無量大数 - 10の68乗の世界

個人用ストレージもテラバイトオーダーに到達した昨今、世界に散らばるさまざまなジャンルのトピックを拾います。

まともなエンジニアリングなしに運転し続けた原発の実態がわかる記事

2011-03-19 11:25:59 | 核・原子力

http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51609495.html

「88:責任回避能力が高い人が出世します なのでイザというときに仕切ることができません…現場サイドはマニュアル、手順書がないのに操作すると保安規定違反だといわれ、マニュアルにないことは基本しませんし、できません。なので対応が後手になったと思います」



このマニュアル外のことはいっさい対応できません! という部分が今回の事故の本質かもしれない。


(やばすぎにつきタイトルなし)

2011-03-18 22:44:16 | 核・原子力

削除されるかもしれないので早速サルベージ。しかしネットってマジこわいねえ。こんなのまで載ってるんかあ。うーむ(さてこの記事の意味がわかる人いるかな?)

会長 勝俣 恒久 東京都新宿区左門町6番地
社長 清水 正孝 東京都港区赤坂4-14-14-2009
副社長 皷 紀男 東京都板橋区志村2-16-33-122
副社長 藤本 孝 神奈川県川崎市多摩区南生田6-5-19
副社長 山崎 雅男 東京都世田谷区等々力6-11-15-503
副社長 武井 優 東京都府中市入間町1-28-45
副社長 藤原万喜夫 東京都中野区白鷺2-13-4-503
副社長 武藤 栄 東京都東村山市諏訪町3-3-2


やはり想像通りのダメっぷり

2011-03-17 18:38:49 | 環境

様々な津波想定の情報公開を渋っていた時点でそうではないかと想像していたが、案の定か。


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北海道新聞2011年3月17日付記事より引用


福島原発設計 元東芝の技術者 「津波全く想定せず」

 東京電力福島第1原発を設計した東芝の元技術者、小倉志郎さん(69)=横浜市=が16日、東京の外国特派員協会で記者会見し「1967年の1号機着工時は、米国ゼネラルエレクトリック社(GE)の設計をそのままコピーしたので、津波を全く想定していなかった」と明かした。

 三陸沿岸は津波の多発地帯だが、津波が比較的少ない米国技術が今回の被害の盲点となった可能性がある。

 日本の原子力発電は英米の技術輸入で始まり、福島原発はそのさきがけ。小倉さんは1、2、3、5、6号機の冷却部分などを設計し「1号機は、日本側に経験がなく無知に近い状態だった。地震津波の多発地帯とは知っていたが、批判的に検討、判断できなかった」と話した。2号機からはGEの設計図を改良したが、「マグニチュード8以上の地震は起きない、と社内で言われた。私の定年が近くなってやっと、地震対策の見直しをしたが、それでも大地震は想定しなかった。責任を感じる」と述べた。


一から十まで全部人災の原発

2011-03-15 18:57:54 | 核・原子力

最悪の事故は起こるべくして起きた。フェイル・セーフには限界がある、ということ。これを予想したのは35年前の中学生時代。自分が生きているうちは起きないでくれ、と祈っていたがダメだった。


とにかく仕事が甘い。下記の2記事はそれを象徴している。カタストロフィを想像できない決定的な能力の欠如した人間たちに仕事をまかせるとこうなる。

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2011年3月1日 福島民友ニュースより引用


福島第1原発で新たに33機器点検漏れ

 保守管理の規定の期間を超えても点検を実施していない点検漏れの機器が見つかった問題で、東京電力は28日、経済産業省原子力・安全保安院に調査結果を最終報告した。報告では福島第1原発で新たに33機器で点検漏れが見つかった。県は「信頼性の根本に関わる問題」と東電に再発防止策の徹底を求めた。
 東電によると、福島第1原発で見つかった点検漏れは定期検査で行われる機器ではなく、東電の自主点検で定期点検が行われている機器。しかし、最長で11年間にわたり点検していない機器があったほか、簡易点検しか実施していないにもかかわらず、本格点検を実施したと点検簿に記入していた事例もあった。

