無量大数 - 10の68乗の世界

個人用ストレージもテラバイトオーダーに到達した昨今、世界に散らばるさまざまなジャンルのトピックを拾います。

きちんとした著作権管理システムにするのは当然の責務

2006-10-31 23:55:13 | 著作権
「全番組で楽曲の使用データを集めるのは大変」ですって。


は? そんな大変な仕事ですか? ものすごく簡単な仕事でわ? ホント、「では」でなく「でわ」というスラングを使いたくなりますよ。


船村徹が会長をやっている某団体。やはりというか、下記に引用した記事ではその優越的地位の濫用については一点も言及なし。なんだかなあ。


倖田某をはじめとする有名どころでもすでにELへの権利移転をしていることは世間ではほとんど知られていないわけで、多大なデメリットを相殺するに余りあるメリットは多大なのだろう。カラオケ収入などはJASRACがシマを独占し、ELには一銭も入ってこないというのに。



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http://www.asahi.com/culture/music/TKY200610250252.html より引用


音楽著作権「巨象」に挑む 「新参」イーライセンス
2006年10月25日
 著作権を管理する団体で最も知られている存在といえば、おそらく日本音楽著作権協会(JASRAC(ジャスラック))。音楽という大市場で、作曲家・作詞家らの著作権を一手に管理、楽曲を使った人からの徴収額は昨年度だけで1136億円に達する巨象だ。この巨象に、ひと味違ったサービスで挑む事業者がいる。まだアリのような存在だが、著作権者にとっても利用者にとっても、次代の著作権処理のあり方を考える契機になりつつある。

 大塚愛、倖田來未、Every Little Thing――。こうした人気アーティストの楽曲を含む約70曲をひっさげ、イーライセンス(東京都港区)が今月、放送使用料の管理に参入した。同社の05年度の徴収額は2.9億円だ。

 テレビ・ラジオの番組ではBGMからリクエスト曲まで大量に音楽が使われる。音楽著作権の中でも、特に巨額の使用料が動く。各著作権管理団体が放送局から徴収して、作曲家・作詞家、歌手、レコード会社に分配している。この中で、作曲・作詞家らへの分配を担うのは事実上JASRACだけだった。JASRACの05年度の徴収額1136億円に対し、NHK・民放などの放送使用料は259億円を占めている。

 しかし、01年10月に施行された著作権等管理事業法により、音楽著作権の管理事業の規制が緩和。JASRAC以外の参入が認められ、著作権者は管理団体を選べるようになった。すでに、利用を把握しやすいCDへの録音やネット配信では、01年からイー社が、02年からジャパン・ライツ・クリアランス(05年度の徴収額は4.3億円)が参入。後者は、ダウンロード数などの詳細なデータを著作権者に報告するなど透明度の高さを売りにしている。

 JASRACによる放送分野の著作権処理は各放送局に年間の放送事業収入の一定割合をまとめ払いしてもらう「包括契約」が基本だ。局にとっては、どの曲を何回、何秒使おうと額は同じで、手間がかからない。

 民放で多いCDの使用は、13週に1週のサンプル調査を各放送局にしてもらい、それを元に各作曲家らへの分配額を計算している。ある局で大量に使われても、それが調査時期から外れていれば、使用は捕捉されない。包括請求で利用者の簡便さを狙うのはJASRACの特徴ともいえ、放送以外でもカラオケボックスでの使用料を1室(定員10人まで)月額4000円とするなどしている。

 これに対し、イーライセンスが強調するのは放送分野でも「楽曲ごとの個別処理」をする点だ。1曲の使用料を、曲の使用時間などで細かく分類して規定。たとえば、民放テレビの全国放送では3分までの通常使用は1回3万円、15秒以下は5000円だ。

 JASRAC方式に対し、「分配額の計算根拠が不透明だ」と作曲家・作詞家から懐疑の声が上がったり、「プロモーション目的でCMなどの使用料を免除したくても規定が邪魔でやりにくい」(ある音楽出版社幹部)と不満が出ていたりしたことが背景にある。イー社では、権利者が望めば、使用料の値下げなどにも個別に対応する。

 JASRACも著作権者へのサービス向上を目指している。このほど、2012年度までに楽曲の使用回数などを電子データで局側から「全量報告」させ、著作権者の増収につながるよう使用料率も放送事業収入の0.5%(05年度の実質ベース)から0.75%まで値上げすることで、民放連との合意にこぎつけた。

