茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

八代亜紀「想い出通り」に愛する人との別れの悲しさに「源氏物語・桐壺」の詠んだ和歌を思います。

2024年02月02日 | Weblog

八代亜紀「想い出通り」Music Video FULL Version

昨年暮れに急逝した歌手の八代亜紀さんが師匠の宮沢淳さんの死に対して奥さんの悠木圭子さんに生前の想い出の歌詞を頼んで自ら作曲して素晴らしい曲を作りました。「想い出通り」歌詞も曲もとても素晴らしい作品であり私も聴いて感動の涙でした。「ひとり残された 今も貴方を思って想い出通りを歩いています。何故か熱い涙こみあげて 貴方に逢える気がする何時かはきっと いつかきっと」・・・とつづきますが八代亜紀さんの物悲しい歌声にはもうたまりません。この歌を聴いて私はハット思いました。あの「源氏物語」で最初に出てくる歌があります。「桐壺の巻」に出てくる桐壺更衣が死に際に宮中を去る時に詠んだ歌。「かぎりとて 別るる道の悲しきに いかまほしきは命なりけり」=もうこれが定めとお別れする死出の道が悲しいにつけても行きたいのは命永らえる道、生きる道のほうです。まさにその通りですね。私はこの二つの歌に人間誰しも愛する人との出会い別れには無常を感じます。

 

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