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赤旗のサイトより引用

福島原発10基の耐震安全性の総点検等を求める申し入れ
                          2007年7月24日

東京電力株式会社
取締役社長 勝俣 恒久 様

日本共産党福島県委員会
委員長 最上 清治
日本共産党福島県議会議員団
団 長 神山 悦子
副団長 宮川えみ子
幹事長 藤川 淑子
原発の安全性を求める福島県連絡会
代 表 早川 篤雄

福島原発10基の耐震安全性の総点検等を求める申し入れ
 東電柏崎刈羽原発の中越沖地震への対応は、福島県民に大きな衝撃をもたらしたばかりか、多くの国民にも疑問と不安をもたらしている。東電がこれまでどんな地震にも大丈夫という趣旨の主張を繰り返してきたことと裏腹に、消火活動が出来なかったり、放射能を含む水が海に流出したり、放射性物質が3日間も主排気筒から放出されたり、原子炉建屋などの地震の波形データが大量に失われている。

 そもそも、1995年に阪神淡路大震災をもたらした兵庫県南部地震の岩盤上の地震動の記録は、日本の原発のなかでもっとも大きい地震に備えるとされる中部電力浜岡原発の設計値を越えていた。このことは1981年に原子力安全委員会が決定した原発の耐震指針の基礎が崩壊したことを示したものであった。

 以来、私たちは、国と電力会社に対して、耐震指針の抜本的見直しと原発の耐震新指針の確立を求めてきた。2006年、原子力安全委員会は「新耐震指針」を決定したが、原子炉を岩盤でなくとも建設できるとか、活断層がない場合の規定が曖昧など大きな後退や問題をもつものであった。

 今回発生の中越沖地震で柏崎刈羽原発を襲った揺れは、設計時の想定を最大3.6倍と大きく上回った。これまで兵庫県南部地震の事実を突きつけられても、原発の耐震性は大丈夫としてきた政府と電力会社の説明は完全に覆されていることを率直に認め、以下の対応を早急に取るよう求める。

  1. 中越沖地震から教訓として何を取り入れて対応したのか、また対応しようとしているのか。その上に立って、福島原発10基の耐震安全性を総点検すること。

  2. 東電は、柏崎刈羽原発の設置許可申請時におこなった海底調査で、今回発生した中越沖地震を引き起こした断層があることをつかんでいたことが判明している。
     これまで福島原発立地周辺の断層調査の全容と安全審査の対象にしたのはどの断層で、対象からはずしたのは何かを明らかにすること。

  3. 発電所内の自衛消防隊の消火体制の確立・強化をはかり万全をはかること。

  4. 福島原発はチリ級津波が発生した際には機器冷却海水の取水が出来なくなることが、すでに明らかになっている。これは原子炉が停止されても炉心に蓄積された核分裂生成物質による崩壊熱を除去する必要があり、この機器冷却系が働かなければ、最悪の場合、冷却材喪失による苛酷事故に至る危険がある。そのため私たちは、その対策を講じるように求めてきたが、東電はこれを拒否してきた。
     柏崎刈羽原発での深刻な事態から真摯に教訓を引き出し、津波による引き潮時の冷却水取水問題に抜本的対策をとるよう強く求める。

  5. 危機管理体制の再点検を行い、その結果を速やかに公表すること。

以 上


2度目の大震災経験

2011-03-12 01:44:51 | セキュリティ

阪神大震災の際は大阪市内で経験し、今度は埼玉で。


前回は電気がすぐ復旧したが、今回は9時間にわたって停電。いかに電気が重要かが身にしみた。


もはや系統は頼るべきでない。自家で何とかできるようにしないとな。数百万の初期投資とメンテ代はかかるが。


さて、次の大地震はいつ、どのくらいの規模で起きるか。