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無量大数 - 10の68乗の世界

個人用ストレージもテラバイトオーダーに到達した昨今、世界に散らばるさまざまなジャンルのトピックを拾います。

MIAU設立!

2007-10-17 13:48:15 | 著作権
http://miau.jp/


声高な権利者側の主張ばかりが跋扈する著作権関連業界に一石を投じる動きが。


あらゆる著作物はそれを使用・利用する人間がいなければ一銭にもならないのだ、という基本をわかってもらう必要がある。



食べることすらままならないミュージシャンたち

2007-09-21 00:36:35 | 著作権
http://www.itmedia.co.jp/anchordesk/articles/0708/21/news013_2.html


著作隣接権うんぬん以前に音楽家たちの生活が瓦解しているという現状はあまり知られていないだろう。


最近流行の音楽は聴いていないが、打ち込みばかりではギタリストもピアニストも誰もいらない、という事実にはやはりショックである。


彼らが食いぶちを求めて著作権利権の一角に食い込もうとしている理由がようやくわかった。

きちんとした著作権管理システムにするのは当然の責務

2006-10-31 23:55:13 | 著作権
「全番組で楽曲の使用データを集めるのは大変」ですって。


は? そんな大変な仕事ですか? ものすごく簡単な仕事でわ? ホント、「では」でなく「でわ」というスラングを使いたくなりますよ。


船村徹が会長をやっている某団体。やはりというか、下記に引用した記事ではその優越的地位の濫用については一点も言及なし。なんだかなあ。


倖田某をはじめとする有名どころでもすでにELへの権利移転をしていることは世間ではほとんど知られていないわけで、多大なデメリットを相殺するに余りあるメリットは多大なのだろう。カラオケ収入などはJASRACがシマを独占し、ELには一銭も入ってこないというのに。



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http://www.asahi.com/culture/music/TKY200610250252.html より引用


音楽著作権「巨象」に挑む 「新参」イーライセンス
2006年10月25日
 著作権を管理する団体で最も知られている存在といえば、おそらく日本音楽著作権協会(JASRAC(ジャスラック))。音楽という大市場で、作曲家・作詞家らの著作権を一手に管理、楽曲を使った人からの徴収額は昨年度だけで1136億円に達する巨象だ。この巨象に、ひと味違ったサービスで挑む事業者がいる。まだアリのような存在だが、著作権者にとっても利用者にとっても、次代の著作権処理のあり方を考える契機になりつつある。

 大塚愛、倖田來未、Every Little Thing――。こうした人気アーティストの楽曲を含む約70曲をひっさげ、イーライセンス(東京都港区)が今月、放送使用料の管理に参入した。同社の05年度の徴収額は2.9億円だ。

 テレビ・ラジオの番組ではBGMからリクエスト曲まで大量に音楽が使われる。音楽著作権の中でも、特に巨額の使用料が動く。各著作権管理団体が放送局から徴収して、作曲家・作詞家、歌手、レコード会社に分配している。この中で、作曲・作詞家らへの分配を担うのは事実上JASRACだけだった。JASRACの05年度の徴収額1136億円に対し、NHK・民放などの放送使用料は259億円を占めている。

 しかし、01年10月に施行された著作権等管理事業法により、音楽著作権の管理事業の規制が緩和。JASRAC以外の参入が認められ、著作権者は管理団体を選べるようになった。すでに、利用を把握しやすいCDへの録音やネット配信では、01年からイー社が、02年からジャパン・ライツ・クリアランス(05年度の徴収額は4.3億円)が参入。後者は、ダウンロード数などの詳細なデータを著作権者に報告するなど透明度の高さを売りにしている。

 JASRACによる放送分野の著作権処理は各放送局に年間の放送事業収入の一定割合をまとめ払いしてもらう「包括契約」が基本だ。局にとっては、どの曲を何回、何秒使おうと額は同じで、手間がかからない。

 民放で多いCDの使用は、13週に1週のサンプル調査を各放送局にしてもらい、それを元に各作曲家らへの分配額を計算している。ある局で大量に使われても、それが調査時期から外れていれば、使用は捕捉されない。包括請求で利用者の簡便さを狙うのはJASRACの特徴ともいえ、放送以外でもカラオケボックスでの使用料を1室(定員10人まで)月額4000円とするなどしている。

 これに対し、イーライセンスが強調するのは放送分野でも「楽曲ごとの個別処理」をする点だ。1曲の使用料を、曲の使用時間などで細かく分類して規定。たとえば、民放テレビの全国放送では3分までの通常使用は1回3万円、15秒以下は5000円だ。

