無量大数 - 10の68乗の世界

個人用ストレージもテラバイトオーダーに到達した昨今、世界に散らばるさまざまなジャンルのトピックを拾います。

面従背反の愚か者たち

2009-10-15 21:52:20 | 政治・行政
会派の分裂じゃないだろう。次回の統一地方選挙で公認されなければオマンマ食い上げだもの。党の看板がなければ落選もありうる連中なんだろう。


1年半後の選挙では神杉は絶対に落選させますよ。この手で。



2009年10月15日付読売新聞埼玉版記事より引用

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 群馬県の八ッ場(やんば)ダム建設推進派の民主党県議7人が14日、超党派の推進議連から脱退することを決めた。会派の分裂を避けるために一本化を図った格好だが、一部県議は「処分や公認見送りの可能性が取りざたされたためだ」と証言している。

 民主系会派「民主党・無所属の会」(18人)では、党本部の方針と異なり、無所属2人を含む9人が推進議連に参加していた。

 この日の団会議で、民主党籍を持つ7人が15日に推進議連を脱退することを表明。自民党が9月定例会最終日の15日に提案する建設推進を求める意見書については、民主党籍の全員が反対することを申し合わせた。無所属の2人は推進議連にとどまり、意見書にも賛成する見通し。

 団会議後、推進派の矢部節団長は「会派分裂は避けなければならない」、松本佳和県議も「ダムだけが県議会の課題ではない。会派が割れることは政策を進める上で不利だ」と語った。

 しかし、ある推進派県議によると、会議前に行われた推進派の会合で「党の有力国会議員が、推進派の処分や次期県議選での公認見送りを示唆している」との発言があったという。

 会派は推進派に配慮し、政府に対して事業の検証と県への説明を求める声明文を提出する方針だが、神杉一彦県議は「推進議連をやめるのは最大の妥協案だが、ここまで来て中止する必要はないという考えは変わらない」と強調。別の推進派県議も「公認外しをちらつかせるやり方は汚い」と反発しており、すんなりと中止で一本化するかどうかは微妙だ。

 


羽田ハブ化と整備新幹線

2009-10-13 02:05:11 | 交通問題
GJ! 前原がまたやってくれた。さすがに防衛だけではなく各方面にヲタ的嗅覚をとぎすませているだけのことはあるな。


羽田国際ハブ化は北陸・北海道新幹線開業による国内線減便とセットであるのは言うまでもない。小松・富山・青森・函館・新千歳の大幅減便分を総計し、D滑走路供用で増える枠があればまがりなりにもハブ化は可能になる。北米・欧州便とアジア便とのすみ分けはまさに理想的だ。


成田が満杯で、乗り入れ要求をずっと断り続けた路線が何路線あるというのか。本当に損失以外の何物でもない。


旧運輸省航空局による行政が負の遺産ばかりを産んできたが、これからは少しまともになるのだろう。

100年単位で考えるべき交通問題

2009-10-12 02:06:07 | 交通問題
100年前の1909年、山手線は日本鉄道という私鉄の手によって「品川線」という名称で開通した。住宅密集地だった都心部を避け、当時草っぱらだった赤羽-品川間に線路を敷いたのである。


それからの発展はご存じの通り。もし現代の人が100年前にタイムスリップしたら、「こんな何にもないところに鉄道を引くなんて、バカですか!」と怒るだろう。


莫大な投資に見える鉄道建設も、きちんと需要が見込める区間であれば本当は100年で償還すれば毎年いくらもかからずに楽に償還できるのだ。スキーム次第、と毎度毎度呪文のように唱えるのはそのせいなのだ。


整備新幹線はよくやり玉にあげられるが、毎年数百億単位の線路使用料が国庫に入ってきたり、固定資産税やJRの法人税など、実は国民に大きく利益をもたらす事業なのだ、という視点がまるで欠けていることが問題だ。

CO2削減への不断の努力

2009-10-11 19:32:23 | 環境

整備新幹線は、費用対効果が最悪な長崎を含め5線全線の予算が認められた。前原の英断にとりあえずは拍手を贈りたい。


諸外国ではどこも例外なく鉄道の建設計画は目白押しであって、日本だけがどういうわけか目の敵にしている異常事態が続いている。フランスなどは高速鉄道の大規模な計画を実施中だし、さらに先陣を切って新規の都市鉄道の計画前倒しをしているわけだ。その他の国も熱心な中国をはじめまさに鉄道優位時代になっている、ということは知っておいても損ではない。


日本経済新聞2009年10月8日付記事より引用

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フランス政府は7日、パリ市周辺に大規模な地下鉄網を整備する
「大パリ計画」を承認した。パリの都心部とベルサイユ、シャルル・
ドゴールとオルリーの両空港など郊外を縦横に結ぶ地下鉄網で
総延長は130キロ。無人運転の列車を走らせる。渋滞解消と、
温暖化ガスの排出削減が狙い。新地下鉄網の恩恵を受ける
のは約500万人という。

