茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

日本人のしきたり「ハレ」と「ケ」・・・普段の日と特別な日を使い分けたワケ・・

2017年03月24日 | Weblog
昔から日本人は、ふだんどおりの日常生活を送る日を「ケ(褻)」と呼びました。これに対して、神社の祭礼やお寺の法衣、正月や節句、お盆などの年中行事、冠婚葬祭を行う日を「ハレ(晴れ)」の日として、単調になりがちな生活に変化とケジメをつけていました。
「ハレ」のときは、日常生活から抜け出して、特別な一日を過ごします。晴れ着を着たり、神聖な食べ物である赤飯や、餅を食べたり、お酒を飲んで祝ったりして、特別な日であることを示しました。
一方、「ケ」は普段通りの生活を送る日ですが、「ケ」の生活が順調にいかなくなることを「気枯れ」つまり「ケガレ」になるとし、とくに死や病、出産などはケガレと考えてきました。日本では古来より「ケガレ」を忌み嫌い、神に近づくのにふさわしい体になるために禊をし、身のケガレを取り除いて清め、お祓いをしました。

そして、このケガレを取り除いた状態が「ハレ」なのです。
今、新聞、テレビ、などこの話題で持ち切りで、日本中を沸かせていますが、果たして「ハレ」と「ケ」の人たちはどちらの方たちでしょうね。 もういい加減にしてもらいたいものです。
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