 しかし、放送局など楽曲の利用者にとっては、楽曲管理の個別化・細分化の流れは、著作権処理コストの増加を意味する。TBSテレビの深尾隆一・コンテンツ&ライツセンター長は「全番組で楽曲の使用データを集めるのは大変だ」とこぼす。JASRACによる「独占」状態こそ利用者には楽だった、とささやかれるゆえんでもある。

 その点については、デジタル技術に期待する人もいる。

 バンド「カシオペア」のメンバーで作曲家の向谷実さんは、楽曲の著作権を公的機関に登録した上で、バーコードなどを使って利用の許諾から使用料計算までを自動処理できるシステムを提案する。「自分の曲がどこでどう使われるか完全に把握したいし、使い方も制御したいと作り手は思う。デジタル技術によって、使う側にも便利なシステムを作れるはず」

 著作物の利用がガラス張りで管理できる時代が近づく。より活発な利用が進み、表現や文化が豊かになるのか。逆に利用の自由度が奪われ、萎縮(いしゅく)してしまうのだろうか。

山地酪農

2006-10-30 00:24:57 | 環境
http://yamachi.jp


先週のNNNドキュメントでやっていた岩手の山地酪農はすごいな。山間傾斜地でも酪農ができるし。自然共生の極致。中洞牧場は有名だが、こっちも相当なもの。


それにしてもゼロからのスタートというのには頭が下がる。平成になった時点でも電気なしのランプ生活、食うや食わずの極貧というレベルからここまで牧場を育て上げた気骨・精神力は、逆立ちしても真似出来ないだろう。


季節によって味がダイナミックに変化するというノンパス・ノンホモ牛乳は一度飲んでみたいものだ。

優れたユーザインタフェースとは

2006-10-29 00:37:35 | ネット生活
てか、Vista がもうすぐ出るみたいだけど、期待しちゃってる人っているんですか?


弾さんとこにも書いてあったけど、そろそろもっと進歩的なUIにならないかなとか思います。流星号(古い!)じゃないけど、音声認識で「IEオープン」とか「開発環境オープン」とかコマンド登録しておくとウィンドウが開くのなんてすぐできるんじゃないですか? 「メール作成」「あて先は××」「本文」「送信」とか。


あとは可搬性も重要。メモリスティックやUSB接続のHDDなんかでハードウェアレベルでの可搬性は高まったのに、レジストリに登録してないと起動しないソフトは多いし。


ネットストレージとシームレスにデータがやりとりできるソフトなんかも当たり前になって欲しいです。いちいちFTPクライアント立ち上げたり面倒すぎ。


ブロードバンドが当たり前になってしばらく経つのでそろそろ出てきてもいい頃と思いますが。

ひよどり山有料道路が無料開放へ

2006-10-28 00:14:10 | 交通問題
http://www.mxtv.co.jp/tokyotoday/200609116.html


さすがは某カルト宗教の本拠地(笑)


てか、このくらい短い有料道路ってやっぱどこもダメなんだよ。「お得感」がでないもの。幹線道路の渋滞でも転移が少ないのはそのせい。


渋滞長緩和の社会への寄与度を考えれば、最初から有料で計画したのは間違いだったはず。

いじめと医療事故と

2006-10-27 22:35:05 | その他
児童相談所も学校も警察も周産期医療も、みんなパンクかパンクに近い状態。総体的に。


あくまで「総体的」という形容詞がつくが、たとえそんな形容詞をついていようがいまいが、問題を根っこから解決するにはどうしたらいいか、という議論はほとんどお目にかからない。こんなの↓は論外だし。

http://critic3.exblog.jp/5881898#5881898_1


「教師には子どもを守る責任がある。教科を教える前に、教師は生徒の安全を守る義務がある。」


じゃ、こまごました雑用も教材研究もなにもかも放り出して、休み時間も放課後も後者の裏や生徒たちが立ち回りそうな場所を徹底的に監視しますか?


それができるならとっくの昔にみんなやってるんじゃないでしょうか? 現場を知らないでモノを言ってるだけ。すべては現場の大変さを見てから議論が始まるでしょ?