 JASRAC方式に対し、「分配額の計算根拠が不透明だ」と作曲家・作詞家から懐疑の声が上がったり、「プロモーション目的でCMなどの使用料を免除したくても規定が邪魔でやりにくい」(ある音楽出版社幹部)と不満が出ていたりしたことが背景にある。イー社では、権利者が望めば、使用料の値下げなどにも個別に対応する。

 JASRACも著作権者へのサービス向上を目指している。このほど、2012年度までに楽曲の使用回数などを電子データで局側から「全量報告」させ、著作権者の増収につながるよう使用料率も放送事業収入の0.5%(05年度の実質ベース)から0.75%まで値上げすることで、民放連との合意にこぎつけた。

 しかし、放送局など楽曲の利用者にとっては、楽曲管理の個別化・細分化の流れは、著作権処理コストの増加を意味する。TBSテレビの深尾隆一・コンテンツ&ライツセンター長は「全番組で楽曲の使用データを集めるのは大変だ」とこぼす。JASRACによる「独占」状態こそ利用者には楽だった、とささやかれるゆえんでもある。

 その点については、デジタル技術に期待する人もいる。

 バンド「カシオペア」のメンバーで作曲家の向谷実さんは、楽曲の著作権を公的機関に登録した上で、バーコードなどを使って利用の許諾から使用料計算までを自動処理できるシステムを提案する。「自分の曲がどこでどう使われるか完全に把握したいし、使い方も制御したいと作り手は思う。デジタル技術によって、使う側にも便利なシステムを作れるはず」

 著作物の利用がガラス張りで管理できる時代が近づく。より活発な利用が進み、表現や文化が豊かになるのか。逆に利用の自由度が奪われ、萎縮(いしゅく)してしまうのだろうか。

銀河鉄道の夜

2006-10-21 00:58:41 | 著作権

だけじゃなくて、船が空を飛ぶというコンセプトが完全に一致しているこっち↓もパクり疑惑が持ち上がっている松本氏。盗人たけだけしいとはこのことですね(笑)


梶原一騎原作・団鉄也作画「新戦艦大和」




「子や孫どころか未来永劫」自分の作品の著作権は保持したいとのたまっていた松本氏。まあ、社会から得たものは多いのに、社会には一切還元しないという姿勢を持つ時点で完全に性根が腐ってるんですが、やはりというか。


999のタイトルを見て「普通の人」ならとうぜんあれをパクっていると思うでしょう。宮沢賢治の遺族に了承を得たとのことですが、ぜひその証拠となる文面を見せていただきたいものです。あと、著作者本人や家族に了承を得ればパクりもOKということですから、ぜひこちらも模倣した芸術性溢れる面白い作品をいろいろと出したいので、ご了承ください。>松本氏


年末には仕事も一段落しますので、宝塚造形芸術大学へ行ってこれらをご本人に直接お尋ね&お願いしたいですね。


そうそう、いつも楽しく読ませていただいている okanyan 氏のこの↓記事ですが、
http://blog.goo.ne.jp/okanyan/e/443a76ed1cf1c57c1f9f4c73d74d1287


>事前にジャスラックの承認を得る必要があります。ご注意を!

という注釈は、「JASRAC非管理楽曲」にはあてはまりませんのでご注意を。必ず事前に管理楽曲かどうかをサイトで調べておきましょう。


JASRACといえば文部科学省高級官僚の天下り先として、著作権ゴロどものセーフハーバー(笑)なわけですが、牧歌組合さん↓にさんざんいちゃもんつけた挙句、都合の悪い公開質問は結局完全無視ですかそうですか。

http://d.hatena.ne.jp/dukkiedukkie/
http://ameblo.jp/dukkiedukkie/


更新がないんで寂しいです...


ようやく動き出す著作権登録制

2006-09-06 03:47:51 | 著作権
過去の貴重な映像資産群にユーザが容易にアクセスできるようになるのも近いだろう。

これは映像に限った話ではない。古い時代の雑誌の復刻(オンラインも可能)なども容易になる。いちいち国会図書館へ行かないといけない状況は改善されるか。

同時に権利者のわがままで非公開とする方向性にも歯止めをかけられないものか。見逃してイライラさせられるのはもうヤメにしてもらいたい。


読売新聞2006年9月5日付記事より引用

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著作権の登録制試案、総務省が正式発表

 総務省は5日、過去のテレビ番組のネット配信などを促進するため、著作権利者の登録制度創設などを柱とする試案を正式発表した。

 総務省は今後、文化庁など関係各省庁に試案の具体化を呼び掛けていく。

 試案は、総務省の著作権制度に関する勉強会がまとめたもので、総務省の「ユビキタスネット社会の制度問題検討会」が5日公表した最終報告書で、試案を具体化する必要性を指摘した。

 テレビ番組などをネットで配信する場合、番組の脚本家や原作者、出演者などすべての権利者の許諾を得る必要があるが、試案では、新たな登録制度を創設し、登録した著作物については、権利者の所在がわからない場合でも、文化庁長官の判断で、著作物の対価となる補償金を裁判所に支払えば、権利者の許諾がなくても番組の再利用を認める内容となっている。(以下略)


絶版にされた本はパブリック・ドメインに!

