4月23日,建交労長崎県本部のトラックの仲間が結集し,建交労長崎県トラック部会の結成総会が開催されました。
長崎県本部は,2012年9月の第13回定期大会で,組織拡大の重点業種をトラック労働者とし,運動を進めてきました。おおとり運送分会,光洋商事分会と相次いで新分会を結成しましたが,両分会とも,組合つぶしを目的とした廃業・解雇撤回闘争に突入し,全国の支援を受けながら長崎県本部の最重点闘争課題としてたたかい続けてきました。
その後,光洋商事分会は,裁判に全面勝訴し,昨年9月に中労委で和解が成立しましたが,おおとり運送分会は,長崎地裁で不当判決を受け,高裁の判決を5月31日に控えています。組織建設の面では,後藤運輸分会の結成によって,新たな行動展開の展望も広がっています。おおとり運送分会の逆転勝利を実現するとともに,今後,組合員の要求を前進させ,地域で影響力を持てる組織の建設を進めていくために,長崎県トラック部会を結成することとなりました。
当日は,長崎の組合員だけでなく,福岡,佐賀,熊本,大分,鹿児島のトラック部会の組合員が駆けつけ,各地の取り組みの報告と,長崎への激励を寄せてくれました。
総会に併せて,全国トラック部会の足立部会長による学習会を開催しました。国内の物流の90%以上を担いながら,厳しい経営や,低賃金・長時間労働という厳しい労働環境となっていますが,環境改善に向けたトラック政策を中心とした要求闘争強化について学びました。
最後は,総会で選出された宮﨑延昭部会長の団結ガンバローで締めくくりました。
今回の長崎県トラック部会結成総会と学習会が,九州ブロックでのトラック部会の連携を強化し,トラック大運動の推進の契機となるのではないか,と誰もが確信した内容となりました。