総工費は200億ユーロ(約2兆6000億円)で、2012年に着工し22年
ころの完工を目指す。仏政府は高速鉄道(TGV)や、高速貨物鉄道網
の大規模延伸計画も相次ぎ打ち出している。
鉄道車両は仏の主要産業のひとつで、内需拡大の目的もある。


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鉄道産業の輸出もどんどん戦略的に増やす必要があるだろう。「国際規格」という強敵にどう立ち向かうか、という問題も含めて。


蛇足だが、ダムについて。


治水が大事ではないとは言わないが、「100年に一度」のストラテジはもう通用しないと思った方がいいだろう。堆砂という重要なファクタを無視して利水・治水を言っても、納税者としてはなんだかなあ、の世界である。出し平ダムがほぼ失敗した現在となっては、ほかのウルトラCが見つからない限り、寿命を延ばす方策はないのだし。


マイクロ水力など、環境負荷の小さい発電をどんどん導入すべき。大規模インフラはダムについてはもう主要なプレイヤーの座から降りざるを得ないと思う。


生存権の持つ意味を教育するべき!

2009-10-10 01:12:25 | 生活
http://d.hatena.ne.jp/Imamura/20091008/help


餓死者まで出ている現状を打開する特効薬はない。


社会全体が「沈没」しつつある状況下で、自分だけが犠牲になるという意思を持つ愚をいかに伝えるかということは本当に難しい。


中学高校時代から、「助けてほしい」と言うことを恥ずかしいとは思わないと教育しなければ、これからさらに悪くなるであろう状況下では、犠牲者はもっと増える。

市場化テストはやるの?

2009-10-09 01:02:54 | 政治・行政
『JRはなぜ変われたか』山之内秀一郎著を読む。


毎年1兆円を優に超える赤字を垂れ流していた旧国鉄が、なぜ数千億の黒字を叩きだす優良企業JRに生まれ変わったかについて書いてある。


ご多聞にもれず、天下りが横行し天下り先の下請け企業に市場価格とかけ離れた発注を行ったり、その他非効率性のオンパレードであったことが詳述されているのだ。


それは、そっくりそのまま現在の政府のありようであり、効率化を追求するなら少ない税金で大きな効果が得られる傍証になるのではないか、ということ。


一時期盛んに言われた「市場化テスト」を大胆に実施し、どう効率化されるかをやってみない限り、必要になる税金はいつまでたっても減らないどころか増える一方だろう。

鉄板が熱くならないと踊らない豆のように

2009-10-09 00:31:58 | 選挙

某所よりコピペ。若年層に多い傾向なのか。


痛い思いをしないとわからないのはまあその通りなのだが、痛い思いをしないでもわからせる方法があったら教えてほしい。


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大学の学生会選挙でのひとコマ。

立候補者「皆さん、学生会選挙に行かないと学園祭がなくなります」
学生「ふーん」「別に参加しないからどうでもいいや」
立候補者「学園祭がないということは、毎年学園祭に合わせて
設けられてきた独自の連休もなくなります」
学生「???」
立候補者「学園祭がなくなったので、講義も通常通り行われるということです」
学生「!!!!!投票所は何処ですか?」

学園祭はサークル加入者以外はあまり関係ない行事なんだけど、
大抵1週間程度は講義も休講になるので実に重要w
投票率の低下が自分の身にも影響を及ぼす、ということが
分かった時の反応は素早いんだけど、それ以外だと本当に鈍いんだよなー。


自分さえよければいい、という政治家のスタンス

2009-10-08 01:35:20 | 政治・行政

コピペしとこ。


こういう低レベルの「政治屋」しかいなかった日本は不幸ですな。


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ある自民党議員から聞いた話だが、地元の道路がもう少しの所でなかなか完成しない状態が一番良いのだと言う。

その時が最も選挙民から頼られて色々良い思いが出来るらしい。

議員の仕事はまず「陳情」された案件に少額でも良いから「調査費」名目の予算を付けさせる。

それが付けば案件は既成事実化する。次は着工に持ち込む。

着工しなければ中止の可能性もあるが、着工してしまえば後戻りは出来ない。ところがそこまで実現すると今度は完成しない方が都合が良くなる。

予算が足りないとか何とか言って完成に時間がかかる方が良い思いが出来る。


閣法と議員立法

2009-10-04 23:41:42 | 政治・行政
某代議士と会食。


「議員立法禁止」の報道は事実関係をきちんと確認しないプレスの暴走、とのこと。


やはりダメダメなプレスの一端がまた垣間見えた、というわけだ。


正確には、議員立法であっても政府と与党が統一してなされた見解に基づくものであって、閣法として法制化するのとなんら変わらないのである。要するに発案は議員レベルでも、法律としては内閣から提出するという「入口出口」の話だ、ということになる。


議員立法として許容されるのは、超党派でないとダメな場合のみ。これは当然許容される、とのこと。


またも発覚した、「1次ソースに当たることが出来ないと、誤解ばかりが生じる」という一例であった。