2006-08-31 01:02:58 | 著作権

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/08/30/13132.html

より引用

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「絶版になった本など、人類共有のナレッジ資産にアクセスしたいけどできないということであれば、別の手立てで解決していくことになる。それは、著作権法の問題ではないかもしれない。文化や国のアイデンティティの問題として、国が税金を使ってでもやるべきことかもしれない。

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とんでもない! こんなものに貴重な税金を投入すべきじゃありません。青空文庫をごらんなさい。誰にリクエストされなくともちゃんとボランティアで機能しているんです。


死蔵された書物を生き返らせることなど簡単ですね。絶版化=著作権の放棄とみなす、という法律が一行あればいい。ビジネスとしてはもはや成り立たないと権利者側が自ら認めたことなのですから。これで電子化も進むし、そうすれば引越しのたびに大量の紙媒体を無駄に運ぶ必要もなくなります。知人のD市議のように蔵書のために庭に大きな本の部屋をわざわざ作る必要もないですし。


大昔、プログラミング・ツールの世界は大量の紙のマニュアルで死にそうでした。Cコンパイラはパッケージで17kgあったということです。いまは紙媒体がほとんどない軽いパッケージだけ。同じことが将来一般書でも起こり得る、と思っています。


ネット時代で本当の意味での「知の集積」が可能となりつつあります。これを生かすも殺すも人間次第なわけですね。


【速報】著作権延長寸前映画の訴訟で所有者側が敗訴

2006-07-11 23:48:40 | 著作権
当然といえば当然の判決。

本来著作物は一定期間経過後はパブリック・ドメインとするのが普通。著作権法が制定された当初の法の趣旨にかなう。未来永劫著作権者が所有するという考え方は根底から誤っている。

収益をすべて独占し、社会への還元を怠っている者たちに未来はない。


読売新聞2006年7月11日付記事より引用

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廉価DVD訴訟、53年映画は著作権消滅…東京地裁

 映画「ローマの休日」と「第十七捕虜収容所」の廉価版DVDの販売を巡り、著作権の所有を主張する「パラマウント・ピクチャーズ・コーポレーション」(米国)が、東京都内の販売会社を相手取り、販売差し止めの仮処分を求めていた裁判で、東京地裁(高部真規子裁判長)は11日、「著作権の保護期間は満了している」と述べ、申し立てを却下する決定をした。

 名作の当たり年とされる1953年公開作品については、保護期間が50年か70年かを巡り業界で見解が分かれていたが、著作権は切れたとする初の司法判断が下された。
(後略)

還流防止措置の結果は?

2006-06-18 01:11:08 | 著作権

すべての心有る音楽ファンを敵に回し、強力なロビー活動で著作権法まで改悪させたレコ協。鳴り物入りで出来た還流防止措置だが、果たしてその結果は?


彼らのいう「海外へのライセンス数増加」という目標は達成されたのか? 有意な数字は出たのか? 中国韓国などでの売上は飛躍的に伸びたのか?


税関の仕事を思い切り増やした分以上の国税への貢献が十二分になければいけないはずですが? そこんとこはっきりさせてくださいよ、依田前会長。あと、彼らを応援した総裁候補(笑)の河野太郎さん。




懲りないJASRAC

2006-05-19 01:50:59 | 著作権
懲りないですねえ、このカネの亡者どもは。

音楽を聴いていない市井の人たちからも毟り取ろうなんて強欲丸出しなその態度、あの世へ行ったら煉獄行きですよ。

まあ、おそらく実現しないでしょうが、もし万が一実現した暁には音楽聴かない人たちと共闘して暴動起こしちゃいますから(笑)



http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060517/117177/ より引用


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パソコンも私的録音補償金の対象に

 JASRACは,2005年11月に文化審議会が,ハード・ディスク装置(HDD)を内蔵する携帯型音楽プレーヤを私的録音補償金の対象機器に指定することを見送った件で2006年2月,「大きな問題を残した。当協会としてはこれら機器を私的録音補償金の対象とすべきと考えており,今後も引き続きその対応を求める」との意見を表明していた(Tech-On!関連記事)。報告会でもあらためてこれに触れて,「iPodだけでなくパソコンも含め,私的録音への対応を考えたい。パソコンはオーディオ専門機ではないが,音楽配信サービスの利用実態に着目して補償金の対象としたい」(常務理事の泉川昇樹氏)とした。JASRACでは2006年4月より検討を開始しているという。