日本人の伝統のしきたり「お盆」も早いもので16日を迎え、「送り盆」の行事となりました。その代表的な行事が「京都五山送り火」です。五山の送り火は平安期に空海が初めた説が有名ですが、室町中期に足利義政が始めた説もありますが、数百年も受け継がれてる行事にはオドロキです。私も何度か見ておりますが、京都の人々は「オショライさん」と呼ぶ魂を再びあの世へと送り出す儀式として始めた「五山送り火」で、この「送り火」を見届けないと夏が終わらないと口にするほど暮らしに根ついた盆行事です。ここで京都の友人から聞いた面白い話があります。「京都五山」のごろ合わせ京都にある臨済宗の五大寺の総称で室町時代、足利義満の時に定められました。京都五山には寺格があり、別格に南禅寺、第一位=天龍寺第二位=相国寺、第三位=建仁寺、第四位=東福寺、第五位=万寿寺、となり、その語呂合わせが、
なぜ龍(天龍寺)は証(相国寺)人に(建仁寺)豆腐(東福寺)と饅頭(万寿寺)を食べさせるのか!・・・京都人はユーモアがありますね。今夜は五山すべての火床に火を灯す本来の形に戻行われます。NHKテレビでも生中継で放送されますのでゆっくりとみられそうです。併せて世界の平穏を祈願いたします。合掌