茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

「おくの細道・尿前の関(しとまえのせき)」~人馬同居の宿

2017年03月23日 | Weblog
サントリー BOSS CM 宇宙人ジョーンズ 「奥の細道」篇

今日は私達「古典の会」がありました。我が芭蕉さんも平泉を周り、疲れも見せず南下して出羽の国へと
山越の苦労をこぼしながら、風雨の為、むさ苦しい山中の宿に三日も閉じ込められました。
ここで詠んだ句がなんと「蚤虱馬の尿する枕もと(のみしらみ うまの尿(ばり)する枕もと」これはすごいぞ~「この宿は母屋に馬を飼ってるので、蚤、虱、にせめられるうえ、枕元に馬の小便する音が聞こえてきてびっくりした~」芭蕉さん本当に大変な苦労したようですね。
「尿(しと)と云わずに(ばり)と詠むなど野趣満々たる俳諧の妙味を感じさせますね。さすがだ~
私たち戦前育ちには、「蚤」「虱」は戦後の生活では大変な苦労させられましたが、今の若い人たちには「蚤」「虱」はもう遠く死語になっていますね。懐かしい思い出になっています。
コメント
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