けると仰せられ、子授け、安産、子育て、出世など限りないご慈悲を伝えています。また金剛寿命尊をなで、肌守を念持すれば病魔が除かれ、安楽往生がかなえられると言われて若いカップルにも人気があります。
会津三十三観音の「番外祈願所」となっています。
「鳥追観音」は大同2年(807)徳一大師が坂上田村麻呂の祈願により創立したと言われ、たまたま行った日が御開帳でしたので本尊の行基菩薩が自ら敬刻開眼された聖観音で、胎内に一寸八分の鳥追観音を入仏した秘佛を拝観することが出来ました。本堂は慶長16年(1661)の大地震で倒壊しましたが、津川城主の岡半兵衛が再建しました。本堂の杉は西方極楽浄土へ導く意味を表し、東西向拝口と三方開きで、我が国で唯一の構造です。若方丈さんの面白い説明もあり、御堂には
左勘五郎作の「隠れ三猿」の彫刻がありこの猿を探し得た者は「福まさる」と縁起が良いそうですので私も懸命に探しましたが、残念ながら二つの猿しか見得ませんでした。方丈さん曰く、まだ雑念が多過ぎるとのことでした。煩悩が邪魔してしまいましたね。でも無事にこれで会津コロリ三観音巡りは終了いたしました。
金剛き山のごときの法の寺 まこと大悲の浄土なるらん
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会津コロリ三観音巡りと温泉Ⅱ

2008年11月10日 | Weblog
二番目の参拝寺は、会津坂下町にある「立木千手観音」=金塔山恵隆寺でした。この立木観音堂は鎌倉初期に創建されましたが、慶長地震で大破し元和3年(1617)に修理再建されました。ご本尊十一面千手観音は大同3年(808)に弘法大師が夢のおつげを受け、柱の大樹に一刀三礼の精魂をこめて彫刻した
像高二丈八尺(約8.5m)の一本彫。我が国最大の木像で慈悲あふれる大尊像で会津三十三観音の三十一番礼所です。
誠の心で参拝する人には、「むさぼり」「ねたみ」「いかり」の三毒は、三徳に変わり、七難は七福に変えていただけると信じられ、また、老若男女、貧富をとわず平等のご利益が「ころり」と授けられるといわれます。またこの堂内にも「抱きつき柱」がありましたので、私もこの柱に抱きつき満願成就のご利益があるように柱を抱いてきました。
遙々と参りて拝む恵隆寺いつも絶えせぬ松風の音
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会津コロリ三観音巡りと温泉

2008年11月09日 | Weblog
今月の7日・8日の二日間、前より予定してました福島県会津の霊場にある
「コロリ三観音」巡りに出かけました。紅葉の時期とあり東北道も多少混んではいましたが、予定通りにまずは最初の参拝寺である「中田観音」に参りました。会津三十三観音、三十番礼所であり「中田の観音さま」と呼ばれ会津地方だけではなく、全国各地より多くの信仰を集めています。
文永11年(1274年)に江川常俊が一人娘の突然の死を悼み、その菩提のため本尊を作ったと言われます。弘安2年(1279年)に建立されたので弘安寺と称しました。
観音堂内には「だきつき柱」があり信心の方がだきつくと何事も念願が叶えられると言われていますので私達も、この柱に抱きつき願事をしてきましたが、残念ながら本堂内は撮影禁止なのでお見せ出来ません。(笑)
とくに死の床についたとき、七日以内に成仏するよう柱を抱き念願すれば、心願成就疑いなしと伝えられ、別名「日ぎり観音」とも言われています。
あの野口英世の母シカが息子英世の火傷の治癒と立身出世を祈願し月参りをしたことでも知られています。
巡りきてよものちさとを眺むればこれぞ会津の中田なるらん
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ブルーインパルスの見事な曲技飛行

2008年11月05日 | Weblog
毎年11月3日の文化の日には埼玉県入間市にある航空自衛隊入間基地が一般開放され盛大なる「入間航空祭」が開かれます。航空ファンら約23万人が詰めかけてました。基地上空ではC1輸送機の編隊飛行や空挺隊による落下傘降下やヘリコプターによる消火、遭難者救助訓練など実戦さながらの訓練の成果が披露される他、
地上では防衛大学校儀仗隊によるドラム行進や、航空自衛隊中央音楽隊による演奏会など盛り沢山の催しが行われましたが、最も人気のあるのは宮城県・松島基地から参加してるあの「ブルーインパルス」の曲技飛行です。T4ジェット練習機6機による見事な空中の曲技飛行は、近距離でのすれ違い背面飛行や、6色のスモークで描くハートマークなどの高度な飛行演技には大勢の観衆より拍手がわき起こりました。
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