建交労長崎県本部

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トラック重大事故の続発・多発の状況~建交労のトラック政策㉒

2017年07月26日 09時53分15秒 | トラック政策

事業用トラックが第1原因となった交通事故は1990年以降急激に増加し、重大化しました。その後漸減傾向にありますが、大幅な減少には至らず、また、増減を繰り返しています。2011(平成23)年度は、死者数こそ減少しましたが、重大事故の発生件数・乗務員の起因数・重傷者数は増加しており、深刻な状況が続いています。

 

表とグラフは国土交通省自動車交通局が2013年2月に発表した「自動車運送事業用自動車事故統計年報」による2011(平成23)年度中における事業用自動車の重大事故に関する統計ですが、トラックにあっては、毎年2000件程度の重大事故が発生していることがわかります。

2002年(平成14年)を底に翌年より再び増加に転じていますが、この年にはさらなる「規制緩和」がおこなわれ、「区域制の撤廃」や「1の運行144時間」などが認められた時期と一致します。その後減少しましたが、2010年度から再び増加に転じています。

トラック重大事故の最大の要因はトラック運転者の「長時間・過労運転」にあると言われています。



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