当事者を責めるだけで解決するなら楽なもんです。社会全体が問題解決に知恵を出さない限り、すぐ再発するのは当然。


必要なところに知恵と予算と人手をかける。かけられない、かけたくないなら問題を当事者に押し付けて逃げない。そこからがスタートラインになるはずなんだけど。


業界符丁-ソフト業界(IBM編)

2006-10-25 00:23:15 | ソフトウェア全般
http://blogs.itmedia.co.jp/tsuruta/2006/09/post_d946.html


MS本社なんかもいろいろあるようだな。granularity なんて言葉、一般人はまず使わないし。


子どもの頃はスジ屋になりたかった。寿司屋じゃないよ、スジ屋。方眼紙にスジばかり引いていたんだよなあ、当時は。


さて、この職種をあらわす符丁を使っている業界はどこでしょう? わかった方先着1名様に図書券500円分プレゼント(嘘)

熊谷弘の分析

2006-10-25 00:18:16 | 選挙
普段は補選などどうでもいい話というスタンスだし、実際にTVなんかも見てなかったんだけど、ちょっとだけ言及。


神奈川16区ってずっと超の上に超の文字が何個もつくくらいの保守地盤だったのに...この票差にはけっこう驚いた。北風やF合戦(意味わかりますね?)でフル回転だったカルト宗教プラスあの低い投票率では最低でもダブルスコアでしょ、普通。うまくすればトリプルもありでしょ。過去の亀井父などの得票率をちょっと調べればすぐわかる話なんだが。


こういうことを完全にねぐってるプレス関係者諸君。イーホームズの件と同様、終わってますね。


余談だけど、熊谷弘という3流政治家はじつはこういう分析は超一流だったのよ。ほとんど誰も知らないどーでもいい話だけど(笑)

「いじめシェルター」を作れ!

2006-10-23 00:33:25 | 生活

http://d.hatena.ne.jp/Maybe-na/20061021/1161456492


あまいな。通ってた私立でも陰湿ないじめはあったぞ。特にうちの学校は勉強第一だったから親からプレッシャをかけられた子は往々にしてイジメに走り勝ち。


かつ、思春期で自我が目覚めるといじめられているなんて「かっこわるい」ことは親には言いにくいもの。むろん教師にいえば「チクった」とさらにエスカレートだ。


弊ブログ子もターゲットにされかけたが、カッターを隠し持っていってやられそうになったら刃を出して振り回す。これだけ劇的に効果があった。執拗にやってくるヤカラには、休み時間にみんなのみてる前でマジ格闘。ボコボコにしてやれば二度としません。


...ってのは「ある程度」強い意志や精神力がないと出来ないのは自明です。で、解決策としては...


死ぬよりは不登校の形で逃亡する方が何倍もマシ。このメッセージを誰もが認識できる形で全面的に打ち出す。それだけでは不十分で、公的に「シェルター」を作り、一時避難させる。これ以外に解決法があるなら教えて欲しいものだ。




銀河鉄道の夜

2006-10-21 00:58:41 | 著作権

だけじゃなくて、船が空を飛ぶというコンセプトが完全に一致しているこっち↓もパクり疑惑が持ち上がっている松本氏。盗人たけだけしいとはこのことですね(笑)


梶原一騎原作・団鉄也作画「新戦艦大和」




「子や孫どころか未来永劫」自分の作品の著作権は保持したいとのたまっていた松本氏。まあ、社会から得たものは多いのに、社会には一切還元しないという姿勢を持つ時点で完全に性根が腐ってるんですが、やはりというか。


999のタイトルを見て「普通の人」ならとうぜんあれをパクっていると思うでしょう。宮沢賢治の遺族に了承を得たとのことですが、ぜひその証拠となる文面を見せていただきたいものです。あと、著作者本人や家族に了承を得ればパクりもOKということですから、ぜひこちらも模倣した芸術性溢れる面白い作品をいろいろと出したいので、ご了承ください。>松本氏


年末には仕事も一段落しますので、宝塚造形芸術大学へ行ってこれらをご本人に直接お尋ね&お願いしたいですね。


そうそう、いつも楽しく読ませていただいている okanyan 氏のこの↓記事ですが、
http://blog.goo.ne.jp/okanyan/e/443a76ed1cf1c57c1f9f4c73d74d1287


>事前にジャスラックの承認を得る必要があります。ご注意を!

という注釈は、「JASRAC非管理楽曲」にはあてはまりませんのでご注意を。必ず事前に管理楽曲かどうかをサイトで調べておきましょう。


JASRACといえば文部科学省高級官僚の天下り先として、著作権ゴロどものセーフハーバー(笑)なわけですが、牧歌組合さん↓にさんざんいちゃもんつけた挙句、都合の悪い公開質問は結局完全無視ですかそうですか。

http://d.hatena.ne.jp/dukkiedukkie/
http://ameblo.jp/dukkiedukkie/


更新がないんで寂しいです...